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煩悶譚 (二作品)
大人になることへの不安、足掻き。
「足掻く」
モノクロサイドで溺れている
いつまでも人混みに紛れて
悲劇に陥った顔で
助けを求めるフリをして
自分の中の信じるものも
手を伸ばして消えた
借用書重ねてたら
とりあえず足踏みしたくなって
心をロックして
鍵もなくした
プライドなんてとっくに
ガラクタ箱に詰め込んだ
モラトリアムの中で不安がっていた
自分はもういない
明日はまた少し 大人の自分がいるかな
遠い昔を眩しく見つめる
「不協調」
あの時遅れて
あの場所に一人
一人で佇み 一人で歩み
初めて知った心地よさ
不協調な時の営み
束縛のない心
大きく翼を広げられる 自由の喜び
自分を社会の殻に閉じ込めていた
あの頃は遠い日のよう




