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俺と彼女の異世界冒険記   作者: 仲遥悠
04771を求めて…編
269/411

説け弓弦! 誤りは謝るべし!!

 迫る時間制限。

 風が濁り始めているのが、肌で分かるようになった。

 希望の風が、絶望に染まるのを阻止せねばとアスクレピオスの隙を突き、弓弦は涙を流すアイを連れて彼の背後へと抜けた。


「な、お前!」


「悪いな、そこの不死者の相手は頼むぞ!」


 外の世界では、今もシテロが戦っている。

 シテロと、アスクレピオスの期待を背負っている以上、失敗する訳にはいかない。また、失敗するつもりでもない。

 弓弦には、シテロの代わりに届けたい言葉があった。

 二人を待っている人が居るのだ。それを分からせてやらなければならない。


「ママがおかしくなっちゃったぁぁぁっ、ママが死んじゃうっ、お兄さんママが! ママがぁぁぁぁっ!!」


 アイが泣き叫んでいる。

 実の母親の変わり果てた姿に、幼い心が感情の爆発を起こしてしまった。


「お兄さん離して! ママの所に行かせて!! おねがいだよぉっ!!!!」


「アイちゃん、落ち着くんだ。アレはもう、君のママじゃない!」


「ちがうちがう! アレはママなの! ママぁぁっ、ママぁぁぁぁっ!!!!」


 アイに落ち着く気配は無い。

 今にも不死者の下へ向かおうと、錯乱する少女を落ち着かせなければ彼女を死なせてしまう。

 彼女だけは、絶対に死なせてはならない人物だ。だがーーー


「うわぁぁぁぁぁんっ!! ママぁぁぁぁぁっ!!」


 「母親を助けるため」という理由は使えない。

 父親もーーーもう戻って来ない。

 少女を納得させられるのは、到底容易ではない。


「アイちゃん訊いてくれ!」


 それでも、彼女が納得してくれることに賭けなければならない。

 彼女が現実を受け容れる強さを持っていると、信じてーーー


「君のママはもう助けられない! だけど君が落ち着いてくれないと、助けられるはずの人達が助けられなくなるんだ!!」


 少女の両肩に置かれた手に、力が入る。


「ぅぅぅぅぅ!! さわらないでよ!! ママのところに! ママのところにぃっ!!」


「多くの人達が君のママみたいに、身体が溶けちゃって怪物みたいな姿になってしまう! それを、君だけが止めることが出来るんだ! 分かるかい! 君だけにしか、人々の怪物化を止めることが出来ないんだ!! お願いだよアイちゃん! お兄さんの言うことを訊いてくれ!!」


「…ひっく…ぅぅぅ……ママぁ……?」


 大粒の涙を零し続けるまなこが薄っすらと開けられる。

 弓弦はその瞳を正面から見詰めた。

 「信じてほしい」と、強く頷く。


「……ぅ…ん……」


「君の力を、貸してくれ」


「ぅん……っ」


 震えるように頷く少女の頭をくしゃりと撫でる。

 「付いて来て」と、ここに来た時のように手を繋ぎ、ティアとニアンの下に向かった。


「……」


 アスクレピオスがその遣り取りに瞳を細める。

 化物を風で遠ざけながら見守っていた彼は、自分では不可能と諦めていた希望を視線に込めた。












「アイ…どうすればいいの…?」


 ティアとニアンの前にまで歩み寄った弓弦の顔を、アイは不安そうに見上げる。

 不安に彩られた面持ちは、今にもくしゃくしゃに歪んでしまいそうな程に怯えていた。


「…何、簡単さ。落ち込んでいるそこの二人に声を掛けてやってくれないか?」


「…で、でもアイ…酷いことを言っちゃった…。町をおかしくした絶望の妖精なんか居なくなっちゃえ…とか、消えて無くなって、死んじゃえ…とか……」


 子どもながらに辛辣な言葉を言ったものである。

 否、子どもだからこそーーーなのかもしれない。

 無邪気さが発させる、残酷な言葉。言葉の意味が、相手がどう受け止めるのか考えるだけの知識が無いから、簡単に言えてしまう。

 恐らく思い付く限りの罵声を浴びせ続けたのだろう。バツの悪そうに少女は眼を伏せた。


「…妖精さん、あんなに落ち込んでる…。絶対許してもらえない! だってアイ…酷いこと一杯、一杯言ったからっ」


 アイの眼から涙が零れ始める。


「酷いこと一杯言ってしまったんだね。…でも、大丈夫」


「…どうして?」


 涙を流してしまう。

 それはつまり、自分が言ってしまったことに対して後悔しているということだ。

 ならば、話は早い。


「アイちゃんは、反省…してるんでしょ? だったら簡単なことさ。悪いことをしちゃったなぁって時。どうすれば良いか、訊いたことあるかい?」


「…?」


 悪いことをした時。その後にしなければならないことば一つだ。

 誰でも知っているような、簡単なこと。誰もが親より教わるような、大切なこと。弓弦もかつて、母や姉達に教わった記憶があるものだ。


「ごめんなさいって。心から、謝れば良いんだよ」


 優しい声音と、柔かな笑みが少女に向けられる。

 もしシテロが今の彼を見れば、すぐに寄って来て側で昼寝をしてしまうだろう。それまでに、少女に向けられた彼の感情は麗らかな陽射しのような温もりに満ち溢れていた。


「…それで良いの?」


「それだけで良いって訳じゃないけど。まずは謝らなくちゃ、ね?」


「…うん」


 温もりが、上眼遣いでコクリと頷いた少女の頬に朱を差させた。

 背中を押された彼女は、一歩、また一歩と歩み出し、しゃがみ込んだままの二人の正面に立つ。


「……」


「(…大丈夫だ)」


 緊張の視線に力強く頷きを返す。

 するとアイは、大きく息を吸い込んだ。


「ごめんなさいっ!!!!」


 子ども特有の高音が響く。


「アイ…ううん、私…あなた達に酷いことを言っちゃった。…あなた達が、希望の妖精さんなんだよね。折角私のお願い叶えてくれたのに…怒ったりして…決め付けて…絶望の妖精とか言って…ごめんなさい……」


 「願い」に、チクリと弓弦の胸が痛んだ。

 まだアイには、「父親」のことを言っていない。父親ももう戻って来ないということを知った時、彼女はどう思うのだろうか。


「(…言うべき…だよな)」


 別れる前にでも、必ず言わなければならない。それがせめてもの誠意なのだから。


「「……」」


 アイの頑張りが通じたのか、ティアとニアンの顔が上がる。

 こちら側からは背中しか見えないが、どうやら丸く収まったようだ。


「…っ」


 アイが困惑した顔で弓弦を見る。

 まさか、拒絶されたのだろうか。

 眉を顰めた弓弦の髪が揺れた。


ーーー逃げて。


 声が聞こえたーーー


「…まさか!?」


 ーーー状況的に考えて間違い無い。ティアとニアンの声だった。


「えっ!?」


 弓弦は“テレポート”で空間跳躍すると、アイの身体を抱き上げてから元の位置に戻った。


「わっ、すごい」


 離れた位置に立っていた人物に抱かれていることに、彼女は眼を白黒させた。

 だが動揺しているのは彼女だけではない。

 ドドド、と足音を立てながら迫って来たのは、大きな隼。


「主達の意識を呑み込みかねん程に闇が深くなっているだと…っ!? 間に合わなかったのか……」


 アスクレピオスも、声音に動揺を滲ませていた。

 澄み切っていたはずの風はいつしか穢れ、濁っている。それも尋常ではない速度で、汚染されているのだ。

 それはアスクレピオスの試算よりも遥かに速い速度であった。


「しかしこの力、瘴気によるものだけではない…。もっと根源的な何かが主達を抑え込んでいる…ッ!?」


 風が報せる、双子の身の異変。

 闇よりも深く、瘴気よりも深淵に位置する何かが、希望を抑え込み絶望を呼び寄せている。

 それは、神代の時代より生きる癒しの神鳥かむどりでさえ知識の内に有していない「何か」だ。


「精霊を呑み込む力…悪魔と化す枷でもない…そう、不可逆的な事象そのものがここに在るとでも言うのかッ!?」


「(…時の流れ…運命…か!)」


 歴史の修正力とでも呼べる大きな流れが、過去の希望を流そうとしている。

 ティアとニアンを変質させつつある絶望を前に、弓弦は小さく舌打ちした。


「アスクレピオス! どうにかして、絶望からあの二人を切り離せないか!?」


「出来ていたら苦労はしない! だからこそ人の可能性に賭けたのだ!!」


 アスクレピオスは首を大きく振った。

 責めることは出来ない。託したのは自分であるのだから。

 彼は十分やってくれたのだ。だが後少しーーー時間が、足りなかったのだ。


「私とて、私とて諦めたい訳ではないのだ!」


 ほんの一瞬の差。それが、こんなにも、口惜しい。


「…人間の男よ。不躾だが一つ頼みがある」


 その差が、死よりも醜い醜態を晒す末路に通じるのならばなおのこと。


「主の闇は下僕たる私の身にも及ぶ。このアスクレピオスが死を呼ぶ存在となろうがものなら終生の恥だ。もし、私が闇に落ちたその時は、朽ちゆくこの身に引導を渡してはくれないか?」


「ーーーそうだ!」


 アスクレピオスの切なる願いが、弓弦の声に上書きされた。


「相克の関係性に当てはまるかどうかは分からないが、生命の力だったらあの瘴気に打ち勝てるかもしれない!!」


 実際の属性相克の関係性に、「死」と「生」の記述は無い。

 だが、弓弦の言葉は不思議な説得力と共にアスクレピオスに届いた。


「…私に賭けろと?」


「何もやらないぐらいだったら、どんなに醜くても最後まで足掻く。決まっているだろう?」


 その通りだった。

 このままむざむざと諦めたい訳がない。

  賭けろと。ならば、


「乗ろうではないか!」


 この若者の内に宿る輝きに賭けようと、アスクレピオスは即答した。


「私はどうすれば良い。輝き抱きし若者よ」


「何、簡単さ。お前が持っている癒しの力を有りっ丈の風魔力(マナ)に乗せて俺に打つけてほしい。後は俺が何とかする」


「ならば、そのように動こう」


「アイは? アイはどうすれば良い?」


 いざ行動へーーーのところでアイを抱き上げたままであったことに弓弦は気付いた。


「危ないからアイちゃんは少し離れていてね」


 なので彼女を降ろし、視線の高さを合わせてから頭を撫でる。

 その顔には笑顔を浮かべている弓弦だったが、対するアイはどこか不満そうに頬を膨らませた。


「アイもお手伝いしたい」


 何を手伝わせろというのか。無理難題に近い希望だが、「手伝う」と申し出てくれた決意を無駄にする訳にはいかない。

 弓弦は顎に手を当てて数秒思案すると、再び、今度はどこか悪戯を思い付いたような得意気な笑みを浮かべる。


「じゃあお兄さんとアスクレピオスが無事に全てを終わらせられることを、祈ってほしい。…勝利の女神様にね」


「…うん!!」


 弓弦はアイが少し離れた所に移動するのを待ってから、静かに銃剣を抜く。

 そしてポケットから取り出した物を手に持ち、アスクレピオスに眼配せした。

 絶望は今この瞬間も、ティアとニアンを喰らい続けている。時間が残されていないのは当然として、勝利のチャンスは一度しか無い。


「(さてどうする。どうすれば絶望を吹き飛ばせられる。考えろ…!!)」


 絶望を吹き飛ばすための一撃を放つ。そのためには、正に希望の風そのものを打つけるしかない。

 弓弦の脳裏に浮かんだのは、“ゼファーブラスト”の魔法だ。しかし、今は亡き『スートルファ』から話を訊いただけでしかないので発動させることが出来ない。

 だがこれを、模すことは出来る。


「(…そうか、風を、放つ。風を銃弾に込めて、放てば良い!)」


 以前知影が、矢に魔法を纏わせたように、銃弾に魔法を纏わせる。そして希望の力ーーー即ち、生命の力を風として放つのだ。


「いくぞッ!!」


 アスクレピオスが両翼を広げると、溢れんばかりの力が弓弦の身体を包んでいく。


「シフト!」


 剣が銃に変形した。

 弓弦が引鉄を握り締めた瞬間、銃の内部が輝きを放ち始めた。


「(…いけるはずだ。そんな気が、するッ!!)」


 金属音が足下で鳴った。

 音を立てたのは、鉛製の銃弾。


「うぉぉッ!!」


 弓弦の全身を覆っていた輝きが銃に流れ込んでいく。

 光は今にも溢れ出そうと、銃口より淡い輝きを放っていた。

 この光と共に、言葉を届ける。

 外で戦っているシテロの代わりに、彼女の言葉をーーー


「ティア、ニアンッ!! アシュテロからお前達宛の言伝だッ!! 聞けッ!!」


 引鉄が、引かれた。


「絶望を人に贈っても、それは悲しみしか生まない! だが希望は違う! 希望はそれ以外のものもきっと、生み出してくれるんだッ!!」


ーーーキュィィィィィィィィィィンッッッ!!


 まるで障壁を削り取っているかのような、甲高い音が響き渡る。


「お前達は知っているはずだッ! お前達が届けた希望が生み出した光を! 笑顔をッ! その眼で見ているはずだッ!!!! だからッ! 絶望に屈するなッ!!」


「『聖銀の銃弾』か! 破邪の力と、生命の輝き…希望の風ならばもしや!!」


 弓弦が空間魔法で鉛弾と入れ替えたのは、カザイから渡された銀の銃弾。

 アスクレピオスと弓弦、二つの存在の魔力(マナ)を内包して撃たれた希望が、絶望を彼方へと流していった。


「さぁ! 贈り物を受け取ったはずだッ! そんな絶望、吹き飛ばせぇッ!!」


 ヒビが入った。

 そんな表現が正しいのだろうか。

 双子を覆っていた瘴気が、割れた。


「「わわっ!? 驚いたの~っ」」


 ティアとニアンが、絶望より解き放たれたーーー!!


「主達!! おぉ、主達よぉっ!!」


 弾き飛ばされるように吹き飛んで来た双子の身体を、大きな翼が包み込む。


「感謝するぞ! 名も知らぬ若者よ! 感謝…する!!」


「はわ…アスクレピオスが泣いているよ」


「はわわ、アスクレピオスが泣いてる」


 潤ませた双眸から涙を零す隼が、抱く力を強める。

 希望を運ぶ風の配達屋が、絶望に堕ちることなく無事に助かったのだ。


「(…だが)」


 双子を解き放った光は、瘴気に力を与える闇を消し飛ばしていく。

 ーーーやがて光が収まった時。


「(だがまだ、終わりじゃない)」


 弓弦の睨む先で、残された瘴気が形を成す。


「お兄さん! 変なのが!!」


 陰が取った形は、例えるならば双頭の隼と呼ぶべきなのだろうか。

 来るべき未来の厄が過去に具現化する一つの形だ。


「うん。…すぐに片付けるよ」


 「シフト」と、銃形態から剣形態に武器を変形させる。


「すぅ…はぁ……」


「お兄さん……」


 弓弦は得物を下段に構え、そこで瞼を閉じた。

 力が、背後から流れ込んでくる。


「「「……」」」


 希望を運ぶ風が、追い風となって弓弦の背中を撫でている。

 これは、勝利を掴ませる風だ。

 そして希望を繋ぎ、新たな可能性を切り拓くのは、この一刀。


「!!!!」


 切先が水平に動いた。

 風に乗って走る刃の軌跡が、ほんの一瞬だけ途切れる。


「はぁぁッ!!」


 雄叫びが終わりを告げるゴングだった。

 陰に走った、逆袈裟の線の向こう側に、銃剣を振り切った弓弦の姿が見える。

 重力に従うまま斜めに崩れ落ちた陰が消えたのを確認すると、弓弦は得物を鞘に戻した。


「ぁぁ…疲れたなぁ」


 そのまま、地面に横になる。


「お兄さん大丈夫?」


「ん、大丈夫だよ…っと」


 身体の中に漲っていた力が、一度に抜け落ちてしまったようだった。

 刀身に生命の力を纏わせた銃剣は陰を容易く滅してくれたが、この脱力はその反動だろうか。こちらは中々容易く消えてくれなさそうだ。


「…終わったの?」


「うん。全部…終わったよ」


「…そっか……」


 アイは俯くと、弓弦の下から離れた。

 少女の足先は、アスクレピオスの背後ーーー既に持ち主を失った衣服に向けられていた。


「…ママ……」


 もう戻ることのない持ち主の名を呟くと、少女は崩れ落ちた。


「ママ…ママぁ……」


 衣服を胸に抱く少女の眼から、涙が流れ続ける。


「(良く、我慢してくれたな。…強い子だ)」


 震える小さな背中を見詰め、弓弦は空を見上げると、陽射しが降り注ごうとしていた。

 少女は暫くそっとしておくべきなのだろう。そう考え、小さく息を吐く。


「…終わった…な」


 思い返せば、ロソンの言った通り「山場」であったような気がする。

 だがどこか、呆気無かったような気もする。


「…ママぁ…っ」


「(…いや、それはきっと)」


 それはきっと、まだ後少しだけ「山場」と呼べるような事態を乗り越えなければならないからなのだろう。

 悲嘆を隠そうともせずに涙する少女を見ながら、弓弦は拳に力を込めるのだった。

「弓弦が優しい。優しい弓弦…素敵……ぁぁぁぁっ! 私も今すぐ幼女になって弓弦に優しくされたいっっ!! “エヒトハルツィナツィオン”使いたーい! だってさ! ねぇねぇ、聞いてよそこのあなた様! 自分の望む姿に変身出来るって凄いでしょ?! ムーンプリズムなパワー的な! デュアルでオーロラなウェーブ的な!! 私だって変身したいんだよ! へ、ん、し、ん! したいですーっ! 遊びじゃなくて、真面目に変身したい! テクマクマヤコン、ゴヤクゥカラクデトデナル…って感じで! はぁ…変身したいなぁ、出来ないかなぁ…はぁ。例えば手を弓弦の手に変えて…ゲフンゲフン。いけないいけない。でもね、私を突っ込み役にした前回の予告がいけないんだよ。ふふふ。だから今回は私の一人舞台! これぞヒロインの醍醐味だね!! さぁーて♪ 次回予告いくよ! 『…はぁ。…成程成程。じゃあ俺はこっちを触っていたのか。こっち。あぁ、こっちだ。こっち…つまり…こっちはーーー次回、気付け弓弦! そっちの胸は柔らかい!!』…ごほぁっ!? …そっちの胸は…柔らかい…はぁ。柔らかい…ね…。ふふ…柔らかいだなんて…え、ふふ…ふぇへ、ふふ……。どこの女狐かなぁ? 私の旦那様を誘っているのは…フフフ」

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