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30ページ目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


翌朝


あたし「えー!?あんた昇級したの!?ずっるーい!」


フツメン「おめでとうございます、隊長」ケイレイ


ゴロ「あー、いつも通りでいいよフツメンさん…隊長っていってもそんな大層なものじゃないから」


あたし「あたしも昇級できないか今度艦長に聞いてみようかなぁ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


現地兵「さて、今日の作戦は工場地帯の制圧だ」


ゴロ「制圧というと、具体的に何をすればいいんでしょうか?」


現地兵「うむ、具体的には工場地帯を囲むように配置された敵の防衛部隊を全て倒すのが君たちのすることだ」


あたし「工場地帯を囲むように…ってどんだけいっぱい倒せばいいのよ!めちゃくちゃ広いじゃない、工場地帯」


現地兵「もちろん君たちだけで全滅させろ、とは言わない。他の味方部隊と連帯しながらだ」


現地兵「それでゴロくんのロボットには仮設の暗号送受信器を付けた。なので味方の隊長機とは戦場で無線通信しても、敵には聞かれないはずだ」


あたし「そんな便利なものあるんなら、コロニー軍のロボットの標準装備にすればいいのに」


現地兵「装置がでかいから一回の戦闘で大体は壊れるんだ。装甲で覆ったら感度悪くなって使えないし、そもそも高いから常にはつけれないし…」


あたし(あ、色々ご都合があるのね…)


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ゴロ「さて、ぼくたちの小隊は20分後にB地区の防衛部隊を潰しに行って、そのまま南東側へ向かって道中の防衛部隊を片っ端から潰すよ」


あたし「だいたい工場地帯を反時計周りにいく感じね」


フツメン「ふむふむ」


ゴロ「途中で味方から応援要請があればそちらへ向かうし、逆に敵の数がすごく多い時は味方を呼ぶから」


あたし「まあ普通の作戦な感じね」


ゴロ「それじゃ、各自遅れないようにね。じゃ20分後にまた会おう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


工厰


ゴロ「ふぅ、出発まであと3分か…」カチャカチャ


ゴロ(えーっと、この後付けマイクが例の装置のマイクで…このボタンで通信先とかを選ぶのかな)ポチポチ


装置「アンゴウサイセイ…ンガガガガ」


ゴロ「うお…大丈夫かなこれ」ポチ


装置「ツウシンハ…アリマセン」ゼロケンデス


ゴロ(うーん、正常そう?まあいいや、設定終わりっと)


ピピッ


あたし「もしもし、ゴロ?えっとね、準備できたから…なんていうか報告?ってやつ」


ゴロ「うん、ちゃんと時間前に準備できて偉いよ。今日も一緒に頑張ろうね」カチャカチャ


あたし「う、うん。一緒に頑張ろうね」


フツメン「やあ、こっちも準備終わりましたよ。今日は3機は落として見せますからね」ニコリ


ゴロ「いい気合いだね、ぼくも負けてられないや…お互い全力で戦おうね」カチャカチャ


ゴロ(よし、二人とも大丈夫そうだ。残る心配はぼくがこの装置を使いこなすかってだけだな)


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