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母さん「じゃヤ切って6」
父さん「よし!じゃ7渡しで3あげる!」ポイ
ゴロ「くっ…パスで…」
ゴロ(3が3枚…革命かジャックバック待ちだな…)
母さん「じゃキング」
父さん「えー、パス」
ゴロ「パスで」
母さん「流れてーのクイーン」
ゴロ「パス」
父さん「くそ、このままじゃコンボの前に二人があがっちまう…ジョーカーだ!どうだ!二人ともパスね、パース!」ガハハ
母さん「…パス」ハギシリ
ゴロ「ふふふ…」ニヤリ
父さん「な、なんだ?その不敵な笑みは…」
あたし「ま…まさか…あ!こいつ!マジで!?」テフダチラ
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ゴロ「スペ3返しィィィィ!!」ベチーン!
ゴロ「流れてからの3のワンペアァァァァ!!アガリぃぃぃ!」ババーン!
父さん「な、なんだとぉぉぉ!?」ガーン
母さん「おおー今回も1抜けね、さすがゴロくん」スゴイワ
あたし「やっべー!スペ3返しとかやる人いるんだ、へぇー!かっこいいわー!」パチパチ…
父さん「くそ…3ペアかよ、パスで…」
母さん「ふん、この期に及んでまだ出し惜しみなの?じゃ遠慮なくAAでアガリ」ポイ
父さん「しまったああああ!!お前AAだったのかよ!ジャックバック2枚だしゃよかったうわー!」
あたし「ほんと、父さんは深く考えすぎで下手くそね…」
ゴロ「反則で落ちた人がよく言うね」フフ
あたし「は?調子乗んないでよ、まだ4連勝しかしてないじゃない」
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父さん「はぁ…いや、ゴロくんすまん、実は今回のは電話いってる間に手札すり替えてたんだ…それで負けるなんて恥だな、はは…」ショボン
ゴロ「やっぱり。さすがに手札からジョーカー無くなってたら誰でも気づきますよ」アハハ
あたし「あの父さんとあたしの手札から要らないの集めた持ち札でよく1抜けできたもんだわ」
母さん「すごい上手いのねえゴロくん。ほんと、何でもそつなくこなせて素晴らしいわぁ」オホホ
父さん「いや、ほんとにすごい。よし、今度は正々堂々と行こうじゃないか、リベンジを申し込む!」
ゴロ「いいですけど、明日も仕事でしょう?もう休まなくていいんですか?」
母さん「そうよ。大人げもなく熱くなってないで、ちゃんと後先のこと考えて今日は休みましょう」
あたし「そうね。じゃ部屋に行こうか、ゴロ」
ゴロ「あ、片付けてから部屋に行くよ。カードしまっとくんで、先に休んでてよ。あ、お二人も」
母さん「そう?じゃお願いしようかしら…じゃおやすみ、二人とも」
父さん「すまんな!じゃおやすみ!」
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ゴロ「やっぱ久しぶりに大富豪すると楽しいね。ちょっとテンション上げすぎちゃったけど」
あたし「最後のスペ3返しは中々の気迫だったわね。あんたってゲームのことになると途端に気合い入れるわよね」クスクス
ゴロ「楽しいからどうしても目一杯やりたくなってね…」
あたし「まあ気持ちは分かるわ。それにしても…熱くなりすぎてガラにもなく、必殺技叫ぶみたいにスペ3返しぃぃぃ!なんて言っちゃって」
ゴロ「いいじゃない、たまにはワイワイはしゃいでも…それに実際スペ3返しって必殺技みたいじゃない?」
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