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とある宙域
エシャーティ(こないだの強いロボット…なんだか引っかかるわね)モヤモヤ
エシャーティ(あんな強いからなんだか母艦がコロちゃん号ってのも余計に印象に残るし…)
エシャーティ(でも調べものも全然進んでないのよね。10年前に研究が中止されたという、機械人間プロジェクト…)
エシャーティ(でもどうやらこの研究は細々と、最終個体の56号で実験を続けているらしい…)
エシャーティ(もしもこの研究が上手く進められたら…)
エシャーティ(ゴロのキオクを持った機械人間が作れるはずなのよ…)ボンヤリ
エシャーティ(作り物でも…またゴロと話せるのなら…)
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ソピアー付近の宙域
エシャーティ(というわけで、数日かけて件の研究機関もあるソピアーの近くまで来たけど…)
エシャーティ(さすがに部外者が研究機関に入り込んで、機密を閲覧できるほど警備はザルなわけないだろうし…)ガックリ
エシャーティ(まあでも他にすることないしソピアーの近くまで来たからゴロの墓に挨拶しに行こうかしら…ん?近くに戦艦1隻の反応が…)センサーチラ
エシャーティ(たった1隻で航行するような部隊は決まってコロちゃん号かその同型艦だわね。ほーら、案の定あれはコロちゃん号でした)
エシャーティ(…そういえばこないだの強いロボットはコロちゃん号にいたんだっけ…)
エシャーティ(…うし!いっちょ潜入しますか!)スイー
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エシャーティ「あーあー、コロちゃん号聞こえますか。こちら旅人してる者なんだけど」ワイヤバシ
若艦長「はい聞こえます。旅人がどのような用件でしょうか」
エシャーティ「あたしのロボットがなんか不調でさ、近くのコロニーかどっかまで運んでほしいんだけど」
若艦長「ロボットの不調ですか?うちの設備で直せそうなら直しますよ。お代は頂きますが」
エシャーティ「ほんと?まあとにかくありがと、話が分かる艦長でよかったわ」
若艦長「いえいえそれではお待ちしておきます」
若艦長(…ん?そういえばうちの艦の名前教えてないのに、コロちゃん号だって知ってたな…)
若艦長(怪しい。警戒体制を敷こう)
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