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155ページ目

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アグニャ「へえ…そういう経緯が…」


テロル「俺は艦長が王女様と一緒に戦ったことがあるってのが驚きだよ…」


フツメン「あはは、王女様を連れてきたのは僕もビックリしたね。ゴロくんは本当におもしろい子だったな」


アグニャ「艦長ってゴロさんの部下だったのにゴロくん、とかおもしろい子…って呼びますよね。ちょっと違和感」


フツメン「ああ、僕のほうが年上だったしまあまあ年も離れてたしね。ややこしくてごめんね」


テロル「へぇー。ゴロって人、知れば知るほどなんか人物像が分かんなくなるな…艦長、もしかして創作じゃないすか?」


フツメン「あはは…実在の人物だよ」


フツメン(たぶん、ゴロくんが王女様と幼馴染みを相手に彼女たち公認で二股かけてた、とか言ってもわけわかんなくなるだろうなぁ…)シミジミ


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テロル「なー、アグニャって今いくつ?」


アグニャ「え!?藪から棒にどうしたの…」


テロル「いや、深い意味は無いけどさ」


アグニャ「あたし22歳だけど…テロルくんはいくつなの?あたしと同じくらい?」


テロル「あー、俺正確な年齢わかんねえんだよ。多分25から27くらいだとは思うんだけど」


アグニャ「あ、そうだったんだ…」


アグニャ(あんま追求しないほうが賢明かな)


テロル「22歳か…軍に入る前ってさ、何してたの?もしや昔から軍人目指してたり?」


アグニャ「そのまさか、あたしは昔から軍人志望でキッチリ訓練校卒業してまーす。どう?意外でしょ」


テロル「へー…アグニャってなんか普通の女の子っぽいのに、わざわざ軍人になりたくてなったんだな…」


アグニャ「昔からね、強くて魅力的な女性に憧れてて…んで軍人目指しちゃったわけ。他に仕事に出来るほど得意なこともないしね」


テロル「そうなのか」


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アグニャ「テロルくんは最近まで普通のお仕事してたんだよね」


テロル「ああ、まあ働いてたって言っても色んな職をブラブラハシゴしてたけど」


アグニャ「すごいなぁ。なんか社会経験がすごいありそうでかっこいいよ」


テロル「いやー、だいたいはヘマしたりトラブル起こしたりして、バックレたりクビになってるからな…あんま誇れないわ」


アグニャ「あはは、なんか想像できるかも」クスクス


テロル「だろ?ちなみにセッさん号に来る直前まで普通に働いてたぜ。昼休みにいきなりクビになっちまってさ」アハハ


アグニャ「えー、そうだったの?まさか初めて会ったあの日、クビになった直後だったなんて…」


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