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翌日
艦長「えーこれよりコロちゃん号は予定通り惑星ケシカスの辺境大陸へ降下する。みんな戦闘体制はいっといてね。繰り返す…」
あたし「いよいよ戦闘ね…」
フツメン「あばば…死にたくない死にたくない…」ギョロメ
ゴロ「ちょ…落ち着いて…ぼくもこの子もあなたをサポートしますから…」
あたし「えー!?あたしサポートなんてできないわよ!?」ギョウテン
フツメン「ごごごゴロくん…キミだけが頼りだ…」ガタガタ
ゴロ「とにかく落ち着いてゲーム通りに動かせば大丈夫ですから…」
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惑星ケシカス
あたし「よし行くわよー!」ブーン
フツメン「おああああ!高いよおおおお」グルリン
ゴロ「ちょ、ちょっと!落ち着いて!メチャクチャに動くと緊急回避が作動して、Gが半端なくかかりますよ!」ワイヤバシ
フツメン「ゼェゼェ…」グッタリ
あたし「なにやってんだか…」
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惑星軍 ケシカス支部
敵さん「なに?補給部隊を潰された?前線へ渡す物資が道中へ置き去りだと?」
敵将「なあ俺たちの補給は終わったしもう帰ろうぜこんな惑星…こんな田舎惑星にずっといるなんてゴメンだぜ?」
敵さん「今の報せを聞いて帰れるかバーカ!前線じゃお腹すかせたやつがわんさかいるんだぞ!」タブン
敵将「えーめんどくっせー…そうやってやらんで良いことしようとして、しょっちゅうミスるからお前は昇格できんのだ」
敵さん「うるせえぞ!お前みてえなお飾り少将になるくらいならずっと大尉止まりでいいもんね!というわけで行くから俺!」
敵将「チッ…お前が行くなら俺も行かなきゃいけねえだろうがよ…」
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前線
あたし(うし。ここらで狙撃をしますか…)カチャ
フツメン(あばばなんで彼女いきなり止まってライフル構えたんだろう…)ドキドキ
ゴロ(やばいな、フツメンさんの状態が思ったより芳しくない…頼むから落ち着いて…)
現地兵「お!?あの識別信号は友軍か!加勢に来たんだな!?」ワイヤバシ
あたし「ん?通信…もしもし?」
現地兵「こちらコロニー軍ケシカス支部の者だ!加勢に来たんだな?」
あたし「そうよ」
現地兵「つい先程、先行していた部隊が敵の補給部隊を発見し潰した!敵補給部隊の足跡から、惑星軍の駐屯地の予想をしてたとこだ!」
あたし「あー、えーっと…」
あたし(いきなりドバドバ情報送らないでよ!分からないわよそんなこと言われても!)
あたし「と…とりあえず分かったわ!あたしたちは3機いるんだけど、何をすればいい?」
現地兵「そうだな、うちの部隊はみな消耗してて整備待ちだ。なので君たちで駐屯地がどこら辺にあるか見に行ってほしい」カチャカチャ
現地兵「よし…っと。駐屯地の予想場所を送信した!それでは頼んだぞ!」
あたし「分かったわ!」
あたし(駐屯地を見に行けばいいのね…よし、ゴロたちに伝えよう)ワイヤバシバシ
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敵さん「よし!あれが置き去りの物資だな!コロニー軍どもめ、いくつかパクってやがるな…!」
敵さん2「隊長!自分たちはコンテナを担いで運ぶんで戦闘お願いします!」
敵さん「分かった!だが、攻撃が来たら迷わず捨てて避けに専念しろ!モノより命だ!」
敵さん3「うっす!」ガチャーン
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