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4日後
軍医「さすが子供だな。もう完全に治ったようだ、完治おめでとう」
ゴロ「ありがとうございます!はぁ…やっと固いもの食べれる…」パァァ
あたし「よかったわね!じゃ、早速お祝いにホタテでも食べましょ!」
ゴロ「チョイスはよく分かんないけどありがとう!それじゃ先生、また何かあったらよろしくお願いします」
軍医「おう!二人とも気を付けて戦うんだぞ、じゃあな」
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食堂
艦長「むほ?二人してこんな時間に食事か?一体どうしたのじゃ」
ゴロ「怪我が完治したので、久しぶりにまともな食事ができるんです。もう今すぐ何か噛みたい気分で…」
あたし「艦長っていつご飯食べてるのかと思ったら、こんな中途半端な時間に食べてたのね」
艦長「色々と艦長職は忙しくて、不規則な生活になるんじゃ…最近は副長が補充されたから、少しは楽になったがの…」ハァ
ゴロ「ああ、そういえばすごく人増えましたよね。ぼくもどなたがどんな持ち場についてるのか、あやふやで…」
あたし「だよねー。結局、最初からいたクルーたちにばっか話しかけてる気がするわ」
艦長「ま、たまによく分からんクルーに話しかけられてもヘコヘコしなくていいからの。階級じゃ君たち上から3番目なんじゃし」
ゴロ「はあ」
あたし「そうなのね…ところであたしたちって階級なんなの?大将…はないとしても、上から3番目なら大佐とか?」ワクワク
艦長「大佐はワシじゃよ。君たちは上等兵じゃよ」
あたし「上等兵!…ってどのくらいすごいの?」
艦長「そうじゃのぉ、たしか下には二等兵、一等兵がいて」
あたし「うんうん」
艦長「上には兵長、伍長、軍曹、曹長、少尉…といっぱいいる」
あたし「ええー!クソザコじゃん!」ガックシ
ゴロ「仕方ないよ、確か伍長より上は下士官でちゃんと軍隊学校とか行ってないと、そもそもなれないはずだし…」
艦長「まあもちろん、実戦で多大な戦果をあげたり、ハイリスクな任務を十二分に遂行したりすれば少尉にもなれるし大佐にだってなれる」
あたし「にしても上等兵て…下から3番目…」ガックシ
艦長「それでもクルーの大半は一等兵、二等兵やそれと同等の階級。艦長と副長くらいしかずば抜けて階級高いのはおらんよ」
ゴロ「すいませんフォローまで…ほら、ぼくたちもそろそろ注文するよ」
あたし「はぁ…上等兵…」ブツブツ
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艦内随所
あたし「ね、あんた階級なに?」
整備士「ん、俺か?確か一等整備士だったぜ」
ゴロ「えーっと、たぶん一等兵相当だね…」
あたし「ふーん…おし次!」
ドタドタ…
操舵手「俺?一等航海士だぞ」
砲撃手たち「俺らは二等兵っすよぉ」
クルー「俺は一等兵だよ」
あたし「ほんとにみんなショボい階級なのね…」
ゴロ「漫画とかじゃしょっちゅう大佐とか少尉とか出るけどね」
あたし「までも、あたしの地位は高いようで安心だわ!パイロットサマサマね!」ハナタカ
ゴロ「あんまり偉そうにしないんだよ…階級はともかく、みんな年上なんだから…」
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