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数日後 火星
フツメン「それじゃ整備士くん、奪取したシールドを牽引して着いてきてね。支部に引き渡しに行こうか」
整備士「うす!」
キュラキュラキュラ…
ゴロ「火星に着くのもあっという間だったなー」
アグニャ「ね、テロルくん。せっかく火星に来たんだしどっか観光に行かない?」
テロル「おう、いいぜ。て言っても火星って何が名物なのかわかんねえぞ」
アグニャ「あたしも…あ、あれは有名だよ!」
テロル「お、なんだ?教えてくれよ」
アグニャ「えっと…げ、げぼ…オムレツ」ボソリ
テロル「おおん?オムレツ?オムレツが人気なのか!いいね、そう言えば最近卵料理食ってなかったしな」ウンウン
アグニャ「え、いいの?」
テロル「んん?オムレツだろ?いいじゃねえか、食いにいこうぜ!」
アグニャ「あ、うん」
アグニャ(ゲボゲボオムレツ…もしかして好きなのかな…)
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火星の街
アグニャ「あ、あそこ飲食店みたい。入ろっか」
テロル「おう!火星で名物の料理ならどこ入っても食えるだろうしな。あー腹減ってきたな」
アグニャ(な、なんかほんとはゲボゲボオムレツだって分かってない…とかじゃないよね…)
店員「2名様ですねこちらの席どうぞ」スッ
テロル「あざー!あ、名物のオムレツ頼むわ!アグニャも食うだろ?2人前な!」
アグニャ「え!?ちょ…え!?」
店員「了解、ドリンクはいかがしましょう」
テロル「うーん俺コーラでいいや」
アグニャ「え…あの…じゃあたしもコーラ…」
店員「出来上がり次第お持ちいたしまーす」スタスタ
アグニャ「…」
アグニャ(え?これまさかあたしもゲロゲロオムレツ食べる…?)サァァ…
テロル「楽しみだな!」ニコリ
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数分後
店員「お待ちどうさま」コトン…
テロル「!?」
店員「火星名物…ゲボゲボオムレツでございます」プーン…
アグニャ「」
店員「サービスでコーラもこの中に入れときました。それではごゆっくり…」スタスタ
テロル「え」
アグニャ「ごめん」
テロル「ゲボゲボ…ゲボゲボ!?」
アグニャ「ごめん…」
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2時間後
テロル「許さねえからな」チーン
アグニャ「ほんとにごめん…でもあたしも…被害者だよ…」チーン
テロル「それもそうだな…一緒に悪しき酸味と戦った仲間だもんな…」ウッ…
アグニャ「うん…うん!ありがとう…」オ…オエ
テロル「とにかくあのブツを始末できたのは…よかった…」
アグニャ「ほんとね…頼んどいて残すのはあれだもんね…」
テロル「…」
アグニャ「…」
テロル「おえ…」
アグニャ「う…もらいゲェするから…やめて…」
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