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惑星シャトー
ゾシ「おうおうよくぞ来たな、ちょうどお主にちょっとした情報があるのじゃ。たぶん気に入る情報だぞう…ってなんだか暗い顔じゃのう…」
エシャーティ「うん、今ちょっと悲しいの。調べものが悲惨な結果になってね」
ゾシ「そうか、しかしその悲しさもたぶん吹き飛ぶぞ!機械人間プロジェクトのことなんじゃが…」
エシャーティ「…」
ゾシ「なんかのう、その計画で機械人間56号というのがいるんじゃが」
エシャーティ「そいつがゴロかもしれない」
ゾシ「そいつはゴロをモデルにしてるかもしれないのじゃ!って、なんじゃ知っておるのか」
エシャーティ「ゾシの予想通り、56号はゴロだったわ」
ゾシ「…そなた、もしや56号のことで今日は来たな?」
エシャーティ「ご明察」
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ゾシ「それで56号は今どこにいるのじゃ?なんならハインツ王家の警衛士とか、シャトーの自衛軍とか引き連れて迎えに行くぞよ」
エシャーティ「死んじゃった。あたしの目の前で」
ゾシ「そ、そんな…」
エシャーティ「2回も死んじゃった…」
ゾシ「いや…機械人間プロジェクトが順調に進められれば再び56号と同等の機械人間を産むこともできるんじゃないのかの?」
エシャーティ「その計画は頓挫したのよ。56号以外の機械人間は全てデキソコナイ。56号一人が奇跡の存在だったのよ…」
ゾシ「じゃ、じゃが…」
エシャーティ「56号が死んだからもうデータを取ることも出来ない…本格的に機械人間プロジェクトは終わったのよ…」
ゾシ「そんなことって…」
エシャーティ「ゴロ…あたしをかばって死んだ…うっ…うう…」ポロポロ
ゾシ「…」ヨシヨシ
エシャーティ「どうして…ゴロだけ何度も死んじゃうのよ…」グスン
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