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俺と彼女の異世界冒険記   作者: 仲遥悠
指揮訓練任務編
97/411

ホワイトデー中編中 “お菓子を求めて…予戦”

「…チョコ…返す…まさか」


 最初から最後までの出来事を何とか思い出した弓弦はあることに思い至り、恐る恐るフィーナに聞く。


「…はい、今日がその日ですよ」


「行ってくる」


「…え? どこへ行かれるのですか?」


 材料が手元に無い彼がとる行動は一つだ。


「材料集めだ!」


「ですが今日は商業区のどこの店も閉まってますよ?」


「な、何だと…っ!!」


 アークドラグノフの商業区は時々全ての店が休みの日がある。 仕入れのためだ。 それが今日…彼にとっては大きな誤算だった。


 ピンポンパンポーン。


「セイシュウ! 弓弦! 今すぐ隊長室に来るんだ〜‼︎ 大至急! 急げ〜っ!!


「…今度こそ行ってくる」


「はい。 帽子、忘れていますよ? 行ってらっしゃいませ…楽しみにしてますね♪」


 フィーナに帽子を被せられてから部屋を飛び出して隊長室へと弓弦は走る。


「や、やぁ弓弦君!」


 向こう側から白衣をはためかせ走ってきたセイシュウと合流する。


「二日酔いはしていないか?」


「あはは…実は少し頭が痛いんだ…それよりもお菓子は用意したかい?」


「…いや、さっき起きたばかりだ」


「僕もだ」


 隊長室の扉を開ける。


「2人共〜お返しの用意は出来とるか〜?」


 背中を向けたレオンが振り返ることなく入ってきた2人に聞く。


「「出来てないな(よ)」」


「よっしゃ〜! 行くぞ〜!」


 振り返ると同時にA4サイズの紙を投げる…キャッチ。 内容を見た2人は同時に顔を上げた。


「続け〜!!」


 紙ーーーお知らせにはこう書いてあった。


界座標ワールドポイント27314のコート王国にて国を挙げたお菓子祭りが開かれる。 祭りの目玉である3人一組、リレー型障害物競争の優勝商品は国のトップパティシエ達が望むお菓子を作ってくれる権利だ。 強者よ来れ!!』…と。


               *


ーーーコート王国。


 大いに盛り上がりを見せている祭りが行われている広場のベンチで弓弦とセイシュウはレオンを待っていた。


「お〜し! 何とか参加出来そうだ〜‼︎」

 

 参加票と314と選手番号が書かれたリストバンドを持ってレオンが戻ってきた。


「それにしても良く見つけたね。 君も直前まで寝ていたんだろ?」


「…あ〜そうだ〜。 もしもの時のための最終策だったが〜…まさか3人が3人揃いも揃って寝過ごすとはな〜」


「弓弦君はどうやって起きたんだい? 僕はリィル君に叩き起こされたんだけど…」


「俺は普通に起きたな。 最初は忘れていたが、不機嫌なフィーを見て今日がその日だと思い出せた」


「“ホワイトデー”…ま〜貰うだけ貰って返さないのはいけないからな〜」


「…それで、障害物リレーか? 障害物ってどんなものなのか分かるのか?」


「う〜ん…さっぱり分からんな!!」


 自信有り気にキッパリと言い放つレオンに肩を落とす2人。


「でも武器持参なんだよね? 普通の障害物…とは考えにくいところだよ。 魔物?」


「無きにしも非ず…と言ったところか。 だが祭りの目玉なんだろ? なら危険とは考え難いが…多分」


「ま〜何があったとしても命関係の危険性は無いだろ〜…多分」


「何かパンフレットみたいな物は無いのか?」


「お〜? 持っているぞ〜」


 手に持つパンフレットを弓弦に手渡す。


「どれどれ…」


 セイシュウがそれを隣から覗き込んで感嘆の声を上げる。


「へ〜。 お祭りらしく沢山屋台が出ているみたいだね。 予選までは時間があるんだよね? どうせなら3人で見ていかないかい?」


「華が無いな〜。 女の子でもナンパするか〜?」


「…俺は遠慮するからな。 やりたければセイシュウと2人でやってきてくれ」


「僕は年齢的に無理。 32だよ? お断りされるのが目に見えてるよ」


「それを言うのなら俺も同い年だろ〜? な〜な〜」


 肩から反対側の肩に手を回してセイシュウを揺するレオン。


「…ん、あれは?」


 弓弦の視線の先で、子どもが持っていた風船がその手を離れた。 走り出す。


「…よ…っと、ほら」


 ジャンプして紐を掴んで渡す。


「えへへ…帽子のお兄ちゃん、ありがとー!!」


「もう離すなよ?」


「うんっ!!」


「よし」


 母親らしき人物の下へと走っていく子どもを見送った後に弓弦は空を見上げる。


「…まぁそんなこと、起こるはずも無いか。 いや、あの時が特別なだけか」


 2人並んで礼をする親子に手だけで答えて振り返る。


「弓弦〜…ったく、お前さんは目を離した隙に何増やそうとしてんだ〜」


「颯爽と飛んでカッコよかったよ。 空を見ていたけど…どうかしたのかい?」


「いや、何でも無い。 それより…ナンパは良いのか?」


「僕はどうでも良いよ。 レオンが言い出したことだから」


「セイシュウの薄情者〜…お前さ「レオン」…ま〜ま〜、言わないから大丈夫だ〜」


 凄味を帯びて迫るセイシュウを両手で押し留めるが、更に迫られる。


「ここは本編じゃないからね? 分かってるかい?」


「番外編であって本編…独立しているようで繋がっている。 だから多少の羽目外しは認められてもそれはいけないな」


「…君が一番ハジけているってこと、分かっているかい?」


「何のことだ?」


「…もう良いよ」


 無自覚は恐るべし、と彼は舌を巻く。


「で、時間は後どれぐらいあるんだ?」


「…後一時間だな〜。 後々支障が出ない程度で屋台巡りでもするか〜?」


 コート王国の王宮前広場にまで移動した3人はそこにある屋台でクレープを買う。 この国は菓子産業で有名な国らしく、当然屋台に要求されているであろう料理のレベルも、相当なものであるとか。 値段は変わらないが味は堪能出来る一品なので、食べ歩きながらふと王宮を見る。


「世襲制なんだってな〜」


「ん?」


 ラズベリーとホイップのクレープを食べているレオンが大きくクレープにかぶり付く。


むぉろくにぇんむぁえ(五、六年前)…ふ〜。 皇位継承権争いが勃発していたらしいぞ〜」


「この口振りからすると今は無事収束しているみたいだね。 …あぁでも、だったら祭りどころではないかな。 平和が一番だよ」


 こちらはプリンセスクレープという巨大クレープを食べている。 後々リィルに伝えておこう…と2人が密かに考えたのは言うまでも無い。


「それにしても…活気に溢れた良い国だな…。 今度知影達を連れて散歩にでも行きたいが…」


「定期的に何かしらのお祭りが催されているみたいだからね…あ、この『迫るカブ祭り』なんてどうだい?」


「何でその祭りがあるんだ…。 自分の方に飛んでくるカブにボールを当てて得点を競う祭り…だよな?」


「へ〜凄いね、当たりだよ」


 そう言ってセイシュウはパンフレットの二枚目を弓弦とレオンに見せる。 本当に書いてあった説明の文章と写真に呆れ顔になる弓弦。


「面白そうな祭りだな〜! これも今度参加してみるか〜?」


「シアレ…? セルフィ…? どちらとも違う…よな。 だが画面の中と実際の場所は違うからな…」


「僕は良いよ。 弓弦君は?」


「…城があるということは…フィアか? だとすれば中にいるのは…いやしかし「弓弦君?」ん、あぁすまない…それで何だ?」


 揺さぶられて目を瞬かせる弓弦にセイシュウが王宮の一部分を指で示す。


「誰かが見ているよ…誰だろう、お姫様かな」


「…ん〜? 本当だな〜」


 カーテンから外を窺うようにひょっこりと顔を出している女性が、こちらに気づいたのか隠れてしまう。


「…王族か〜…縁遠い人種だな〜」


「そう言えば王族はいないよね、うちの部隊」


 元皇位継承権持ち貴族のディオ、武門の名家の娘ユリというそれなりに身分が高かった者がアークドラグノフの部隊にはいるが、他の部隊には正真正銘の王族もいる。 だからといってどうということでも無いのは間違い無いのだが、互いに32歳とはいえ、『お姫様』という存在に夢を持っていないような人間ではないので好奇心があった。 …そんな2人はフィーナがハイエルフの王族、つまり妖精姫フェアリープリンセスであること、そんな彼女と契りを交わした夫(最近はそれなりに自認している)である弓弦が一応妖精王子(フェアリープリンス)と呼ばれる存在であることを知らない。 無論本人も話すつもりは無い。


「それはどうでも良いのだが、あれ…そろそろ始まるんじゃないのか?」


 王宮の前に人集りが出来ている。 メイドと執事らしき人物によって人々が中に誘われる。


「次どうやら僕達みたいだね。 先ずは予選…頑張ろう」


「お待たせいたしました。 それでは最初のランナーはここに。 残りの2人はそこのメイドが案内しますので暫しお待ちを…それでは」


 急いで王宮の前に行くと丁度313が出走した後。 アイコンタクトの末第一走者はレオンに決まり、出走のカウントダウンが始まる。 


「…行くぞ〜っ!!」


 文字通りのロケットスタートでレオンが王宮の奥へと消える。


「では、こちらへ…」


 第二走者である弓弦と第三走者であるセイシュウはメイドの後に続いて第一走者が通った扉とは別の扉から王宮内に入った。 手入れが行き届いていて、日頃の執事やメイドの苦労が推し量れる内部について弓弦が褒めるとメイドは頬を仄かに赤く染め、歩行速度を上げる。


「では、こちらで第一走者の到着をお待ちくださいませ。 第三走者の方は私とこの先へ」


「じゃあ弓弦君、先に行かせてもらうよ」


「あぁ」










 目の前の転々とした足場をリズムミカルに飛んで突破したレオンは次の障害物エリアへと入った。 障害物内容は…?


「…『魔物を蹴散らせ』か〜! おっしゃ行くぞ〜!」


 目の前に小さなガーゴイルが五体、現れる。 彼は大剣を抜き放つと同時に大きく踏み込む。


「新技、行くぜ〜?」


 握った大剣が風を纏う。


「加速剣、スラッシュ・ビジョン・エア…お〜らよっと!!」


 ガーゴイル達よりも前の空間を思いっきり撫で斬った瞬間、解き放たれた風がその軌跡をなぞるかのように切先よりも離れていたガーゴイル達を残さず両断した。 確かな手応えだけを倒した頼りにしてレオンはその場を後にする。 …次の障害物エリアを突破すれば弓弦に交代だ。


「…参ったな〜。 てっきり肉体系だけだと思ってきたが〜…」


 部屋の中央に台座式のディスプレイ、部屋の四隅に何やらプロペラのようなものがそこにあった。 どうやらディスプレイに表示されるであろう四択問題に対しての答えの番号に対応したプロペラを回さなくてはいけないようだ。 レオンがディスプレイに触れると、予想と大体似たような説明が表示されたので彼はすぐに開始の表示を押す。


『モンダイ、次ノ内、仲間外レハ?

1.エダマメ 2.ツミマメ 3.クズマメ 4.ホラマメ』


「豆についての問題だな〜…う〜む…よ〜し」


 4と床に書かれたプロペラへと向かって風魔力(マナ)を飛ばすとプロペラが回り始めてその隣の壁がスライドするように動いて先への通路が開いた。


「…おっしゃ〜っ! 予想通りだ〜!!」


 問題の中での仲間外れ、答えはレオンの入力した通り4だ。 他の三種類の豆と違って仲間外れであるホラマメは地中で育ち掘り起こす豆であるからである。


「レオン!」


「受け取れ〜っ!」


 たすきを弓弦に手渡すと、すぐさま彼は走り始める。 レオンはそれを見送ってから案内の看板に従って脇道にある通路へ歩いていった。


「…色々と摩訶不思議な城だな」


 それが弓弦の感想だ。 まるで時空が捻じ曲げられているかのように、外から見た王宮とこの長さは構造上あり得ない。 何かの魔法装置が使われているのなら一度見てみたい…と、考えながら駆ける。


「…っ、最初の障害か。 …シフト」


 的が現れる。 銃形態に変形させた剣でそれを撃つと矢が弓弦に向かって飛来するが、矢は彼の足下に刺さった。 矢には紙が結びつけられており、開くと簡潔にこう書かれていた…『矢を避けながら的を全て壊せ』…と。


「…ッ!?」


 彼の後ろの床が崩れ始めた。 どうやら時間制限付きのようなので、先程よりも走る速度を上げて的を撃っていく。 時々飛んでくる矢も犬耳が鋭敏にその音を捉えて避けることが出来た。 三十個目だろうか、的を撃ち抜くと矢が。 


 綺麗に通路を埋め尽くすように並んだ矢が。


「…わーい」


 壁に寄り銃口を向けてトリガーを引く。


一斉フル…は?」


 自分が通れるスペースだけ一斉発射フルバーストで確保しようと弓弦の背中が壁に触れた瞬間、壁がからくり屋敷のように回転して壁の裏側に彼は移動させられた。


「…逃げ道があったのか…戻ること…は、出来たか」


 壁の反対側を押すと元の場所へと戻った。 矢が飛んでこないことを確認してから、弓弦は先を急ぐ。


「…よし、抜けたな。 で、次は何かを入力しろと…」


 小さな部屋に次への機械扉があるのだが、どうも何かを入力しなければいけないようだ。 どこかに何かが落ちているわけでもなく、ただ扉の横に入力端末があるだけである。


「…まさか、な」


 思いついたパスワードを入力する。


「…ははは…テンプレというか…下らなさ過ぎて呆れるが…まぁ良いか」


 入力したパスワードは『パスワード』である。 これを考えた人物に物申したい気分になりつつも先に進む。


「…足…下…っ!? うわぁぁぁっ!?」


 先に進んだ先に道は無かった。 見事踏み外して自由落下すると今度は…。


「冷たっ!? って、足場が…っ!!」


 着地したのは酷く不安定な藻みたいな足場。 当然、立っていると沈むのでそれより先に走り抜けるしかなく、全力で殆ど水の上を沈むより先に足を前に出し続けることを繰り返して駆け抜ける。


「壁ッ!? 通れ…た!」


 突如下りた壁に空いている穴を飛び込むように通り抜けた先に第三走者であるセイシュウがいた。


「…いた、セイシュウ!」


「待っていたよ!」


 セイシュウにたすきを託す。


「目指せ予選通過の十位以内! 八嵩はちがさ セイシュウ、行くよ‼︎」


 床を凹ませるかのごとく思いっきり踏み込んで最初の障害物へ。


「…何だろう…雷に…当たる…な」


 セイシュウが生唾を飲んだをは理由がある。 彼の体質…魔法の特性にある。 雷属性の魔法を無効化すると同時に引き寄せてしまう彼の体質は戦闘においては非常に有利に働くが…!


「あはは…。 これは僕にとっては地獄みたいな障害だよね…でも、良い運動にはなるかなっ!!」


 扉を開けると暗雲立ち込める外に出て、同時に落雷が。


「おっと」


 右へのステップで避け走り出すセイシュウ。


 落雷。


「はっ」


 左へのステップで避ける。


 落雷落雷。


「増えた…けど、当たらないね!」


 バックステップ。


 落雷、落雷落雷落雷。


「…っ」


 落雷落雷落雷落雷、落雷。


「…あはは…危ない危ない」


 最後の雷を数ミリ単位で何とか躱す。


「よし…これだったら何とか…。 あれ?」


 上方で一層大きな音が。 彼が走りながら上を向くと眼鏡を通して彼の瞳に恐ろしいものが映り、背後に落ちようとした雷が途中で曲がって彼の近くで落ちるのとセイシュウが白衣のボタンを留めたのが悪夢の始まりである。


 落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷落雷…。


「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 脇目も振らずに前だけを見て走りると崖…とロープが垂らされていた。 それを掴んでさながらターザンのように崖を渡ったセイシュウは、地面を転がりながら途中無理矢理跳ね起きて次の障害へ。 そこにあったのはレオンや弓弦の時と同じような入力端末が。


端末の画面には『Gμν+Λgμν=κTμνノ左辺、Gμνニツイテ、コレノ発散が0ニナルコトヲ証明セヨ』とあり、ペンのような物質が宙に浮いている。 セイシュウは五秒程顎に手を当てて思考した後眼鏡のズレを直して、すぐに記入を始める。


『∇lRκji( h)+∇jRlκi( h)+∇κRjli( h)=0 l=h=aで縮約。 ∇aRκji( a)+∇jRaκi( a)+∇κRjai( a)=∇aRκji( a)+∇jRκi−∇κRji=0 基本計量テンソル(g( ji))を掛け合わすと計量条件∇hg( ji)=0からg( ji)∇aRκji( a)g( ji)∇jRκi−g( ji)∇κRji=∇a(g( ji)Rκji( a))+∇j(g( ji)Rκi)−∇κ(g( ji)Rji)=0となり、各項についてg( ji)Rκji( a)g( ji)Rκjifg( fa)g( ji)Rjκfig( fa)=Rκfg( fa)=Rκ( a)g( ji)Rji=Rとなり、この式から∇aRκ( a)+∇jRκ( j)−∇κR=2∇aRκ( a)−∇κR=0と得ることが出来る。 従い、gμνの添え字を一つ上にあげ、Gi( j)=Ri( j)−1/2Rgikg( kj)とし、その発散∇aGi( a)について∇aGi( a)=∇aRi( a)−1/2∇aRδ( a)i=∇aRi( a)−1/2∇iR=0と成り立たせることが出来る』と書いて終了ボタンを押すと扉が開く。 実にここまで三分。 セイシュウは満足気に頷いて先に進むがそれにしてもこの問題、障害物としてどうなのだろうか。 鬼畜と言ってしまえばそれまでである。


「…あれ、ゴール…かな」


 ゴールテープを切って彼は自分がゴールしたことを知るのであった。

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