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惑星シャトー
秘書「大臣、本日入港したコロニー軍の戦艦、セッさん号の艦長から通信が来ました」
ゾシ「セッさん号から通信?分かった、繋げてくれ」
フツメン「やあゾシさん、今日はちょっと話したい事があってね。あ、テロルくんとアグニャちゃんも連れていきたいんだけどいいかな」
ゾシ「ああもちろん構わん。ちょうど妾もおぬしに話したいことがあってのう。まあ、話したくない話なんじゃがな…」
フツメン「そうなんだ。僕たちの話もあまり話したいような話じゃないんだよね…」
ゾシ「まあよい、それでは待っておるからのう」
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シャトー防衛省
ゾシ「おお、来たなフツメンよ。テロルとアグニャも久しぶりじゃのう」
エシャーティ「おひさ」
フツメン「キミもいたのか、うーむなんとタイミングのいい…いや悪い…?」
テロル(え…?エシャーティさんもいるのかよ…)
アグニャ(ちょっとテロルくん…今日はやめとかない?さすがに二人同時に打ち明けるのは…)
テロル(いや…ここで逃げたら次もたぶん逃げてしまう。腹くくって勇気だしてぶち明ける)
アグニャ(そ、そんな無謀な…)
エシャーティ「二人とも内緒話なんて、ずいぶん仲がよいことで…あたしよりアグニャちゃんが良くなったのかなテロルくーん?」
フツメン「ああ、彼らは彼らでちょっと大事な話し合いしてるんだ…からかわないであげて…」
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フツメン「じゃあ…僕から最初にいいかな?」
ゾシ「うむ」
エシャーティ「なにを話すのかしらね?」
フツメン「少し前にね、コロちゃん号が沈んだんだ」
ゾシ「そうか…何十年もあの戦艦は生き抜いていたが、ついぞ退役の前に沈んだのか…悲しいのう」
エシャーティ「…」
フツメン「エシャーティ、もしかしてだけどさ…キミが襲ったとか…」
ゾシ「な…妾たちは長いことあの艦で共に過ごしたではないか!こやつは間違っても思い出のある古巣を沈めるなど…」
エシャーティ「ごめん、コロちゃん号はあたしがやったわ」
フツメン「そうか…」
ゾシ「なぜ…一体なぜじゃ!あの艦は沈めていい艦じゃないじゃろ!?なぜなのじゃ!」
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