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フツメン「墓の手入れも大体このくらいかな。あとはお線香を供えて、ゴロくんに挨拶して帰ろうか」
アグニャ「そうですね。よっと…」シュボッ
テロル「…よし、俺の分には点いたな」ヒョイ
フツメン「同じく。先に刺していいかな」ヒョイ
アグニャ「どうぞどうぞ」
フツメン「ありがとう」プスリ
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フツメン(ゴロくん、たまにしか来れずにごめんね。でも今日は3人がかりで墓の手入れしたから多目に見てね)
フツメン(キミの仇であると名乗ってる子もいるけどさ、いい子なんだよ割りと…)
フツメン(ま、とにかく今日のお話はこのくらいかな。また来るからね、それじゃ)
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テロル(ゴロ…すまねえな、俺のテロでもしかしたらあんたは死んじまったのかもしんねえんだ)
テロル(そんなヤツが墓参りに来ても嬉しくはないと思うがな。まあ俺の自己満足の贖罪に付き合ってくれや)
テロル(そう…これは自己満足だ。エシャーティさんにフラれた男の、過去にテロを起こした男の…)
テロル(ちっこい見栄のために…かっこつけてやってるだけの自己満足なのかもな…)
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アグニャ「それじゃ帰りましょうか」
フツメン「そうだね、ゴロくんも二人が一生懸命お墓を整えてくれて喜んでるに違いない」
テロル「だといいけどな…」
アグニャ「絶対喜んでるよ!だってさ、テロルくん服が濡れるのも気づいてないくらい頑張ってお墓洗ってたもの」
テロル「そういうもんかな…」
フツメン「そうさ。ほら、キミにブルーな表情は似合わないよ。笑って笑って」
テロル「ああ、分かった分かった、能天気に笑えばいいんだろ?ほら」ベー
アグニャ「いつになくヤケクソだね…」
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