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絶望目録  作者: ネガティブリストの管理人
2章、候補者予選編
14/20

7話 ハンター斎

卑猥な表現混じり、神山から借りたジャージのチェスト(女性向けのジャージなので本当はバスト)が大きくてダボダボ、

こういった洋服、結構大事な現金、絶望目録の核であるPC、暇つぶしのゲームやマンガ・・・etc

集まってくれたクラスメート12人には引越し業者の格好をして僕の荷物を神山家に持ってくるようだ。

外に出れない僕は水華と神山とでトランプゲームをやっていた。

「僕達だけこんなことしてていいのか?」

水華から取ったカードはババ。

「三和くんは恐れてないんだね、奴らに鍵を渡したけどもし奴ら全員がサボって家を荒らしてたら・・・」

神山は僕からカードを取った、僕は心の奥底で喜びながら持っていかれるババを見つめた。

僕達がやっているのはババ抜き。

「裏切られるかもしれないけど、そしたら二学期が気まずくなると思うよ」

水華は神山からカードを取り、

「チッ・・・」

舌打ちして僕にカードを向けた。

「僕はみんな裏切らないと思ってるな、そこまで脆い絆で半年間いたとは思えない」

騙されまいと出ているカードの右側を取ったらババだった。

「一つ言っていいか?」

僕は疑問を持った。

「「なに?」」

二人の声は揃っていた、

それはさておき。

「4回連続でババを取っているんだが・・・・・、さっきからババしか動いていないような・・・」

どうやらここにいる3人、ババを取っている。


***


呆れた3人はトランプゲームをやめ、3人はそれぞれのことをし始めた。

暇になった僕はベットの下で寝っ転がり、天界に行くアプリを起動させた。

ゆっくりと目を瞑って、死んだようにぐったりした。



見慣れた天界、中央の広場で神様が突っ立ていた。

久々に走りたくなった僕は全速力で広場に向かった。

1分後、

「来ると思ってたよ104番」

「みんなの前では敬語なのに、僕には私語かよ」

言い始めが思いつかなかった僕はポロリと一言言った。

「まぁ・・・今回は何しにきた?」

「91番の件だ、お前のことだから何もしてないと思うけど・・・」

言葉が詰まった僕は神様を見ると口元をニヤリとさせながらOKサインをしていた。

「許可はもらったよ、今から呼ぶかい?」

「いや・・・91番が来た時に呼んでくれ」

神様は頷いて、

「勝者にしては図に乗らないな~」

「当たり前だ、僕はそこまで外道じゃない」

僕は現実に戻るアプリを押して、

「急用を思い出した、帰らせてもらうよ」

「フッ・・・サヨナラ」

僕はバタリと倒れ、寝こむ。


***


現実に戻った僕は両手を床につけて全力で立ち上がろうとしたらベットと頭が追突した。

ぐったりした僕はほふく前進でベットの下から出て、リビングに向かうと14人がいた。

配達を任せた12人、さっきまでトランプをしていた2人。

「おっ・・・お帰りなさいませ」

神山はソファーから立って僕の方に向かい、耳元で

「あなたの言うとおり、裏切られなかったね」

「そうだね」

僕も耳元で軽くつぶやいた。

次に僕はボソリと、

「ところでみんなはこれからどうすんだ?」

僕以外の14人がキョトンとした後に東金が、

「今日はお前の奢りで焼肉パーティーって聞いてたぜ!!」

「はぁ?」

次に越後が、

「宿泊や運送、黙秘など色々お世話になってるじゃん」

「しょうがないのかな・・・、別にいいよ」

どうやら出費は全部僕が出すのか、みんなは盛り上がっていた。

ボッタクリだと思われるが神山に8万円を要求されたので払い、僕はベットに篭った。


***


涙目で夜を迎えた僕は芳香な匂いに誘われて寝室からリビングを覗いた。

そこは高校生と思えない光景だった。

「社会人の飲み会かよ・・・」

僕はボソッと呟いてリビングに入室した。

「あら祭次、顔色いいじゃん」

越後はいつから馴れ馴れしくなったんだ?

実際どうなのか知らないが機嫌は最悪だ。

「それよりなんだよこれ、夏休みのしおりに書いてあっただろ・・・飲酒喫煙薬物は厳禁って・・・」

床にはビール缶が積み上げられている。

「いや・・・前、見てよ」

越後が僕の首を無理やり右回しにすると、

「・・・・・叔父さん!!」

机の向こうにオールバックで赤茶色に髪の毛を染めた叔父さんがいた。

「心配して来たらいい事ばかりだ!」

黒服の雰囲気を醸し出している叔父さんに、

「もしかして裏切るの・・・・・か・・?」

「いや、仕事服だよこれ。このマンションのフロントで待ってた時に『例の人かしら』って囁かれたけど」

そりゃーそうだと言いそうになったが、

「私服に着替えないってことはすぐどっか行くのか?」

「まぁ仕事の詳細は言えないけど祭次関連のことでね、俺って優しいから祭次の味方でさ・・・情報を錯乱させるってのが大まかな仕事だ」

ハンターと言っていた叔父さんはどうやらブラックな職についているようだ。

「じゃあ叔父さんの周りにいる黒服全員は味方ってことか?」

6人全員叔父さんと似ている服装でビールを飲んでいた。

叔父さんは頷いて、

「来栖玲子サイドの団体と対立するものでね、まさか祭次が加わるとは思ってなかったよ」

14人は相変わらず焼肉を食べている中で僕は、

「叔父さんって仕事は何やってるんだ?」

14人は食事に夢中になっていて僕達の話は聞いていないのを確認した叔父さんは、

「昔まではハンターって言ってたけど、本当は派遣型の裏方なんだ・・・今回の件も裏で俺たちは働いているんだ」

「どういうことしてるんだ?」

「簡単に言っちゃえば下っ端の監禁や事情聴衆から主犯格の拘束や殺害。任務を達成すればお金がもらえるから俺はハンターって略させてもらっている」

「実は叔父さん、人殺しなのか?」

僕は恐怖で出てきた汗を手の甲で拭きながら尋ねた。

「俺はそこまで出来ちゃいない、俺は保護対象の防衛やデマの拡散をやっているだけだ」

「なら良かったのかな・・・叔父さん、絶対人殺しだけはやめてくれよ・・・」

「あぁ、俺はそこまで腐っちゃいないよ」

叔父さんはビールを一口飲んでスマホを弄りだしたので僕は焼肉を食べることにした。


斎兄いつきにい、そろそろ執行の時間だ」

叔父さんの部下らしき人物はビールを一気飲みして缶を空にした。

部下たちは次々と神山に一言告げて玄関に行く中で叔父さんは、

「俺はさり気なく帰らせてもらうよ、頑張れ祭次!」

「あぁ・・・ありがとう」

叔父さんも玄関に行った。


なぜ来たのか知らないが叔父さんの仕事を聞けて良かった。

スマホにメールが来たので開くと、

「8月1日の1時から二回戦目が始まりますって・・・」

どうやら現在8時だからあと5時間で始まる。

610番と当たって早く終わって貰いたい・・・・


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