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工場
アグニャ「すみません、セッさん号の者なんですけどー…あ、先客ぽい人の対応してるみたい。待っとこうか」
テロル「そうだな…ん?あ!あの人は!」
アグニャ「あの人?どうかしたの?」チラリ
エシャーティ「じゃー調整よろしくね」
おじさん「ああ、いつも利用してくれてありがとう…お客さんも物好きだよな、こんな何十年も前のロボットとか武器を使い続けて」
エシャーティ「ロボットも武器も使えりゃいいのよ使えりゃ。あ、もしかして買い換えさせて儲けたいの?」ジロリ
おじさん「それも正直あるけど…ま、ネオス製でほぼ統一してくれてる手前、下手にそうは言えませんわ…おっと、次のお客さんが来たみたいだ」
エシャーティ「そ、じゃよろしくね」
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テロル「よしきた!エシャーティさん!俺だよ、覚えてる?」
エシャーティ「あ、あんたは…えー、その」
テロル「え…覚えてない?」ガーン
アグニャ「あ、工場の人ですか?セッさん号の者なんですけど」
おじさん「ああ、そうだが…君たち知り合い同士だったのか?」
アグニャ「え…さあ?」
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エシャーティ「あー、そう、テロル…テロルだったわね。ナンパのね、はいはい」
テロル「そうです!いやー今日もキレイっすね!ところでなんでこんなとこに?」
エシャーティ「あたしも一応ロボット乗ってるからさ、たまに整備とかしにこういうとこ来るのよ」
アグニャ「あ、そうだ…こないだのケシカスでは助けて頂いてありがとうございました」
エシャーティ「ん?ケシカス…あ、もしかして君たちフツメンのとこのパイロット?」
テロル「そっす!」
エシャーティ「あーはいはい、あれね。思い出したわ」
おじさん「ごゆっくりどうぞ」オチャコトン…
アグニャ「あ、すみません…」
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アグニャ「そうだ…エシャーティさんはどんなロボットに乗ってるんですか?」
エシャーティ「ん?ああ、おじさん、もう整備始めてる?」
おじさん「ああ…あ、見てっても構わないぞ」
エシャーティ「ありがと。というわけで、見せてあげるわ。あそこにあるのよ」
テロル「うおお、エシャーティさんのロボット…」ドキドキ
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アグニャ「こないだはじっくりと見なかったけど…改めてみるとすごい装備ですね」
エシャーティ「ビーム砲はインパクトあるでしょ?まああれ20年前のモデルだけど」
アグニャ「20年前…?そういえばよく見るとどこかで見たような…」
テロル「あれ?このロボットって訓練装置の名無しCPUじゃね?あのクソ強い…」
アグニャ「…」
アグニャ「ほ、ほんとだー!」ギョウテン
エシャーティ「…?」
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