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イケメン「失礼します、本日よりコロちゃん号に配属されたパイロットであります。もう一人のパイロットは、後から来ます」ケイレイ
艦長「うむ、よく来てくれたの。ワシが艦長だ。そしてそこにいる子供2人がうちのパイロット2人組だ。仲良くしてくれ」
イケメン「ハッ…えっと、よろしく…」
ゴロ「よろしくお願いします。ぼくはゴロって言います」ケイレイ
あたし「意外と実物はブサイクね…あ、よろしくね?」
イケメン「ところで艦長、来たばかりですが一つ聞いて欲しい事がありまして」
艦長「ああ、分かっておる。さっきの騒ぎはお前のせいだろ?もっちろん耳に入っておるし、騒ぎを止めるためにここに呼んだんじゃ」
イケメン「それはそれは…で、ですね。この艦に乗ってる武器だけ新品つけたポンコツなんですが…」
あたし「ちょっと…仮にもあたしたちの愛機に向かってポンコツとかひどくない?」ボソボソ
ゴロ「確かにね…」ボソボソ
砲撃手「腹立つな、戦闘中に後ろから機関砲でうっかり誤射しようか?」ボソボソ
イケメン「…」
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イケメン「あのロボットを俺のロボットと交換してくれませんか?」
艦長「ええ?交換??」チンプン
あたし「ポンコツとか言ってたのに…交換?」カンプン
ゴロ「どうして交換なんて考えてるんですか?あのロボット、元は廃棄品ですよ?」
イケメン「やはり廃棄されていたモノだったんだな…」
あたし「んん??」ハテナ
イケメン「いいか、あのロボットはな…今では消えちまった超大型武装の装着を想定して作られた、最後のモデルなんだ」
艦長「超大型武装じゃと…?」ピク
イケメン「お?もしかして艦長、知ってたりするのか?まあ艦長くらい軍歴長い方なら知っててもおかしくないか」
あたし「ね、超大型武装ってなによ」
艦長「うむ、普通にデカイだけの武器じゃよ」
イケメン「その武器はでかいから輸送に不便だし燃費クソだし特殊なロボットじゃないと使えないしで、欠陥兵器だった」
艦長「だが、そんな武器を軽々と振り回すように設計された強靭で超馬力、人間バリのしなやかな可動を可能にした超大型武装対応のロボットがすごいんじゃよ」
イケメン「ま、ほんとに一瞬で消えたから正式な兵器名も忘れ去られて、超大型武装なんて長い名前で呼ばれてる悲しい存在だけどな」
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艦長「へーあのポンコツそんな骨董品だったのか」ウムウム
イケメン「現在使われてるロボットは、フレームを始めとする基礎部分こそあのポンコツの技術を受け継いではいるが…正直コストダウンに技術の進歩が追い付いていない感じだ」
あたし「ふーん…でもあのロボットそこまで使いやすいって訳でもないわよ?」
ゴロ「だよね?正直新品と変えてくれるなら御の字なくらいだよね」
イケメン「マジで!?交換してくれる!?」ワクワク
ゴロ「一回、あなたのロボットの乗り心地を試してからでいいですか?」
あたし「あ、それいいわね。じゃあたしも乗ってから考えるのでいい?」
イケメン「ああ、もちろんだ!あの幻のロボットがもらえるんなら、俺のロボットは好きに試して構わねえよ」ウキウキ
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