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102ページ目

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母さん「じゃヤ切って6」


父さん「よし!じゃ7渡しで3あげる!」ポイ


ゴロ「くっ…パスで…」


ゴロ(3が3枚…革命かジャックバック待ちだな…)


母さん「じゃキング」


父さん「えー、パス」


ゴロ「パスで」


母さん「流れてーのクイーン」


ゴロ「パス」


父さん「くそ、このままじゃコンボの前に二人があがっちまう…ジョーカーだ!どうだ!二人ともパスね、パース!」ガハハ


母さん「…パス」ハギシリ


ゴロ「ふふふ…」ニヤリ


父さん「な、なんだ?その不敵な笑みは…」


あたし「ま…まさか…あ!こいつ!マジで!?」テフダチラ


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ゴロ「スペ3返しィィィィ!!」ベチーン!


ゴロ「流れてからの3のワンペアァァァァ!!アガリぃぃぃ!」ババーン!


父さん「な、なんだとぉぉぉ!?」ガーン


母さん「おおー今回も1抜けね、さすがゴロくん」スゴイワ


あたし「やっべー!スペ3返しとかやる人いるんだ、へぇー!かっこいいわー!」パチパチ…


父さん「くそ…3ペアかよ、パスで…」


母さん「ふん、この期に及んでまだ出し惜しみなの?じゃ遠慮なくAAでアガリ」ポイ


父さん「しまったああああ!!お前AAだったのかよ!ジャックバック2枚だしゃよかったうわー!」


あたし「ほんと、父さんは深く考えすぎで下手くそね…」


ゴロ「反則で落ちた人がよく言うね」フフ


あたし「は?調子乗んないでよ、まだ4連勝しかしてないじゃない」


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父さん「はぁ…いや、ゴロくんすまん、実は今回のは電話いってる間に手札すり替えてたんだ…それで負けるなんて恥だな、はは…」ショボン


ゴロ「やっぱり。さすがに手札からジョーカー無くなってたら誰でも気づきますよ」アハハ


あたし「あの父さんとあたしの手札から要らないの集めた持ち札でよく1抜けできたもんだわ」


母さん「すごい上手いのねえゴロくん。ほんと、何でもそつなくこなせて素晴らしいわぁ」オホホ


父さん「いや、ほんとにすごい。よし、今度は正々堂々と行こうじゃないか、リベンジを申し込む!」


ゴロ「いいですけど、明日も仕事でしょう?もう休まなくていいんですか?」


母さん「そうよ。大人げもなく熱くなってないで、ちゃんと後先のこと考えて今日は休みましょう」


あたし「そうね。じゃ部屋に行こうか、ゴロ」


ゴロ「あ、片付けてから部屋に行くよ。カードしまっとくんで、先に休んでてよ。あ、お二人も」


母さん「そう?じゃお願いしようかしら…じゃおやすみ、二人とも」


父さん「すまんな!じゃおやすみ!」


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ゴロ「やっぱ久しぶりに大富豪すると楽しいね。ちょっとテンション上げすぎちゃったけど」


あたし「最後のスペ3返しは中々の気迫だったわね。あんたってゲームのことになると途端に気合い入れるわよね」クスクス


ゴロ「楽しいからどうしても目一杯やりたくなってね…」


あたし「まあ気持ちは分かるわ。それにしても…熱くなりすぎてガラにもなく、必殺技叫ぶみたいにスペ3返しぃぃぃ!なんて言っちゃって」


ゴロ「いいじゃない、たまにはワイワイはしゃいでも…それに実際スペ3返しって必殺技みたいじゃない?」


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