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シャトーからほど遠い宙域
エシャーティ(ん?あれはコロニー軍の戦艦…って、コロちゃん号じゃない。うわ、久しぶりに見たわー)ナガメ
エシャーティ(コロちゃん号もあの艦長が降りてからもうだいぶ経つわね…最近、時間の流れが早く感じるn)ピーピー!
ビャビャビャビャビャ!
エシャーティ「ん?…うわぉ!?」グルリン
エシャーティ(もう!いきなり影から撃ってくるなんて…敵のロボットはどこにいるのかしら)センサーチラ
エシャーティ「ん?ピストルが飛んできた…」
プカプカ…バシュ!ビャン!
エシャーティ「きゃ!?」
エシャーティ(ワイヤが飛んできてトリガーを引いて撃った…!?)ソワソワ
エシャーティ(あ、ワイヤ飛んできた方向…あっちだったからあそこ?えい!)ピッキャァン!
デブリ「ヤメロ!シニタナイ!アア!」バキャーン
パラパラ…ドヒューン!
エシャーティ(出てきた!すごい加速するロボットね…気を付けなきゃ)ビューン
バシッ…バシッ…ポーイ…
エシャーティ(!?…周りのデブリにワイヤを何本も撃ち込んだ?それにサーベル投げて…?)ヨウスミ
シュッ…ビャン…キィン!バババババ!
エシャーティ「う、うわ!いででで」ガチャガチャ
エシャーティ(なによ、あの攻撃!大きいデブリとサーベルをワイヤで横一列に並べて…)
エシャーティ(ピストルでサーベルの刃を撃って、ビームを反らして…デブリを掠めるように跳弾させて、デブリをこっちに一斉に飛ばしてきた…!)タラリ
エシャーティ(な、なんてアホみたいな戦い方するの…素直にピストルで撃ってきなさいよ、そんな腕あるんなら…)
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56号(む?耐えた…すんでのところでサーベル振り回したのか)
56号(所属は分からないけど腕は良いみたいだ。母艦も見当たらないしフリーの傭兵だろうか?)ズバァ
キィン!バシッ!ビャンビャン…
56号「おっとと…考え事しながらじゃ勝てない相手だ…!」グルリン
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エシャーティ(くそ…ラチがあかないわね)ヒョイ
エシャーティ(今のコロちゃん号はもうあたしがいたときのクルーが一人もいないんだっけ…じゃ説得は無理よね)ガキィン!
エシャーティ(コロちゃん号を沈めるのは気が引けるし、なによりそんなことしてもコイツの鬼加速からは逃げ切れないし…)ズバァ
エシャーティ(仕方ない…とにかく頭か足だけでも潰して、逃げれるようにしなきゃ)グワァ!
エシャーティ(ナイフっ!)スチャリ
バシッ…バシッ…
エシャーティ(またワイヤ…ちょこざいなのよ!)ビュン!
バラバラ…
エシャーティ(これでワイヤ技は使えないはず…さあ、小細工なしでかかってきなさい!)
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56号(通信ワイヤを切られてしまった…ケーブルを切るためにわざわざ投げナイフを用意してるとは…)タジ
56号「ん?うわぁ!」ブスリ
ピーピー!イジョウハッセイ!
56号「くっ…ワイヤ射出装置はパージだ…!」バシュン
56号(ワイヤだけじゃなく、射出装置本体まで狙って投げるなんて…中々機転の利く…!)
56号(こいつを今の装備で相手するのはかなり大変だ…攻撃をいなしつつ、1度コロちゃん号へ戻ろう)ビューン
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エシャーティ(ん?戦艦のほうへバックしていく…)ビャン
ヒョイ…
エシャーティ(下がってくれるのならチャンスね…あたしも前を向きつつバックっと)ソロソロ
ジリジリ…
エシャーティ(攻撃してこない…もう少しで相手のビームピストルは届かなく…)ソロソロ
エシャーティ(…)タラリ
エシャーティ(おっしゃ!安全圏!振り向いてアクセルベタブミ!着いてくんなよバ加速ヤロウ!)ゴァァ
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