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フツメン「沈めた理由も気になるし、超人的なパイロットのことも気になる。今あの艦にはコロニー軍でも指折りの実力を誇る謎のパイロットがいたそうだが…」
エシャーティ「それはゴロよ」
フツメン「ええ!?」
テロル「ゴロって…死んだ人なんじゃ…」
アグニャ「もしかして…生きてた!?」
フツメン「生きてた…ゴロくんならば確かに超人的なパイロットと言われても納得だが…彼の亡骸はハッキリとこの目で見た…」コンラン
ゾシ「そういえば…経過データに56号はコロちゃん号に乗艦してると書いてあったのう…」
フツメン「56号…?」
エシャーティ「そうね、ややこしくなるし今度はあたしが話すわね」
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エシャーティ「つい最近まであたしはとある機関で研究されてた計画を調べててね」
エシャーティ「機械人間プロジェクトっていう、優秀な人物の脳をスキャンして人工の脳を作り…」
エシャーティ「機械の体を与えて優秀な人物を増やそうって計画だったのね。ま、ことごとく試作機がデキソコナイで進捗はお察しだったんだけど…」
フツメン「だけど?」
エシャーティ「試作56号だけはね…上手くいったのよ…」
フツメン「…まさか、その56号って…」
ゾシ「そうじゃ。ゴロをモデルにした機械人間だったらしいのじゃ」
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エシャーティ「あいつはね、ふふ、まるで20年前のままだったわ」
フツメン「なるほど…それでコロちゃん号にいる超人的なパイロットはゴロくんってなるわけか」
ゾシ「しかしなぜゴロを連れ帰らず…あろうことかコロちゃん号を沈めてきたのじゃ?理解不能じゃよ」
エシャーティ「もちろん、連れ帰ろうとしたのよ!なのに…乗組員どもに殺されたの…あたしをかばって…」
フツメン「それで…コロちゃん号をボコボコにしたのかい?」
エシャーティ「ええ。機械になった後のゴロはたぶんずっとコロちゃん号にいただろうから、一緒に葬ってあげようと思って…」
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