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2時間後
ゾシ「中々に強いの、そなたたち。腕のいいパイロットがいて、フツメンは幸福者じゃのう」
テロル「ゾシ王女も何回も生き残ってたじゃないすか。まさかミサイル撃ちきって空のポッドまで射出してきたのはビックリしたけど」
アグニャ「しかも中にデブリカス詰めてあって、撃ったら煙たくて目眩ましになったしね…あれは驚きましたよ」
ゾシ「ふはは、戦場でコソコソ土を詰めるのはなかなか新鮮な気分じゃったぞ」
エシャーティ「もう2時間経ったのね。ねえお腹すいたわ」
ゾシ「そうじゃな、昼食でも食べに行くかのう」
テロル「防衛省の中に飲食店とか…」
ゾシ「ないのじゃ」
アグニャ「そうなんだ…でも街に防衛大臣が…というか王女様がいきなり現れたら騒動になるのでは」
ゾシ「庶民派で通ってるからセーフなのじゃ」
テロル「そんな軽いもんなのか…」
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秘書「お食事ですか?では車と警衛士を用意させます。さ、着いてきてください」
ゾシ「すまんのう」
テロル「あ、移動はやっぱ物々しいんだ」
アグニャ「当たり前でしょ…すごい偉い人なんだよ…」
エシャーティ「ねー今日は何食うの?」
秘書「シャトー名産のメニューを出すレストランへご案内します。よろしかったでしょうか」
エシャーティ「文句なーし」
テロル「シャトー名産のメシって何があるんだ?」
ゾシ「そうじゃな、よく食べられてるのはポワレやブイヤベース、ガレットやグラタンじゃな」
エシャーティ「お菓子も美味しいのいっぱいよね。マカロン、ミルフィーユ、エクレア、クレープ」
ゾシ「ぬああー!腹が空いてくるのじゃ!」クゥー
アグニャ「楽しみだね、テロルくん」
テロル「そうだな…高いメシなんて生まれて初めてだし堪能しねえとな…」
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昼過ぎ
テロル「皆々様…まだ食うんすか?」
アグニャ「ミルフィーユいくらでもいけちゃうね…」モグモグ
エシャーティ「クレープも小さいサイズだから色々味わってみたくなるわね」パクパク
ゾシ「そなたはもう食わないのか?ん?マカロンでも食べないか?」
テロル「あっいっす…」
テロル(みんなどんだけ食うんだよ…メシよりお菓子のほうがいっぱい食ってんじゃねえか)
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シャトー防衛省
秘書「そろそろ自由時間が終わります」
ゾシ「そうか…ぼちぼち働かねばな。すまん、そろそろ妾は働かないといけないようじゃ」
エシャーティ「そう。久しぶりに会えて楽しかったわ、またシャトーの近くに来たら寄るから」
アグニャ「一緒に過ごせていい体験になりました、ありがとうございました」ペコリ
テロル「じゃ王女様、また来ますわ」
ゾシ「遠慮せずいつでも来てくれ!妾はいつでも歓迎するからの」
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