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2日後
艦長「クルー全員いるな!?出港するぞ!」
操舵手「うーい、エンジン出力あげあげー」
ゴロ「そういえば次の目的地はどこですか?」
操舵手「コロニー軍の火星支部だよ、そこがでかい支部だから人員補給をしにいくのさ」
艦長「月でひとまず物資を補給したはいいが、人員は元通りにはなっていないのだ。なんと今、副艦長不在でこの艦動いてるんですよ?」エッヘン
あたし「それがどのくらいヤバいのか分からないわね…」ウーム
砲撃手「砲撃手だって、本来は予備人員含め12人以上は絶対欲しいのに今3人だしなー」
砲撃手2「平時の当番とはいえ、戦艦の常駐当番が1人、たった3人で何日も回してるとかクソブラックだよ」ゲッソリ
操舵手「俺なんか…一人しかこの艦動かせるやついねえから…」
艦長「とまあ今この艦は深刻な人不足なのだ。他の人員も全然足らんから、君たちもできれば何か手伝えそうなら手伝ってください」ペコリ
ゴロ「分かりました」
あたし「じゃあたしは補給された物資の整理でも手伝おうかしら」
ゴロ「そうだね。修理や索敵当番みたいな専門的なことはできないもんね」
艦長「本来パイロットは前線で誰よりも命を落としやすい役目を引き受けているから、平時は何もしなくていいんだがの…しばし辛抱してください…」ペコリ
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ドック
整備士「という感じだ!弾薬類はあっち、生活用品はそっち、修理部品はこっちって感じで分けてくれ!」
整備士2「わからない物だったらそのまま置いといてくれればいいからな!んじゃ頼んだぜ!」
あたし「ひー、山のように物が積まれてるわ…!」
ゴロ「幸い宇宙だから重くないのが助かるね…これが月や木星だったら…」ゾワァ
あたし「あたしたぶん木星とか行ったら自重だけで死ねるわ…」パカ
ゴロ「…それもそうだね。ぼくたちコロニー育ちだもんね」テキパキ
あたし「そういえばさ、月から火星ってどのくらいなんだろ?」ポーイ
ゴロ「んー、結構近いし1日とかそのくらいじゃない?」パシッ
あたし「そうなんだ。火星にはおもしろいとこあるかなあ」コロガシ
ゴロ「うーん、たぶん人員補給が目的だからすぐ出発すると思うけどなぁ」キャッチ
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敵空母
敵さん「こないだは久しぶりにボロ負けしてしまったのだ」
敵将「ロボのカメラの内容を見たが…あれは君の責任というよりも勝手にみんな死にまくってなかったか?」
敵さん「それでも死んだ兵が死んだ原因は、上官だった俺にあると偉い人は言うだろう。だから俺は腹いせにリベンジを果たすぞ」
敵将「お前の指揮下にある戦艦2隻と機動ロボット8機、それにこの空母を全部使う…ねえ」
敵さん「相手は月で補給したばかりとはいえ、たったの戦艦1隻だ。過剰戦力と言いたいのだろう」
敵将「うん」
敵さん「やっぱそう思う?」ゲラゲラ
敵将「なに笑ってんねん」ゲラゲラ
敵さん「ぶははは…までもたまには大人げなく圧勝したいじゃん」ヒーヒー…
敵将「まあ分かるよ。んじゃ作戦は…月を出た辺りでお出迎えするか」ハハハ…
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ブリッジ
砲撃手「」スヤスヤ…
ゴロ(ブリッジに用があって来たはいいけど…当直の人が死んだように居眠りしてる…)
ゴロ(あんなブラックぷりを知ってしまったから、なんだか起こせないな…ま、しばらくは月の近くだし敵もこんな都市付近で戦闘しかけないよね)
ゴロ(ブリッジの備品は…ここらへんに置いとこう。じゃ失礼しましたー)ソソクサ
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