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グワー!ハグキガヤブケル!アダダダ!
あたし「うふふ、絶対今あれ使ってるわね」クスクス
ゴロ「あれはほんとにいいよ。君も買ったらよかったのに」
母さん「あ、あれはゴロくんの推薦だったのね。よかったわよ、すごく」
あたし「そんないいのか…ちょっと明日買いにいこうかな…」
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父さん「うおお!シェーバーもやべえ!つるんつるんだ!俺のお肌!」ツヤー
母さん「あらあら、年甲斐もなくはしゃいで…」
父さん「マジでありがとう…うっ…な、泣けてきた…」ブワ
あたし「まあ喜んでるなら贈ってよかったわ。ゴロにも感謝してよね、選ぶのに協力してくれたんだから」
父さん「ううー!あ、ありがとう…ゴロぐん!」ブバァ
ゴロ「ど、どういたしまして…ティッシュどうぞ…」
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父さん「そういえば明日はもう出発するんだっけ」
あたし「そうね、明日戦艦に帰るわ…でもあと3日はアステルに寄港してるらしいわ」
母さん「そう…また寂しくなるわね」
あたし「そんなこと言わないでよ。またアステルの近くに寄ったり、長期休暇がとれたら顔出すから」
ゴロ「それにしても1週間もぼくを置いてくれてありがとうございました。お礼を言うのはまだ気が早いけど…」
父さん「何を言っているのだ、きみみたいなのが家にいるのは大歓迎だぞ。もううちの子にしたいくらいだ。結婚しなよ」
あたし「け、け、け…」ポッ
母さん「そうねえ過ごせば過ごすほど、あなたはうちに欲しくなるわね。またいつでも来なさいな」オホホ
ゴロ「ええ、そうします」
あたし「け、け、け…そ、そだ、もう遅いし寝よ、うん、寝よ」ギクシャク
父さん「なんだ固くなって。ゴロくん、ほんとに俺たちは結婚しても構わないと思ったからな?例え君が二股をかけていたとしても、だ」
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部屋
あたし「もう、父さんたちったらあんな事言っちゃって…恥ずかしくなるわ、もう」
ゴロ「あはは、ぼくもちょっとビックリしたかな。でも信頼を得られたみたいですごく嬉しいな」
あたし「そうね、もうかんっぺきに信頼してたわね。ところであんたはさ…あたしと結婚するのってどう思ってる?」
ゴロ「結婚、か…。うん、いい気がするな。でもぼくにはゾシさんもいるんだ。彼女もぼくにとっては大事な女の子なんだ」
あたし「そう、そうよね…まあそれはあたしも分かってるし、あたしもゾシは好きだしね。3人でもっとじっくり考えなきゃね」
ゴロ「うん…本当に優柔不断な男でごめんね。でも絶対に不幸にはさせない。きみは必ず幸せにする」
あたし「ん…嬉しい。はぁ、あんたを独り占めできるのも今夜までか…」ソッ
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