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実力者の衝突

中々(な〜かなか)や〜るね、君」


「おろ、そうかな? ありがと」


 旗艦ノア。 アークドラグノフでは戦艦Fとされているその戦艦の艦橋では嵐が起こっている。

 比喩ではない、斬撃が舞い乱れており、ありとあらゆる場所、天井でさえも足場にして繰り広げられる立体軌道攻撃の交錯、それは正に嵐なのだ。

 アークドラグノフ包囲網を脱するため、ノア艦橋のコントロールキーを抜こうと侵入したレイアは、数々の実行部隊との戦闘を制し、この場で舞っている。 下は少尉から上は大佐まで、実に百人あまりを下しているのにも拘らず、彼女は肩で息をしていない。 ただいつも通り、ニコニコと対峙しているのだ。

 そんな彼女が対峙している隊員は、アークノア実行部隊隊長、ディー・リーシュワ中将。


「えへへ、おじ様こそ棍の扱い凄いね!」


「お〜じ(さ〜ま)とはま〜た、嬉しいね〜!! 僕ぁ今年(こ〜とし)六十二(ろ〜くじゅうに)だよ!」


「ありゃ…ならいたわらないといけないね」


「ま〜たまた、口先だ〜けってのはい〜かんな」


 楽しそうに会話を弾ませているが、それぞれ高速でぶつかり合っている。

 レイアに突破され、ようやくここまで追い付いた隊員は、歴戦の部隊長と互角以上に渡り合う女性の強さと、美しさに酔いしれ、彼女が召喚した風狐レヴと土蛇タイタンによって襲われている艦橋に居る隊員の援護に回る。 しかしその彼らも、戦闘の余波によって時々気絶させられる。

 だがこの時誰が気付けたであろうか?


「ほ〜れほれ!」「ッ!!」


 棍の一撃をもらって機器に衝突した彼女が、何の武器も持っていなかったことに。


「主砲、撃ちます!!」


 戦闘の爆音の最中でも艦橋によく響く狙撃手の声。

 直後艦のモニター下部を閃光が包み、尾を引いて彼方に向かう。 大口径の魔力砲こそこのノアの主武装。 その破壊力は数ある戦艦の中でも随一の威力を誇っていた。

 しかし何発撃ってもアークドラグノフの反応が消えることはない。 消えていくのは、友軍の戦艦が示すマーカーだけだ。


「こ〜れで五〜発目だな。 ハ〜ウェル坊やの艦はま〜だ堕ちないのね」


「主砲、相殺されました!?」


 放たれた主砲は、同質量の魔法によって打ち消された。 オペレーターの声が驚きに彩られるのも無理は無い。


八嵩(は〜ちがさ)坊やの魔改造(ま〜かいぞ〜)だな。 本当(ほ〜んとう)に立派になって〜…ッ!!」


「知り合い?」


(む〜かし)の教え子だ〜な。 も〜十数年前にな〜るな」


「先生だったんだ…あの子と同じだね」


「あ〜の子?」


「私の大切な家族…じゃあ」


 肉薄する漆黒の斬撃がディーの眼前数ミリを通過する。

 その時になって、ディー以外の隊員が気付いた。 彼女が、今の今まで手を抜いていたということに。

 その証拠にある者は驚愕に眼を見開く。

 ある者はその美しさに息を飲む。

 ある者は、恐怖に身を震わせた。

 彼らの視線は彼女が握る、禍々しくも、彼女の心を表したかのような、まっすぐ、温かみのある光を放つ漆黒の鎌に注がれており、それはディーでさえも例外でなかった。


「そろそろ皆終わる頃だから、私も終わらせないといけないね」


 闇が解放され、艦橋を満たしていく。

 それは、支配の光。 光は弱き存在の意識を一瞬にして刈り取り、深い眠りの園へと誘う。


(や〜さ)し〜んだね。 良〜くもま、死〜を象徴する武器でその輝きを(は〜な)てるもんだ」


 立っているのは、やはり一人だった。

 より輝きを増した鎌を軽々と片手で扱いながら、再度激突する。

 圧倒的な速度、衝撃ーーーレイアの方が押していた。


「そう言ってもらえると、嬉しいよ…えへへ」


 次に吹き飛ばされたのはディーの方であった。


「ッ!!」


 眼前に迫った追撃の刃に対して棍を突き出し、せめぎ合う。

 そして間近に迫った彼女の顔が微笑みを浮かべた時、彼の意識が刈り取られていく。


本当(ほ〜んと)に…(や〜さ)しいもんだ〜…」


 まぶたが落ちようとしたその瞬間、一人心地に呟きながら老齢の隊長は破顔し、静かに四肢を投げ出した。


「凄いね…沢山の戦いを潜り抜けてきたんだって、伝わってきたよ。 でも、私の勝ちだから…もらっ…」


 背後に感じた気配にレイアは閉口する。

 これ程までの接近を許してしまった自分を戒めながらも、振り返るとそこに、一人の少女が立っていた。


「…あ、あの…っ!」


 状況から考えるにこの部隊の隊員で間違い無い。

 しかし先程レイアは、支配属性中級魔法“マインドスリープ”を使用してこの艦で生活している生命体全てを深い眠りの淵へと堕とした。 その中立っているということは、ここの部隊長ディー・リーシュワよりも魔法抵抗力が強いことを意味している。


「……!!!!」


「…やっと逢えました…です」


 その出逢いは偶然か?

 否、必然だ。 必然の出逢いだった。

 その人物を見たレイアは、コントロールキーを抜き、インカムに手を添えた状態で動きを止める。

 口を開けた彼女の表情は間抜けと評しても差し支えなく、挙句鎌まで取り落とす。

 漆黒の鎌は鉄の床に落ちるまでに霧散し、散り散りになった魔力マナの粒子が二人の周りを漂い、ふわりふわりと粒子は舞い、やがて鉄の床に吸い込まれる。












 ーーーどれだけの時間が経過したであろうか。

 現れた女性の頰にはいつしか、生温かいものが伝っており、それがレイアの意識を呼び戻した。

 最初にしたのはインカムの操作ーーーではなく、“テレパス”の使用。


『姉さん!! このまま離脱するから早く戻って来てくれ!!』


 連絡を取る相手は勿論愛する弓弦、通称、(おっとうと)

 しかし、聞こえてきた声はどこか焦っているようだった。


「おろ、何かあったの?」


「『なんかよく分からないが、セイシュウ曰くヤバい戦艦が来たらしい、だから』…っと、だから結局俺の魔法で離脱だ」


「〜!! 分かったけどい、いきなり抱き付かれるとお姉ちゃん、照れちゃうな…えへへ」


 眼の前に現れた弓弦に抱き寄せられて赤面するレイアだったが、先程まで互いに見つめ合っていた人物へと視線をやろうとしてーーー居ないことに気付く。

 しかし疑問を抱く余地が無く、そのまま視界を光が満たした次の瞬間、彼女はアークドラグノフの艦橋に立っていた。


「よし、これで全員だね! 取り敢えず向こうの転移が完了するまでにこっちは逃げるよ!!」


 弓弦が頷いて魔力マナを高め、フィーナがそれをサポートする。

 風音とセティは知影の抑え役だ。


「ですが博士、このままですと…」


 セイシュウが弄っている端末を見せ、リィルの発言を阻む。


「大丈夫、ジャミング粒子の用意も出来てるから。 この空間内の計器になら確実に作用するこれ…実はあの『ペンドラゴン』が出て来るのを待って使おうと思っていたやつなんだ。 名付けて『セイシュウジャミング』!!」


「…っ、安直過ぎてセンスの欠片も見受けられないな。 それに…何か出て来たみたいだぞ」


 いつの間にか凄まじい程のピンチに陥っている様子にレイアが困惑する中、トウガが艦前方のモニターを睥睨へいげいする。

 それはレイアの視界にも映った。


「ありゃ…機動兵器?」


 遠くて小さいように見えるがそれは、全長十(マール)程の、機銃やミサイルポッドを装備した飛行機械で、こちら側にまっすぐ向かって来ていた。 前面に付いた二つのモノアイが不気味な光を放っているということは要するに、攻撃する気アリアリだ。

 兵器と聞いて反応した面々は、頼りの綱であるセイシュウを一斉に見ると、彼も険しい表情をしていた。


「後?「喋るな気が散る!!」…あ、ハイ」


「ご主人様、このままでは双循環と展開効率が…っ!!」


「…っ、どこに跳べば良い!?」


「取り敢えずどこでも良いよ!!」


「後三分で交戦圏内に入りますわ!!」


「ねぇ、なんでいきなりSFになっているの、これファンタジーだよね…!?」


 リィルの言葉で一気に緊迫感が増した艦橋内に、知影の謎発言が吸い込まれる。

 だが、転移魔法の魔力マナは、アークドラグノフを転移させる程高まっていない。

 今二人がやろうとしているのは合体魔法“ゲートオブアイソレイト”。 以前アデウス戦の折に弓弦達が吸い込まれてしまった“ランダムテレポート”の上位にあたる魔法で、こちらは転移先にある程度の指定性が発生する。 具体的にいうと、“ランダムテレポート”は転移先の座標がある程度限定されてしまい、転移相手は、“同一世界座標軸に転移先がまず固定され、そこからランダムに跳ばされる”ということで、つまり、“一つの世界の中でバラバラに転移させられる”のだ。

 対してこの、“ゲートオブアイソレイト”は、“転移先が完全にランダムで、同一世界には転移させられない”という効果を持っている。

 しかし消費魔力(マナ)が転移させる物体の質量に依存し、この場合はアークドラグノフ、ペンドラゴンの戦艦二隻。 洒落にならない程の魔力マナを消費するだけでなく、対象指定の制御も行わなければならない。

 何故か?

 もし対象指定で間違いが起こってしまったら、艦だけでなく、乗組員でさえも対象になり、艦と、人が、誰一人同じ世界に跳ばされることなくバラバラになってしまうからだ。

 だからこうしてフィーナと弓弦、二人で、合体魔法の形で発動しようとしている。 それぞれフィーナが制御、弓弦が出力だ。

 先程フィーナが、『双循環と転移効果』について悪条件に眉を吊り上げたが、それは互いの身体に触れている面積が少ないことを意味している。

 因みに現在は、知影を刺激しないため以前のように両手を繋いでいるだけで、実際はこの三倍の速度まであげることが出来るのだ。


「…知影が我慢すれば…どうということはない」


「副隊長? 確かにそうだけどこれは…」


「…だけどそれが無理なら…」


「後一分で射程圏内、マズイですわよ!!」


 ディオの言葉にコクリと頷いてから、セティは手を繋いで魔法の発動に集中している弓弦とフィーナの、手をそれぞれ取り、握った。


「「セティ?」」


「…制御の内私が入力する」


「だがセティ。 フィーとならまだしも俺の魔力マナを…いや、大丈夫なんだな?」


「出来る」


 力強い彼女の言葉と、身長の都合上少し背伸びをしている姿に二人は顔を見合わせ、少し中腰になると微笑み合う。


「……」


 不満気に口を尖らせる彼女であったが、そんな二人に見つめられると視線を彷徨わせ、頰を薄紅色に染めながら言葉を紡いだ。

 ブワっと三人の衣服が重力に逆らって持ち上がり、帽子がそのあおりを受けたのか風音の手元に収まる。 次に中から現れた、ハイエルフの証である犬耳がピンと立ち、展開された魔法陣が輝きと、大きさを増す。

 次に、セティの髪を結んでいたリボンが解けて風音の下へ。 下ろされた髪から普段は隠されていたものが現れ、彼女のことが分かっていた風音とレイアを、レオンを除いて全員が、信じられないものを見たような眼差しを向ける中、艦を衝撃が襲い、ハッとしたリィルが画面を睨む。


「敵機動兵器射程圏内に侵入、攻撃始まりましたわ!」


「っ、障壁のエネルギーはもう保たな「敵機の動きが停止しましたわ!!」ッ!? そんな突然に!?」


「…ッッッ!!!!」


「む…知影殿? っ!?」


「どうされましたか?」


 脂汗を流しながら、荒い息を吐き始めた知影の身体に触れたユリは思わず、その身体の熱さに手を離してしまう。


「今の内…に…はぁっ…っ!!」


 偶然的に発動させた時属性魔法“エリアストップ”の負荷によって彼女が崩れ落ちたその瞬間、艦前方に巨大な穴が生じると、周辺の景色がその穴に吸い込まれていったように見えた。

 実際にはアークドラグノフが吸い込まれたのだが、そんな感覚を覚える程の刹那に起きた出来事であり、転移の衝撃か、その場の全員の意識が放り出されるのだった。












* * *


 豪華な装飾で彩られた、長い通路を一人の女騎士が髪を揺らし、肩を怒らせながら歩いている。

 触れれば切られてしまいそうな剣気に通り過ぎる人間達は距離を置くのだが、彼女を見る彼らの口元には、異様に嘲りの色が見て取れるのだが、一々目くじらを立てるのも腹立たしい彼女は、それらを一瞥するだけでただ目的の場所へと向かう。


「今日こそ通らせてもらうぞ」


 休暇を終えた彼女は数日前からずっと、こうしてこの場所を訪れようとしていた。 しかし何度訪れようとしても「セキュリティ強化」の名目で門前払いされていた。

 命令であるので、それを不服に思いながらも従っていた彼女であったが、今日の朝、剣術の練習をしていた彼女の耳に、とある噂が入ってきたのだ。

 にわかに信じ難い内容であったものの、事の真偽を確かめる必要性を感じた彼女は、自らに与えられている権限を使用してでもその先に進もうとしていた。


「お通り下さい」


 彼女の雰囲気から察したのか、扉の警備を任じられている隊員が道を開き、彼女は扉の奥へと進んだ。

 長く、眩い廊下。

 床は磨かれており、カーペットが敷かれていない場所は歩いている彼女の凛々しい姿が映し出されている。

 彼女はそのまま直進ーーーする訳ではなく、周りを確認して壁のとある箇所を入念に探ると、装飾に紛れた窪みを見つける。

 再度周りに誰も居ないことを確認してスカートの内側の左太腿に巻いてあるレッグシースから八芒星が刻まれた短剣を取り出し、それを窪みに(かざ)した。

 すると短剣から小さな魔法陣が展開され、彼女の眼の前の壁が透けていく。

 迷わず彼女が壁の中に入って行き、通り終えると元の状態に戻って、隠し通路が薄暗くなる。

 それを確認してから歩みを進めて行くと、小さな小部屋に辿り着いたーーーこの施設内で彼女に充てがわれた隠し部屋だ。

 勿論この建物内の別の場所にも部屋があり、基本寝食はそちらの方で行っているのだが、特別な要件がある時のみこの部屋を使用する。 つまり今は特別な要件があるということだ。

 壁に設置されている端末を操作して扉のスイッチを入れると、その中に入って照明を点けると、部屋の中央の台座に短剣を(かざ)した。

 封印が解除されると、そこには小さなホルダーがあった。


「これを使うのも久しくなるか…」


 留め具を外して中を確かめると、何かのカードが十枚入っており、内四枚は剣の絵と名前が描かれていたのだが、残り六枚は白紙の状態であった。

 『封剣紙(アルマメモリア)』と名付けられているこの魔法具は、彼女が彼女足る所以ともいえる道具だ。

 普段は使う必要が無いのでこうして保管してあるのだが、噂の内容が真実ならば常に携帯する、必要性を感じ、こうして手に取り、右大腿に装着したという訳であり、そして彼女は代わりに自らの髪を留めていた、髪留めを中に入れようとしてーーー逡巡する。


「っ、私は騎士だ……」


 言葉と共に迷いを振り払い、おもむろに台座に置いて、結界が形成されていくのを暫く眺める。

 微かに俯いたままきびすを返し部屋を後にした彼女が、何事か呟いて顔を上げた時、彼女は彼女ではない、本来の彼女、ジャンヌベルゼ・アンナ・クアシエトール、元帥として纏う雰囲気を変貌させた。

  部屋を出た彼女は、端末に別の操作をして、もう一つ、新たに現れた扉の先に進む。

 細めの薄暗い通路を慣れた様子で進んで行くと、その先に立っている人物が居り、瞳を閉じていたその人物が、彼女の存在を認識したのか瞼を開けると、掴みかかる勢いで迫った。


「カザイ、私が不在の間に随分と革新派の連中が幅を利かせているみたいだが、何をやっていた」


「……」


「無言は許さん、答えろ」


「何もしていない」


 カザイのその言葉に彼女の眉が、大きく吊り上がる。


「何もしていない…だと? ならば何もしていない結果が今の状況だと、思わないのか」


「遅かれ早かれこうなっていた。 結果が前倒しになっただけだ」


「その考えが大元帥を死に至らしめたのだぞ…ッ!! 聞いたぞ、革新派はドラグノフの実行部隊隊長を、処刑するそうだな、何故そんなものが通ると思っている…!」


「恨みを抱く原因はあった。 つまりそういうことだ」


 有罪が決められた査問会の有罪の決め手を、アンナは鼻で笑った。


「あいつの孫息子を知っている人間からしたら子どもの屁理屈だな」


「リーシュワも動いた。 今頃ドラグノフは拿捕されているか、轟沈されているかのどちらかだな」


「ふん…その程度の戯言に踊らされるとは、中将も老いたものだ。 いや…そうか」


「そういうことだ」


 言外の問いにカザイは肯定の言葉を返し、背中を向ける。

 まるで「斬りたければ斬れ」と語っているような背中に試されているものを覚えつつも、鞘走らせることは無い。


「戻ったなジャンヌ。 近頃のお前ならすぐに剣を向けると思っていたが、違ったようだ」


「そう言う貴様は変わったなカザイ。 休暇直後のお前は、もっと人間らしい声音で話していたはずだ」


 お互いの間に、深い溝が出来たことを彼女は自覚した。 いや、もしかしたら最初からこの溝はあったのかもしれない。 溝と溝を繋ぐ架け橋が常にあったから意識をしなかったのかもしれない。

 しかし架け橋は叩き壊された。 ここ数日彼女をここに立ち入らせなかったのも、その準備だったのかもしれない。

 オセロというボードゲームは、黒に挟まれた白は、黒になる。 灰色など許されず、常に黒に染められるか、白に染めるかの二択なのだ。

 歩き始めたカザイの後ろに付く形で彼女も歩き始める。

 少なくともこの建物内に存在する白は、彼女一人だ。

「お~お~、捕まっちまったな~。 まさか召集のタイミングで爺さんの暗殺疑惑掛けられるとは思わなかったぞ~…ったく、皆には迷惑を掛けているみたいで悪いな~、俺も何とかして脱出したいのは山々なんだが脱出方法が、さっぱり分からんな!! さ~、俺はいつ出るんだろうな~っと、予告予告…『無事に危機を脱したアークドラグノフの一行内で交錯する、女の想い。 揺れ動く乙女心の届け先は決まって、ただ一人。 何故人は競うのか、何故、争うのか…人類の歴史は即ち、闘争の連続だ。 う~ん、さっぱり分からんな! と、続きあったか。 来るべき反抗に向けて彼らは動き出す、だが、その前にーーー次回、狼煙を上げろ!』…は~、セイシュウの奴も何か、思うところがあるみたいだな~。 …か~! ビールもつまみも無い! 参ったな……腹減ったぞ…」

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