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108ページ目

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夕方


ゾシ「よっしゃー!勝ったのじゃー!」ユーウィン!


ゾシ(思わず叫んでしまった…が、ものすごい達成感じゃ!しかし強敵だったのう)


ゾシ(しかしあの正確無比な射撃をポコポコ避けてるゴロはヤバいのじゃ。正確だから避けやすいとか頭の作りが絶対違うじゃろ…)


ゾシ(まあともあれ今日はご褒美に、いつもより長めにお電話するのじゃ!楽しみじゃのう)ワクワク


ゾシ(そうと決まればさっさとご飯食べてお風呂はいるのじゃ!)ピュー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ゾシ「もしもしゴロかの?今日はちょっと長電話したいんじゃが、いいかのう…」


ゴロ「ああ、もちろん。なんか今日はあの子が早く寝たからぼくも時間持て余しててさ。えっと、長電話しやすいとこに移動するから一回切っていいかな」


ゾシ「分かったのじゃ!それじゃ折り返しかけて来て欲しいのじゃ、待っておるぞ」ブツン


ゾシ(むふふ、電話とはいえゴロといっぱいお話できるのは楽しみなのじゃ。少し声を聞くだけでなんだかポワポワしてきたのじゃ)


ゾシ(まだかのう、まだかのう、早く鳴ってくれ、待ちきれないのじゃー)ソワソワ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゴロ「ごめん、待たせたね。さ、久しぶりにいっぱい話そうか」


ゾシ「そうじゃの!そうそう、今日はゲームで遊んでたんじゃがCPUにゴロたちがいてビックリしたのじゃ!」


ゴロ「へぇー、ぼくのCPUが?それは確かに驚きだなぁ」


ゾシ「じゃろ!すかさずゴロと戦ったんじゃが全く歯が立たなかったのじゃ…」ションボリ


ゴロ「そっか…歯が立たなかったんだ…でもぼく以外にもCPUはいたんじゃない?」


ゾシ「そうそう!そうなのじゃ!フツメンはすごい弱くてのう、傑作じゃった…と、まるで悪口じゃな、えっと、弱いんじゃなくて…」ウーム


ゴロ「あはは、いいじゃない、弱いって感じたんだね。ゾシさんがすごく強くなった証だよ」


ゾシ(くぅー、ゴロと話すのはどうしてこうも楽しいのじゃ?どんどん口が開いてしまうのじゃ…)ペラペラ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1時間後


ゾシ「ゴロ…なぜおぬしは電話越しでもそんなに妾を楽しませるのじゃ…今すぐにでも会いたいのじゃ…」


ゴロ「ぼくも会いたいよ。でもさすがに今日はもう遅いからね…明後日になれば会えるから…それまで、ね?」


ゾシ「ううー、ゴロを独り占めできるなんてあやつはほんとに恵まれてるのじゃ…」


ゴロ「君をほっぽって、本当にごめん。だけど、帰ったらしばらくは君に尽くすから。だから、ね?あと2日我慢してほしい」


ゾシ「そうじゃの…今日は1時間以上も話せてスッキリしたのじゃ。あと少し、我慢するから…それじゃあの…」


ゴロ「うん。大好きだよ、じゃあまた明日。おやすみ」ブツン


ゾシ「…」ボンヤリ


ゾシ(いちいち、気持ちを昂らせて終わらせるのは…ずるいのじゃ)ドキドキ


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