一乙女一生記

189ページ目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜

ダチ「あああーもう飲めねえええ」

テロル「タクシー…タクシーを頼む…」

店員「ほーい」ピポパ

テロル「う…ゲボゲボオムレツでそ…」ウップ

ダチ「やめろ…俺も出そうになるから…」

テロル「あっ…あっ！あああァー！」オロロロ

ダチ「な、なんだ！？出るか！？」アトズサリ

店員「アァーお客さま！こちらの袋に吐け！」

テロル「…ふぅ…」ゴクン

ダチ「おおー…」セーフ

テロル「ふふん…ゲボゲボオムレツには一度勝ってるからな…！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

セッさん号

テロル「うっ…ありがとよ…釣りは要らないぜ」

運転手「サンキュー！」バタン

ブォォォ…

テロル「あーくそ、まだフラつくわ…」

アグニャ「あれ？テロルくん今帰ってきたの？…って、お酒くさ！」

テロル「お、おお…アグニャ…うっ…」ヨロリ

アグニャ「もう、飲み過ぎじゃない？ほら、肩かすよ」ヒョイ

テロル「ありがとさん…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テロルの部屋

アグニャ「よいしょ…っと」

テロル「はぁー助かったぜ…アグニャがいなかったらたぶん、セッさん号の前で力尽きてたわ」

アグニャ「いいよいいよ、ほらお水」スッ

テロル「ありがとよ…くぁー、スキッとするぅ」グビリ

アグニャ「それにしても、普段のテロルくんからは考えられない酔いっぷりだね。もしかしてこの生活、ストレスやばい？」

テロル「いや、この生活は楽しんでるぞ…今日たまたま、前の会社のダチに会ってな。お互いの身の上話をしてたら酒が進んで…」

アグニャ「そっか。友達と再会か…」

テロル「アグニャは再会したい友達とかいないのか？訓練生時代の仲間とか」

アグニャ「ん、そこそこいるかな。みんなちゃんと生き延びてるといいなぁ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー