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203ページ目

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惑星シャトー


ゾシ「おうおうよくぞ来たな、ちょうどお主にちょっとした情報があるのじゃ。たぶん気に入る情報だぞう…ってなんだか暗い顔じゃのう…」


エシャーティ「うん、今ちょっと悲しいの。調べものが悲惨な結果になってね」


ゾシ「そうか、しかしその悲しさもたぶん吹き飛ぶぞ!機械人間プロジェクトのことなんじゃが…」


エシャーティ「…」


ゾシ「なんかのう、その計画で機械人間56号というのがいるんじゃが」


エシャーティ「そいつがゴロかもしれない」


ゾシ「そいつはゴロをモデルにしてるかもしれないのじゃ!って、なんじゃ知っておるのか」


エシャーティ「ゾシの予想通り、56号はゴロだったわ」


ゾシ「…そなた、もしや56号のことで今日は来たな?」


エシャーティ「ご明察」


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ゾシ「それで56号は今どこにいるのじゃ?なんならハインツ王家の警衛士とか、シャトーの自衛軍とか引き連れて迎えに行くぞよ」


エシャーティ「死んじゃった。あたしの目の前で」


ゾシ「そ、そんな…」


エシャーティ「2回も死んじゃった…」


ゾシ「いや…機械人間プロジェクトが順調に進められれば再び56号と同等の機械人間を産むこともできるんじゃないのかの?」


エシャーティ「その計画は頓挫したのよ。56号以外の機械人間は全てデキソコナイ。56号一人が奇跡の存在だったのよ…」


ゾシ「じゃ、じゃが…」


エシャーティ「56号が死んだからもうデータを取ることも出来ない…本格的に機械人間プロジェクトは終わったのよ…」


ゾシ「そんなことって…」


エシャーティ「ゴロ…あたしをかばって死んだ…うっ…うう…」ポロポロ


ゾシ「…」ヨシヨシ


エシャーティ「どうして…ゴロだけ何度も死んじゃうのよ…」グスン


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