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フツメン「痛かったかい?」
テロル「めちゃくちゃ…あ、でも大丈夫すわ、すぐ冷やしたし」
アグニャ「無理しないでね、少しでも変な感じがするなら医務室で診てもらうからね」
フツメン「ところでテロルくん、さっきの話をエシャーティやゾシさんにもするつもりかな」
テロル「ああ…ずっと隠し続けててもいいかもしれないけど…決めたからさ」
フツメン「しかし彼女たちは…ゴロくんを根っから愛しているからな…エシャーティとかはすごい勢いで殺しに来るかも…」
アグニャ「さりげなくどう思うか少し前に聞いたら、殺してやる…と言ってましたよ…!」
テロル「やったことの罰は受けないといけない…しかし、俺の罪のせいでエシャーティさんにこれ以上嫌な思いはさせたくない…」
フツメン「そうだね、知り合いを感情任せに殺めたとなれば…彼女は一生背負わなくていいモノを背負ってしまうからね」
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アグニャ「エシャーティさんを落ち着かせるにはどうすればいいんでしょう…」
フツメン「彼女はなんか、他人が制御できるような人物ではない雰囲気があるからなぁ…」
テロル「ならばもう思いっきり当たりに行くしかないな」
アグニャ「そ、そんな無計画に行ったら大変な事になりかねないよ…」
テロル「そうかもしれない。だがそれは俺が招いた事だ。しかし、ほんとうに殺されるのはごめんだけどな…」
フツメン「まあそういう事なら次会ったときに言ってみなよ。言った直後は大変かもしれないけど、しばらくすれば彼女も冷静になってくれるさ」
アグニャ「いいのかな…そんな適当で…」
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シャトー防衛省
ゾシ「さて…この資料はエシャーティが置いていったやつじゃな…」
秘書「こちらは人類共同医学研究会とロボット総合工学研究所の物みたいです。中の資料はどうやら二つの巨大機関の共同研究の内容みたいです」
ゾシ「ヒトガタでヒトサイズでヒトの脳データを丸ごとコピーした生体パーツを与えられた、機械の人間の開発…?」ペラペラ
ゾシ「試験型0号初め、56号までをパイロットに適正のあった人物を模す。番号飛び60号からは…ふーむ」ペラペラ
秘書「こちらは製造後の動作テストなどの資料です」スッ…
ゾシ「動作テストの結果か…。試験型0号=廃棄。試験型1号=廃棄。試験型2号=廃棄…」
ゾシ「ほぼ全員、満足な結果にならず廃棄されておるのか…ん?今から10年前に製造された試験型56号だけ経過監察決定…?」
秘書「気になる資料ですが、続きの資料はありませんでした。恐らく機械人間の試験型56号で現在進行形で様々なデータ取りをしてる最中なのでしょう」
ゾシ「ふーむ。ヒト同然の存在たる機械人間か…それに試験型56号…偶然名前と番号が一致しただけじゃよな…?」
ゾシ「…よし、こちらのほうでもこのプロジェクトを調べておけ」
秘書「了解」
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