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俺と彼女の異世界冒険記   作者: 仲遥悠
裏舞台編
392/411

キャラ紹介 その????

ジャンヌベルゼ・アンナ・クアシエトール

 【20歳、女】 168cm 鳶髪鳶眼。


 カザイと死闘を繰り広げた後は、大元帥亡き『組織』の旗印として『シリュエージュ城』で生活をしている元帥。巷での通り名は『剣聖の乙女』。

 武術の鍛錬や、散歩のために『エージュ街』に繰り出すなどして日々を送っていた彼女。つまり、あまりに元帥としての責任を全うしなかったため、とうとうヨハンによる業務の手解きを受けることになった。「当然だ。元帥たるもの、代替業務ぐらい熟してもらわなければ」(ヨハン談)本人は心からの不服を感じていた様子。

 しかし心のどこかでは、常に「カザイ」を手に掛けてしまったことを悔いており、今も時々夢で見ることがあるようだ。そこを『幻憶の導き手』に利用され、「カザイ」と戦う幻に踊らされもした。ヨハンの代わりに業務を請け負ったのは、その負い目があったためである。

 ディー達が帰還してからは、時折ヨハンの業務を手伝いつつ、一人で街付近の魔物討伐をしているようだ。「…半ば八つ当たりもあるんだろうな」(弓弦談)「黙れ、出番無し」(本人談)「…予告には出番あったんだが」(弓弦談)「本編でなければ無意味だ。出番無し」(本人談)「…ボクだって、出たくなくて出てない訳じゃないのに…」(弓弦?談)「……」(本人唖然)

 疑い半分でジェシカと刃を交えた結果は、どうやら彼女の辛勝で幕を下ろしたようだ。「思いっ切り身体を動かしたのは久々でした。ありがとうございますね♪」(ジェシカ談)


カザイ・アルスィー

 【20歳 男】 183cm 青髪緑眼。


 『大元帥』を殺害した容疑を掛けられ、アンナに討たれたもう一人の元帥。『双銃の告死者』と呼ばれることも。戦場では二挺の銃を手に駆け抜けた。亡き後はアンナが形見として双銃の片割れを保有。もう片割れは、行方不明である。

 幻で再現されただけにも拘らず、その実力はアンナと拮抗し、激闘を繰り広げた。その少し前ーーー殺害の証拠として持ち帰った銃が消えたために、彼女は彼が生きていたのだと勘違いした。

 だから本物と信じ、彼女は抗った。

 信じたために、彼女は繰り返した過ちを悔いた。

 そして幻と知るや、闇で糸を引いた悪魔に激怒した。

 彼の死は今も、アンナを苦しめる。彼女の心に、影を落とす。

 消えた双銃の行方は、誰も知らない。アンナがそもそもどこかに落としたままなのか、はたまた今も大瀑布の滝口に落ちているのか、誰かに拾われたのか。双銃は持ち主と同じように、彼方で沈黙を貫く。


オルレア・ダルク

 【15歳、美少女】 153cm  亜麻髪、薄桃瞳。


 名前としては出番のあったアンナの後輩。泣く子も惚れる、惚れまくる天真爛漫超絶美少女。

 彼女が以前、大人達の心を結び付けたからこそ、今回の騒動は無事に収められた。「ま~…そもそも攻~められることもなかったか」(ディー談)「そもそも、平和ではなかったと言うことだ」(ヨハン談)「私も以前よりは今の方が、ずっと…」(ジェシカ談)「…居ないと、居ないで…チッ」(先輩談)「…ジャンヌさん、落ち込んでます」(トレエ談)


ディー・リーシュワ

 【62歳 男】 182cm 白髪混じりの灰色髪、翠の瞳。


 『アークノア』実行部隊隊長で階級は中将。『ティンリエット学園』で教鞭を執っていた時期もあり、多数の教え子を世に輩出してきた。

 ヨハンと和解してからは定期的に連絡を取っており、独自に探っている『革新派』の動きを知らせるために来訪したが故に、今回の騒動に居合わせることとなった。「お蔭で助かりましたね」(ジェシカ談)

 以前とある少女に敗北を喫してからは、再び己を鍛え直してその実力を伸ばした。彼の存在の有無が、騒動の明暗を分けたといっても良い。「…お前が負けたのか」(ヨハン談)「ま、(う~え)には上が居るってことなんだな」(本人談)

 因みにフェゴルが退却した後は一人で飛翔魔法を使い、アンナ以外の全員を地上まで連れ出した。「…重くなかった…ですよね?」(トレエ談)

 次章では、そんな彼のもう一つの顔(・・・・・・)が明らかになる。


ヨハン・ピースハート

 【62歳、男】 184cm 黒髪。空色の瞳。


『大将。オルレアと出会い、妻のため、少女のために立ち上がることを決意して、元帥の代わりに『組織』の業務を一手に担う日々を過ごしていた。「…まぁ、助かってるな」(アンナ談)

 フェゴルとの出会いは、ある時娘の仇である悪魔の出現に、ディーと共に討伐に向かった時にまで遡る。しかし仇である悪魔は、娘と同じ姿を、同じ声でヨハンを呼び、嘲笑うかのように消えた。殺した際に娘の身体を奪った。そう考えたヨハンは絶望。ディーに促され、一旦城に戻ることにしたという過去がある。

 しかし再度対峙した仇は何故か、姿以上に「何か」が娘に似過ぎていた。

 その直感は、彼を混乱の淵に追いやった。「娘」からの言葉として変態呼ばわりされてしまった彼の心の傷は尋常ではない。たった一度の羽目外し、しかしその一度のために彼は暫く悩まされることになるのであった。

 因みに教師時代は、「魔法生物」について教えていた。それ以前は、ディーと共に軍に属していた。「ヨハンとは、出身世界が同じなんだ。そ~れなりの古い付き合いになるんだな」(ディー談)

 当時の彼は、そこまで甘味が得意ではなかったのだが、とある生徒からの差し入れを切っ掛けに嗜むように。「え? そうだったんですか? …美味しそうに食べているのに」(トレエ談)「…紆余曲折、あってな」(本人談)「色々と、あったんですよね?」(妻談)


ジェシカ・ピースハート(旧姓ヴァキリア)

 【55歳、女】 170cm 紅玉の髪に空色の瞳。


 ヨハンの妻で、城に仕える給仕の長を務めており、涙脆い結婚三十七周年の女性。とある世界における槍術の名門ヴァキリア家の次女であり、力と武術に優れる。実はヨハンに槍術の手解きをしたのも彼女。「こ~れは、ちょっとした豆知識。結構(けっこ~う)、強いんだな」(ディー談)「護身術レベルですよ。私の武術は」(本人談)「…その護身術とやらで私は、得物を二本折られたのだが」(アンナ談)「ジェシカの一撃に鍔迫り合うからだ」(ヨハン談)「…鍔迫り合いで、剣って壊れるんですか…?」(トレエ談)

 美魔女と呼ばれる程に若々しい姿は三十代でも通じるーーーというより、二十代でも通じてしまう。

 因みに『滅失の虚者』のことは夫から聞かされている。娘の姿をした悪魔という存在を訝しんではいるが、それ以上に、復讐にどこか囚われている夫のことを憂いている。


トレエ・ドゥフト

 【15歳、女】 153cm  青がかった灰色髪に青い眼。


 かつては弓弦の指揮訓練に参加した女性中尉。普段は『アークノア』実行部隊隊員として生活している。そんな彼女が、今回晴れて章内のメインキャラクターとして昇格した。

 普段からジェラルに弄られるため、彼と犬猿の仲になっている彼女は、袖裏に『スレイプニルの髭』と呼ばれる硬さと柔軟さを併せ持った細糸を隠し持っている。「『スレイプニル』か。馬の魔物で…(以下省略)」(ヨハン談)「そ~の切れ味と耐久性は、女性の髪に匹敵すると言われるんだな」(ディー談)基本は二本の短剣と水属性魔法で戦う。怒った彼女がさり気無く袖に手を引っ込めた時には、要注意。「…抗議、です」(本人談)元々は、短剣一本で戦っていたようだ。「(た~し)か、その頃からイメージチェンジしたんだな。眼鏡外したり…髪型変えたり」(ディー談)「…気付いたんです。眼鏡掛けてたら…ブローレン大佐と同じになるから」(トレエ談)「やれやれ…嫌われていますねぇ」(ジェラル談)「急に出て来たと思えば…。アンタが悪いんでしょ。毎度毎度トレエちゃんを虐めないでくれる?」(ミーア談)「今現在虐げられているのは、私のような気もしますが…」(ジェラル)「うるさいわよ」(ミーア)「やれやれ…頭が痛くなってきました」(ジェラル)

 そんな彼女は、『夢の人』と呼ばれる不思議な存在と仲が親しい。彼女に助言を与えたり、不思議な映像を見せたりする『夢の人』が誰なのかは、彼女自身も知らない。「女の子には一つや二つ、秘め事があるということですね。ふふ」(ジェシカ談)


ジェラル・ド・ブローレン

 【49歳、男】 186cm 茶髪に琥珀色の瞳、丸眼鏡。


 『アークノア』実行部隊副隊長で、ディーの部下。艦を不在にすることの多いディーに代わり、部隊を組織することも多い大佐。「助かってはいる。(た~す)かってはいるんだがな~…」(ディー談)「口は兎も角、仕事はしっかりと任せられる。どこぞの元帥にももう少し見習ってほしいものだ」(ヨハン談)「…何だと?」(アンナ談)「まぁまぁジャンヌさん。面白い方ですよね。癖は…強いですが」(ジェシカ談)

 嫌味ったらしい言い方をする人呼んで、弄りのジェラル。「やれやれ。酷い言い方をしてくれるものですね。老人をもっと労ってほしいのですが」(本人談)を「…言われて当然…です」(トレエ談)


ミーア・キャット

 【28歳、女】 150cm 白金の髪に、金色の瞳。


 アークノア実行部隊隊員の少佐。

 猫のミーアと呼ばれ、実に気紛れな性格。仕事はしっかりする。「……」(ヨハン唸る)「…何故こっちを見る」(アンナ睨む)甘いものに目がない一面も。「(む~かし)から、ずっと変わらないんだな。…(ひ~と)を付き合わせるところも」(ディー談)「…本当、隊長も変わんないわよね。人を怒らせるのが上手いこと…ッ!」(本人談)「等とは言っていますが、本心では傷付いているのですよ」(ジェラル談)「あ、アンタねぇ…っ! 馬鹿じゃないの!?」(本人激怒)「ディーさんとミーアさんは、長いお付き合いなのですね」(ジェシカ談)「…そ、そんなことないわよ。ちょっと腐れ縁? みたいな感じで」(本人)「健気ですねぇ」(ジェラル)「何か言った?」(本人)「や~めるんだな!」(ディー)

 二本の短剣で戦うのは、彼女がトレエに武術を教えたからである。「…師匠です」(トレエ談)


アークノア実行部隊


 トレエ、ジェラル、ミーアを入れて全二十人の精鋭。

 以上。


三人を追い掛けて来た城兵A


 読んで字の如し。

 学校では一番足が速かったと噂のアイツ的な存在。地下牢にてアンナの指示を受けて伝令となったのもこの兵士。

 名前はまだ無いこれからも無い。


追われていた三連兵


 読んで字の如し。

 『アムイ』の情報を吐き出し、投獄された後に死亡した。


七人の兵


 兵と書いて、「つわもの」と読む。

 特に実力に秀でている訳ではないが、某何人の侍的なネーミングである。

 ディーの命を受け、追われていた三連兵を中庭まで連行した。


三人の柄悪男


 街にはそぐわない雰囲気を放っていた男達。数回振り向いたのは、アジトで用を足すか、店で用を足すか迷っていたため。

 自分達が付けられているとは、思いもしなかったようだ。


エージュ街の奥様方


 ディーの協力者として街の情報を伝えてくれる奥様方。全員家庭持ちの子ども持ち。

 何故彼女達が突然現れたディーの協力者となったのか。

 実は、三人ともディーの元教え子である。本人は気付いていないが。

 「覚えていない教え子も居る」と言っておいて、早速やらかしているのが運命の悪戯。ディーが彼女達に気付くことはあるのだろうか。


ローランドを遮った男と、その他大勢


 アジトに潜伏し、『シリュエージュ城』の占拠を目論んでいた『革新派』の者共。

 殲滅の光に呑み込まれ、命を散らす。


アムイ


 城兵に扮した十人目の侵入者にして、不気味な細眼が特徴な笑顔を絶やさない男。

 その正体は、『幻憶の導き手』を名乗る人の姿をした異形者。ハイエルフにしか扱えないとされた『失われた属性』の一つである、幻属性を操る。

 質量を持った幻と、巧妙な騙し討ちでヨハン達を苦しめた。

 『幻憶の導き手』。それはローランドが呼んでいた『魔石』の主を示す二つ名。

 『魔石』と彼の間にどのような関係があるのか。それが明かされるのは、まだ先のことーーー。


ローランド・ヌーフィー

 【47歳、男】 Xcm 面倒で面妖で気味の悪い奇妙な生き物。


 『革新派』のマッドサイエンティスト。通称、面倒で面妖で気味の悪い奇妙な生き物。ゼザの天敵。『魔石』の『幻出』、『現出』、『簡易魔法具』と、その才がもたらす研究は、着実に実を結ぶ。

 まるで人の心を失ったかのように、男の研究、策は人の命を弄ぶ。

 因みに【51694】世界での騒動とは、『ベルクノース』の騒動である。

 『ペンドラゴン』の研究室で闇は嗤い、密かに魔の手を巡らす。


ゼザ・カーペンタール

 【52歳、男】


 革新派の大将。行方不明である『ジェフ・サウザー』の後を継ぎ、『革新派』を主導している。

 敵には冷酷であるが味方のことを思い遣る等、人間味のある男。潔癖症であるがために、「醜い」と断じるローランドの奇行には気絶させられることもしばしば。

 しかしそれでもローランドを重用するのは、「力」を求めるため。

 兵の損失を気にするのも、有事の際における捨て駒を減らしたくないため。

 己のためなら、何もかもを身代わりにする闇が心には巣食っている。


ジェフ・サウザー

 【75歳、男】


 行方不明の『革新派』主導者。

 どこかの村で機を窺っているとされるが、詳細は不明。


ザングス・ベルナルド

 【48歳、男】


 『革新派』の大将でカイゼルの兄。顔に斜めに走る傷が特徴。鉄爪を武器として使う。

 ゼザと同じくローランドのことを快く思っておらず、口の減らない男への殺意を隠そうともしない。

 前線に立つ弟のことを常に気に掛けている。


カイゼル・ベルナルド

 【34歳、男】


『革新派』の中佐で、ザングスの弟。語尾にハイを付ける胡散臭い人物。『アークドラグノフ』に囚われていた時期があったはずだが、何故か現在は『ペンドラゴン』に居る。交渉役として『アークドラグノフ』に派遣され、囚われていた頃の記憶は無いようだ。

 彼を捕らえていたのはセイシュウであり、何故彼が『革新派』に戻っているのか。少なくとも、『ハイエルフ』の存在を知ってしまったこの男を、外部に逃亡させる彼ではないはずだがーーー?

 真実は、未だセイシュウの心の中にある。


フェゴル


 ローランドが行った儀式にて召喚され、今から十六年前の『豪雪の悲劇』を引き起こした【リスクX】。殲滅属性を司り、二つ名は『滅失の虚者』。

 以前は名前と二つ名のみでベールに包まれていた存在であったが、近年は紅玉の髪に空を写したような瞳や、美しい肢体が特徴な妙齢の女性の姿が異世界各地で目撃されている。

 その容姿は、死んだはずの『オルナ・ピースハート』と瓜二つ。彼女の愛剣を担いだ様子や太刀筋は、父親であるヨハンをもってして、「娘」だと錯覚させる程のもの。しかし一方で、一度魔力(マナ)を開放すれば圧倒的な悪魔の威圧感を放つ。

 ヨハンやディーに刃を向けたかと思いきや、『エージュ街』に存在していた『革新派』を消し飛ばす等、味方をしたとも取れる行動を起こす。彼女の気紛れが無ければ、地下牢の捕虜が持たされていた爆弾や、ローランドの策によって『シリュエージュ城』は落城していただろう。

 そういった意味では、今回の騒動を終結に導いた最大の功労者と呼べなくもない。

 しかしその行動原理、目的共に謎に包まれており、アンナによる指摘の際には、内に宿す虚無が見え隠れしていた。

 またローランドに対しての強い敵意は真実そのものであり、『リーダーガルム』をローランドの前で消し飛ばして『マーナガルム』をけしかけたのも彼女。ローランドに向けて放った殲滅魔法“カタストロフィー”は、ヨハンとディーに向けて放った同魔法と比較して五、六倍を優に超える量の魔力(マナ)が観測されている。

 確実に命を殲滅出来る威力を放った一方で、後に放った魔法の威力は戦闘力を奪う程度にまで加減されていた。

 人類の敵、世界の毒である悪魔が、何故手に掛けたはずの人間と同じ姿を取るのか。何故元となった人間の、言動にまで自らを似せるのか。【リスクX】の例外に洩れず、謎に包まれている部分の多い存在である。

 しかし完膚無きまでに謀略を破壊し続けた彼女が、十六年前の黒幕を敵視していることは間違い無い。


橘 弓弦 (ユヅル・ルフ・オープスト・タチバナ)

 【220歳、男】 181cm 黒髪、右が黒、左が紫のオッドアイ。黒犬耳。


 忘れないでいただきたいこの物語の主人公。主人公なので、流石に予告でも登場回数が多い。というか主人公なので予告に出さないと、本編に半年以上主人公の出番が無いという「いつから別作品がスタートしたのだろうか」的な、混乱を招きかねないという厄介な存在である。

 主人公であり、肝心のツッコミ役だというのに。彼がふざけるものだから予告が…いや、世界が一度崩壊した。


ヴェアル


 弓弦の中に住まう念動属性を司る金色の狼悪魔で、二つ名は『紅念の賢狼』。

 そこはかとなく香る、酒の香り。

 嫌な香り程、洗っても洗っても取れないのである。


神ヶ崎 知影

 【19歳、女】 153cm 紫紺髪、右が紫、左が黒のオッドアイ。


 最近、寂しさを紛らわせる方法を見付けたようだがーーー? からの、人形遊びを予告にて披露した。

 今日も今日とて正気を疑う主人公至上系女子である。因みに声真似は、そこまで似ていなかった。

 また夢巨乳病ウィルスを作った犯人であり、艦内のバイオハザード化を計った。その最終目的は、自分にだけ発情させる性質を持つウィルスを作ることにあったらしい。

 天才、恐るべし。


フィリアーナ・エル・オープスト・タチバナ

 【219歳、女】 171cm 金髪翡翠眼。金色犬耳。


 夫大好き系ハイエルフな女性。

 ハイエルフとしての夫が夫ならば妻も妻。彼女も彼女とて、実に本能に忠実な振る舞いを取っていた。

 それにしても、夫に弄ばれることに幸福を覚える彼女には脱帽を禁じ得ない。


ユリ・ステルラ・クアシエトール

 【19歳、女】 166cm 桃髪桃眼。


 前半は思い人の汗に興奮して我を忘れ、後半は感染症の対策に苦しめられた医療班主任。喘いだ。

 本編とは無関係なのを良いことに、未来から時間跳躍する等の離れ業を披露。さらに無意識に布団ダイブしたり、「だポン」と謎の発言をしたりと、ネタに事欠かない。弓弦に対しては、乙女の柔肌上半分全て曝け出すという文字通り、一肌も二肌も脱いでみせた。勿論確認行為のためで、彼女が決して露出魔でないことを補足しておく。

 世界の平和を守るため、人々の命を守るため、彼女は最後まで戦い抜いた。


天部あまのべ 風音

 【18歳、女】 169cm 黒髪黒眼。


 知影の下から逃亡を図った弓弦を匿い…匿ったかと思いきや、実は裏がある。『スピリットータス』というどこかで聞いたことのあるアルコール分96%の酒を弓弦に飲ませ、酔わせようとしていたのだ。

 しかし策士策に溺れるとはこのことで、酒饅頭を仕込む途中で自らが酔ってしまい、挙句二次災害も起こす始末に。

 一つの布団の中で弓弦の腕に収まった彼女は、普段よりもどこかあどけなく、しかし女の幸せに満ちた寝顔を浮かべていたようだ。


セリスティーナ・シェロック (イヅナ・エフ・オープスト)

 【12歳、女】 124cm 黒髪翡翠眼。茶犬耳。


 二次災害被害者。

 子どもにお酒を嗅がせるんじゃありません。


ディオルセフ・ウェン・ルクセント

 【19歳、男】 174cm 銀髪蒼眼。


 今回も恒例の被害者。

 某アクションスター並みの酔拳を見舞われ、挙句某バイオなハザードによる犠牲者にもなってしまった。

 扉の先で彼が何をされ、感染してしまったのか。それを知る者は、誰も居ない。


八嵩はちがさ セイシュウ

 【32歳、男】 176cm 鈍髪蒼黒眼。


 夢巨乳病感染者。

 本編では大層な持ち上げられようをしたが、外伝では何とも情けない姿を晒していた。感染した彼の奇行を見れば、大多数の人間が評価を改めるのかもしれない。

 天才だろうが何だろうが、男である以上胸が好きなのである。


レオン・ハーウェル

 【32際、男】 179cm 黒髪碧眼。


 夢巨乳病感染者。

 何をやっているのだ部隊長。そんな彼は今回もネタキャラである。

 しかし仕方が無いだろう。男にとって、胸とは夢なのだ。大きな胸とは、即ち大海原。男は大海原を仰ぎ、水平線を眺めながらジャケットを肩に担ぎ、ありがちな海の男ポージングを取るのだ。

 胸とは浪漫なのである。浪漫にして、夢。夢は大きければ大きい程良いではないか。夢はでっかく、心も広く。中年よ、大志を抱け。

 男に夢は尽きない。何故ならそこに胸がある以上。

 だが夢を求めるこの男の背中には、どこか哀愁が漂っていた。

 その瞳の奥には、今も昔も変わらぬ熱情が揺らめいている。


トウガ・オルグレン

 【34歳 男】 182cm 黄土髪黒眼。


 夢巨乳病感染者。

 おっぱい。


夢の人


  トレエに協力する実体の無い存在。彼女に助言を与えたり、自らの記憶らしい映像を見せたりする。

 その出会いは、『指揮訓練任務(ミッション)』編の数日前にまで遡る。連日夢の中で、「細い鉄線を所持しなさい」と謎の声に囁かれ続けたトレエは、あまりにも囁かれるものだから、次の日より隊員服のポケットに鉄線を入れて生活。当日『スライム』に捕獲されたトレエが、鉄線を使って脱出出来たことからその有用性と、囁きの正確性に気付く。

 そこから、元々短剣一本で戦っていた彼女の戦闘方法に工夫を提案し、短剣と糸を交えた戦闘法に変化させた。

 すっかり言いなりになっているように思われるトレエであったが、これにも理由がある。

 しかしあまりに長々と述べるのもアレなので、今回はここまでとしよう。


励ます女


 ウジウジしていた夢の人を励ましていた女性。

 自らを演じることも時には必要と話す彼女が何者なのかは、夢の人のみぞ知る。


親し気に話す男


 トレエが見た白昼夢に登場した男。

 彼女が体験した感情の動きから、夢の主観者にとって大切な人のように思われるのだが、詳細は不明。

 トレエ自身、どこかで会った人のように思えたのだが、思い当たる人物は見出せなかった。

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