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賑やかなのが嫌でも、孤独が好きなのでもない。…私はお腹が空いているだけなんだ。byセティ

 ──前回までの、あらすじ。


 学生寮でのオリエンテーションを終えた学生組。

 行われた部屋割りに胸を躍らせるユリであったが、突き付けられた現実への動揺は隠せなかった。

 扉を開けた瞬間見えてしまった紫紺色の髪。待っていましたとばかりの「うぇるかむ」 発言。

 その正体は弓弦をこよなく愛する変態、知影であった。

 思い起こされる昼間の出来事。弓弦の教員室を捜索し、居座ることでプライバシーを侵そうとしていた姿は記憶に新しい。

 それどころか、当然ともいうべきか。弓弦が秘匿している居住拠点までも探そうとする知影。

 サイコパス染みた言動にこれでもかと堪忍袋の緒を刺激されながらも、ユリは自制心にて耐え抜いた。

 同室となった知影と共に荷物の整理をしながら、彼女は来るべき魔法生物の講義を心待ちにするのであった。


* * *


 夜の学生寮は、大きく分けて三つの盛り上がりを見せる。

 一つ、テスト期間外の就寝前。

 俗にいう、パジャマパーティーだ。プライベートな会話と黄色い声が、夜な夜な部屋から聞こえてくる。

 二つ、風呂の時間。

 共用の浴場で、他人や自身のスタイルで一喜一憂。所謂触り合いがあったり、マドンナの入浴ではやっぱり黄色い声が上がる。

 タオル一枚のみで隠されたあられもない肢体の数々は、男子にとっての桃源郷である。


「この…豚肉のソテー…!」


 三つ、それは──


「まぁ…♪ とても美味しそうですね」


 食事の時間である。


「…ごくり」


「セティ、手を合わせてから頂戴しましょうね?」


 食事の時間とは、団欒の時間。

 ここ──学生寮の共用スペースに設けられた食堂は、正に団欒の場であった。

 親しい友人と食卓を共にし、時間の許す限り大いに語り合う。

 無論、食事そのものも楽しめるものとなっている。

 学園専属のシェフが振る舞う料理の数々は、男女と年齢を問わず寮生達の心を掴むのだ。


「いただきます…!」


 ──ここにも、香りの時点で心奪われそうになっている少女が居た。

 バターとデミグラスソースの効いた香りに喉を鳴らし、期待の込められた瞳のまま手を合わせる──セティという名の少女が。


「戴きます」


 少女の対面に座るのは、風音。

 瞳を輝かせているセティの姿を、それはそれは微笑ましそうに見ていた。


『……』


 少女の背後から少し離れた所の天井には、バアゼルが。

 遠くから見守るように、ぶら下がっていた。


『(…蜜柑は…無いか)』


 ついでに、食堂内で蜜柑の入ったメニューが注文されないことに落胆していた。


「(はぁ……)」


 その少し離れた所にも、彼女を横眼で見ている者の姿が。


「(僕も…出来れば向こうに行きたいなぁ)」


 ディオだ。


「お、どうしたディオ君」


 そんな彼の前に、座っている者が居た。

 肉が山盛りに乗せられた丼を片手に持つ男が、剃髪された顔を上げる。


「何でもないよ、セドリック君」


 首から下の隅から隅まで筋肉質な男の名を呼び、ディオも男と同じ丼を食べ進める。


「そうか! てっきりコイツが口に合わないのかと思ったが、大丈夫そうだな」


 男の名は、セドリック・セドウィック・セドイック。土教室(クラス・ノーム)の生徒だ。

 自己紹介の後、混沌を極めた教室内を「良さないか!」の一言で収めた猛者だ。

 というのも、彼はクラスの委員長的存在である。その男気溢れる肉体や精神が、自然と他者から尊敬されてしまうのだ。

 ディオにとっては、質問攻めから守ってくれた命の恩人であり、同時にルームメイトでもあった。自然と話す機会が増え、下校してからは行動を共にしていた。


「セドリック君は、毎日これを食べてるのかい?」


「そりゃ、良質な筋肉は良質のタンパク質から作られるからな。美味いだろ? この『筋肉刃清汰荒』は」


 肉しか載ってない丼、通称「筋肉刃清汰荒」。読み方はお察し。

 豚、鳥、牛肉が底から山盛りにされているこのどんぶり。特製のタレに一日漬け込まれてから、炭火で香ばしく焼き上がった三種の肉は柔らかジューシー。表面に米粒大のサイズでまぶされたニンニクと唐辛子が、肉の味を存分に引き出している。

 ご飯と共に食べるも良し、糖質を気にするのならこれだけで良し。肉好きには堪らない一品である。


「うん、美味しいよ。精が付きそうだね」


 中々の大盛りメニューであるために、ディオにとっては供給過多だ。

 しかし美味いことには変わらないため、取り敢えず食べ進めていく。


「(美味いんだけど…なぁ)」


 咀嚼しながらも横眼は据え置きだ。

 視線の先では、セティがソテーを口に含んでいた。


「…はぐっ」


 繰り返そう。

 食事とは、団欒の時間である。

 会話に花を咲かせたり、親睦を深める時間だ。


 しかし料理を味わう少女は、孤独をその身に纏っていた。

 賑やかな食堂にはそぐわない、静かな沈黙。

 まるで自分と、眼の前の食事しか世界に存在していないとばかりに、少女の眼は釘付けとなっていた。


「あらあら…」


 実際のところ、セティの対面には風音が座っている。

 決して風音の存在感が薄い訳ではない。ただセティの全意識が、食事にのみ向けられているだけ。

 彼女の意識内においては、自身と料理のみ存在を認知されている。

 ──そう、この食堂という場で彼女は孤独なのだ。


「(脂が甘くて、とても上品)」


 孤独であるが故に、少女は自らの世界に入っていく。

 食事を謳歌する、一グルメとしての世界へ。

 そう。孤独となった少女は、同時にグルメになるのだ──!


「(噛めば噛む程溢れてくる濃厚な旨味に、私の口はプレス機だ…!)」


 飲み込んでは運び込み、それを繰り返していく。


「はぐ…っ、はぐ…っ!」


 傍目から見れば、ただ黙々と食しているような見えるだろう。

 しかし心の中では、


「(肉汁が止まらない…! あぁ…旨味の海開きだ…ッ!)」


 こんなにグルメなのである!

 グルメな孤高の戦士。

 グルメで孤独な少女。

 少女は正に、孤独な──!


「あらあら、何だか普段とあまり変わりませんね」


 食事とは、団欒の場である。

 眼の前に風音が居たことを思い出し、セティの心はさざ波のような静寂に包まれた。


「…コク。美味しいものは、美味しく食べる」


「クスッ、そうですね。でも…」


 風音はおしぼりを手に取り、腕を伸ばした。


「?」


 そっと、キョトンとするセティの頬からソースを拭き取る。


「あまり御顔を汚されるのは…宜しくないですね」


 白いおしぼりの一点が、茶色に染まっていた。


「…ありがとう」


「いえいえ」


 俯いたセティの頬が微かに赤く染まる。

 拭かれるまで、一切気付かなかった。

 どうやら、自分の世界に相当入り込んでしまったようだ。内省しつつ、細々と食事を続けていく。


「クス…ッ。セティは可愛いですね」


 そんなセティを見てか、風音が小さく噴き出した。

 肩を震わせながら笑いを堪える彼女は、まなじりを薄っすらと光らせている。


「…別に、可愛い程じゃないと思う」


 そんなにも笑われると、セティじゃなくとも噛み付きたくなるだろう。

 上眼がちに睨んだ頬が、プックリと膨らむ。


「(かわ…っ)」


 その様子に思わず胸を押さえるディオ。


『…!』


 ディオの様子に気付いたバアゼル、無言で睨んだ。


「どうしたディオ君」


「…ちょっと動悸が」


 この、動悸。

 普通に考えれば、ときめきと呼ばれるものだが─。


『不埒な視線を送るな小童……』


 何故だか冷汗も掻いてしまう。


「(あれ…僕、こんなに心臓弱かったっけ…?)」


「大丈夫かディオ君っ!?」


 セドリックに心配されるも、ディオの動悸は止まらない。

 そんな二人の遣り取りを他所に。


「可愛いですよ。花のように可憐な笑顔ですもの」


「…そんなこと言って。…私を揶揄からかうのが目的」


「あらあら♪ そんなことありませんよ♪」


 明らかに揶揄からかっていると分かる、裏を感じさせる笑顔。


「……」


 そんな風音の様子は、実に平常運転だ。

 隙あらばもてあそぼうとしてくる。『アークドラグノフ』に居た時から、そうなのだ。

 何を言おうと、何をしようと、あっという間に手玉に取られてしまう。


「…ここでぐらい、揶揄からかわなくても良い」


 悲しきかな。

 セティは、この風音と同室なのである。

 どうして向こうでもここでも、弄られなければならないのか。嫌いだと断じる程ではないが、不服には思える。

 そんな時に、セティは思うのだ。


「‘…弓弦は凄い’」


 基本はやり込められるが、時々これでもかとやり返せてしまう。

 風音を弄べるのは、恐らく弓弦だけなのかもしれない。


「…そうですね。あの御方は…」


 風音は食事の手を止めた。


「‘…一体何を隠しているのやら’」


「え…?」


 セティの耳で、ようやく聞き取れるような小さな声。

 すぐに戻ったが、瞳が憂いを帯びていた。

 隠しているとは何のことなのか。

 思わず自らも手を止めたセティに、風音は首を振った。


「…いえ、栓の無いことですよ」


 そう言うと、再び食事に戻る。

 話すつもりがない様子に、セティも食事に戻った。


「…だから、何」


 戻れなかった。

 何故だか凄く気になってしまった。


「いえ、だから…」


 弓弦のことに関する何某を、おいそれと聞き流すことは出来ない。

 セティとて気になっていたのだ。

 どうして、一緒に学生生活を送れないのか──。


「まぁまぁ…。教員をされるあの御方も良いではありませんか」


「…先生よりも、生徒の方が良い」


 先生と生徒では、仲良く街へ買物に出向くことも難しい。

 何より、先生は全ての生徒と関わらなければならないのだ。そうなれば必然的に、自分に関わってくれる時間も少なくなってしまう。

 そう考えてしまうと、無性に憤慨したくなるのだ。


「私は、教員としてのあの御方が良いかと」


 風音は頬に左手を当てながら、どこかうっとりしたように言う。


「折角の学舎生活なのです。普段とは異なる御姿を拝見出来ることが新鮮ですから」


 セティは呆れたように眼を細めた。

 何を言うかと思えば、所詮は姿形か。

 誰もかれもが、「外見が外見が…」である。

 今日の式で動揺を極めていた知人達に、彼女は内心呆れていたのだ。

 カッコ良いとは思うが、それまで。

 別に某ハイエルフ二人のように気絶したり(実際にはさせられた)、涙ぐんだり、某医療班主任のように眠ったり、某変態のように鼻血を出したり、某眼の前の人のように途中で姿を消したりはしない。


「…それは、表面しか見ていない。…どうせ見慣れる」


 見慣れるのだ。

 キャーキャー黄色い声を上げる女達の、何と愚かなことか。

 顔が、声が、立ち振る舞いがちょっとカッコ良ければそれで良いのだ。


「(…って、バアゼルが言っていた)」


 実際には、『大概の愚人は、外面にのみ固執する。…本質にこそ眼を向けねばならぬと云うのに、何と浅慮な』と、悪魔は話していた。

 要するに、受け売り半分である。


「(…良さは、別にあるのに)」


 しかしセティは憤慨していた。

 バアゼルの言葉は難しかったが、分かる部分はある。

 外見が何だ。脳内花畑か。

 それはもう、思い出せば出す程に怒れてくる。


「えぇ、外見はあくまで一側面です。他にも…教員の方が好都合な部分はありますよ」


 どこか好都合なのか。

 セティには全く想像出来なかった。


「(教員をされていた方が、他の学生達と親密な関係性を築けずに済みます。それに頼みさえすれば、個別での指導に時間を設けて下さりますし…)」


 風音は微笑みの裏で、そんなことを考えていた。


「(好都合…?)」


 だが自分の言葉が引っ掛かり、訝しみながら反芻する。

 生徒よりも教員の方が都合の良い、何某かがあるのだろうか。

 恐らくそれが、疑問解決のいとぐちだろう。


「…見解の不一致」


「あら、難しい言葉を使いますね」


「…それぐらいの言葉、使える」


 小馬鹿にされたように思えて、むくれるセティ。

 何とかして風音の意表を突けないかと様子を窺うが、風音に隙は見られない。


「(…教員だと好都合…。そう言えば先日…八嵩(はちがさ)様に呼び出されていましたね。…まさかとは思いますが、何かしらの関係が…)」


 その一方で風音は、普段通りの表情を浮かべながら、頭の中で思考を回していた。


「(…やはり、一度弓弦様を問い詰めるべきでしょうか…)」


 それはさながら、探偵による推理のよう。

 以前の温泉旅行からの教訓だ。

 解決の必要性を感じる疑問は、解決のために動く。

 弓弦が何を隠しているのかは謎に包まれているが、彼のことだ。何かしらのボロを出すこともあるだろう。

 そもそも彼が隠し事をする時は、決まって世のため人のためなのだ。

 そして面倒事を、背負い込む。

 巻き込まれてしまうのだ。


「…むぅぅ」


 きっとそんなことまで、セティは考えていないのだろう。

 だがそれで良い。彼女は、学生生活を満喫せねばならない(・・・・・・・・・)側の存在だ。

 確証は無いが、弓弦やフィーナがそう望んでいるような気がしていた。

 二人に仕える従者としての勘である。勘ではあるが、風音自身それを望んでいた。


「(…少し、探ってみましょうか)」


 微笑みに細めた瞳の裏に、鋭い光を宿して。

 集められる情報は、全て集める。

 勿論弓弦に気取られることなく、影に徹する。

 これが中々の難題だ。今日一日を通してもそうなのだが、気配を殺していても弓弦は気付いてしまうのだ。

 それに知影等も大きな障害だ。

 弓弦のことが好き過ぎる彼女は、弓弦のプライバシーを認めない。密偵を行う上で、鉢合わせそうになる機会もあるだろう。

 しかし何とかする他ない。

 旅館の女将として、音も無く事を成すための手段は幼少の頃より磨いてきたのだ。


「さ、料理が冷めてしまいますよ? 早く戴いて、御風呂に参りましょう。


 賑やかな食堂の中で、静かに闘志を漲らせて。


「…むぅぅぅ」


「(…弓弦様、御覚悟を)」


 風音は決意を固めるのであった。

──チャッチャカチャ、チャッチャカチャ、チャッチャッチャッカッチャ!


「さぁ、始まりますわよ〜! ネクストミュージック、スタート!」


──教えて! それは何? 教えて! お姉さん♡ そのお悩みを解いてあげます♪


「…ポン」


──タヌキさん? 違うよ! 妖精さん? そうだよ! ユリタヌキって言うんだよ♪

 綺麗な、お姉さんと可愛い、ユリタヌキ♪ 二人が楽しく教えてくれる〜ぅ♪


「「集まれ〜! 皆〜!!」」


──皆でおいでよ〜♪ 笑おうよ〜♪


「ミュージック、ストップですわ!」


「…ポン」


「学園と言えば勉強! 勉強と言えば、解説ッ! さぁ、『なにそれ? 教えてリィルお姉さん!』の始まりですわ! ‘…ほら’」


「ぱちぱちぱちぱち〜ポン!」


「はい! このコーナー…十四回目となって、それなりに回数が増えてきましたわね。本編も十四話目と言うことで、まだまだ先は長そうですわ。全然時間が進んでいないのではなくて?」


「まだ初日だから、驚けるのだポン。少し刻み過ぎている気がするのは、気の所為じゃないかも…?」


「刻むどころか、ミキサーでドロッドロにされている感じですわね」


「ミキサー…ジュースが飲みたくなるポン」


「そうですわね…」


「そう言えばお姉さん、“アレ”はまだ飲んでいるのだポン?」


「…アレ、とは?」


「ほら、あのバストアップサプ──」


「“バインドウォーター”ッ!」


「ッ!? 水が!? 身体を縛っ…!!」


「…はい。今回紹介する魔法は、この“バインドウォーター”ですわ!」


──ジャジャ〜ン♪


「水属性初級に分類されるこの魔法。効果はその名称が示しているように、水流による拘束です。“拘束する水流”と呼び変えられることもありますの」


「ぐ…動かない…ぽん…っっ」


「拘束の強さは込めている魔力マナや空気中に漂う魔力マナによってまちまちではありますが、このように四肢を拘束出来る程度がメジャーですわね。使用者の前方に展開した魔法陣から出た水流が途中で四叉に分かれ、それぞれ手足を縛り付けている…と言うイメージを浮べれば、分かり易いですわ」


「お、お姉さんっ、水が、少しずつ中に染みてきているぞっポンっ!?」


「そりゃあ水ですもの。縄とは違って染み込みますわよ? …それよりもユリ…タヌキ? わたくしが、何をっ、飲んでいますって…?」


「……バストアップサプ」


「“バインドウォーター”を全身に追加ァッ!!」


「づっ!? 身体に食い込むっ、中に染みるっっ!?!?」


「亀甲縛りの刑でしてよ! お〜っほっほ!!」


「んぁぁぁっ!?!?」


「では予告でしてよ。『レイアです。うーん! ユ〜君や皆で学園生活! 何だか特別な旅行気分になっちゃうなぁ。初日が終わって、寮で過ごす初めての夜なんだけど…肝心のルームメイトはどこ!? 探しても見付からないんだよね、どこかに隠れちゃってさ。はぁ…。ご飯も食べちゃったし、お風呂…行かなきゃ──次回、ふっふっふ。お姉ちゃんって凄いんだよ? byレイア』…お風呂…お風呂…ね。寮のお風呂は集団浴場。忌まわしき記憶が…蘇りますわ……」


「……お姉さん、ボク、びしょびしょなのだが……」


「それは災難ですわね。しっかしその姿ですと、流石のあなたも、ずんぐりむっくりですわね」


「……」


「そんな射殺すような瞳で見ないでくださいまし。一応あなた、マスコットですのよ? もうちょっと子ども達に夢を与えられるようなキラキラした瞳を」


「……」


「ま、今回はやり過ぎたと思っていますわ。次回までには機嫌を直してくれていると嬉しいのですけど……」


「……」


「…。じゃ、また次回にお会いしましょう! さよなら〜♪」


「…‘まな板胸が’」


「ん゛ん〜!?」


「ぁあ──っ!?」

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