100ページ目
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父さん「きみもううちの婿にこない?」モグモグ
ゴロ「え、ちょっと…え?」
母さん「そうねえパイロットならうちの子にやらせといて、あなたはおうちで家事して…」ウフフ
あたし「ちょっと!ゴロを家事のためだけに使うのはもったいないわ!こいつはね、人当たりいいから家に籠らせるのはダメよ!」
ゴロ「…」
父さん「しかし帰ってきたら手作りごはんがあるのはいいなあ。母さんはずっと働いてるから、手作り料理食ったのは結婚する前くらいぶりだろうか…」
母さん「休日は作ってたでしょ、思い出を捏造しないの」ベチ
あたし「あー…9割冷凍の…」
母さん「…」ベチ
ゴロ(和やかだなあ)モグモグ
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夜
ゴロ「ん、電話だ…すみません、席はずしますね。しばらく戻らなかったら、やってていいので」
父さん「おう!…それじゃ今のうちにゴロくんの手札を…」スッ
母さん「たかが大富豪でズルなんて大人げないわよ、あなた…」
あたし「でもあいつほぼ毎回ジョーカー持ちじゃん!父さん、適当に6とかと入れ替えよう…」コソコソ
父さん「そうこなくっちゃなあ!」コソコソ
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ゴロ「もしもし、ゾシさんかい?」
ゾシ「おお!繋がったのじゃ!初めてかけたが、上手くいってよかったのじゃー!」
ゴロ「そっか、電話使ったことないんだね。ちゃんと使いこなしてるみたいで嬉しいよ」
ゾシ「うむ!…あ、特に用はないのじゃ…ちょっと通信装置いじってたら、ゴロの番号が入ってての…」
ゴロ「何言ってんの、ぼくたち恋人でしょ?用がなくても、声が聞きたければ電話をかけていいんだよ」
ゾシ「そ、そうなのか?じゃあ、せっかくじゃしちょっと話でもしたいのじゃ。今日も1日、暇じゃったのじゃ…」
ゴロ「ふふ、喜んで」
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後書き
いつも一乙女一生記を読んでいただきありがとうございます。
とうとうこの物語も100ページ目まで来ました。
まだまだ続きますが、どうか最後までよろしくお願いします。




