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126ページ目

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ドック


フツメン(ドックに彼女たちは…いる…そうだよね、恋人の帰りを待つのは当然だもんね…)


整備士「お?なんか持ってるな、なんだありゃ…って…マジかよ…」


あたし「あ…あれって…ゴロのポンコツの…」


ゾシ「なにがあったのじゃ!?」


フツメン(ふう…落ち着こう…よし)スタッ


整備士「拾ってきてくれたのか、良いやつだ。良いやつだよお前は」


あたし「ちょっと、あれゴロのじゃない…なんであんなことになってんのよ!」


ゾシ「コクピットしかない…コクピットも…半分しかないのじゃ…」ウルウル


整備士2「生きてる…生きてるさ。開けるぞ」パカ


整備士2「…」ウッ


フツメン「…」


ゾシ「ど、どうしたのじゃ?」


あたし「どけ!…ゴロ!返事しなさい!ゴロ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あたし「ゴロ!ゴ…ひっ…い…」バタン


ゾシ「どうしたのじゃ!?ゴロは…う…う…ああ…」


ゾシ「ふっぐ…うおぇ…」ケェケェ


フツメン「…!」クラッ


フツメン(半分しかないコクピットに入ってたゴロくんは…やはり半分しかなかった…)


フツメン(残ってる体の半分は、焼け焦げていて…)


整備士「坊主…いや、ゴロ…一人で7隻もよくやったな…ばか野郎…」


フツメン「ゴロくん…こんなことになるなんて…」ポロリ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



艦長「ゴロくんの遺体は…」


軍医「ああ…あそこだ…」


艦長「…ゴロくん、君一人に苦労を背負わせたのう…すまない、本当に…」


砲撃手「彼女たちは?」


軍医「著しく体調に不調をきたしている。二人とも眠ってはいるが、熱が出ている」


艦長「そうか…すまないが、しばらく世話をしてやってくれ」


軍医「それが俺の仕事だろ?フツメン、お前も辛いだろ?もう休め」


フツメン「ええ…すみません」


フツメン(ゴロくんの死は彼女たちに大きな傷を負わせたようだ…)


フツメン(無理もない…数時間前まではずっと一緒にいれると二人とも思ってただろうに…)


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