【世界観および人物紹介】4/27更新
あったほうがわかりやすいと思うので一応。
随時更新します。
【世界観】
ヒロインの生国は、架空の大陸に存在する成望国。
この国は魔術師を擁するほか、最強の兵器として「騏驥」が用いられていた。
人から強大な馬へ姿を変える「騏驥」は、人の知性と獣の運動能力を持つ無二の兵器として、騎乗する騎士とともに成望国繁栄の一翼を担っている。
嫁ぎ先はネース国。首都アコット。
成望国とは遠く離れ、文化も気候も違う。
現王の統治は長く続いていたが、病に倒れてからは後継争いで国が荒れているという噂。
【登場人物】
◇スイ(翠)——ヒロイン
成望国の侯爵家の娘。
白磁を思わせる肌に、翡翠色の瞳。冬黒色の緩く波打つ髪は、いつも軽く結い上げている。
スラリと細く姿勢が良いので実際よりも背が高く見られがち。
嫡女であり、本来なら嗣子だったが、訳あって遠国に嫁ぐことが決まった。
両親と不仲で、子供の頃からほとんど屋敷から出ることなく過ごしている。
魔術石や魔術符を使えば魔術が発動できる。
◇テオフィロ=ローヴァルド——スイの結婚相手
ネース国の王太子
長身で引き締まった体躯。
長すぎず短すぎない、深い闇のような黒髪。
色の薄い灰青の瞳は、澄んでいながらも炎のような熱を秘めている。
彫像のような端正さを持ちながら、どこか微かな影を宿している。
佇まいも隙がなく、穏やかだが軟弱さは全く感じさせない雰囲気である。
現国王の第6王子で母親の身分が低いため、少し前までは「王子の一人」に過ぎなかったが、父王の病に乗じて兄たちを誅殺。王太子となった。
——と言われている。
◇ヒロインが嫁ぐ前の1~3話まで登場◇
ガリディイン(通称GD)
成望国の騎士。
深黒茶色の髪に、ほぼ同じ色の瞳。
背が高く、逞しさと共に貴族的な優雅さにも恵まれた男前。
父は代々王家に使える騎士の家系で、母親の先祖は他国から嫁いできた姫という名家の嫡男。
異国流の命名法を採っているため、名前が若干特殊。なので普段は通称で呼ばれている。
高位の貴族の家系という重圧を感じつつも、責任感と強い精神力で常に期待に応えている。
牝の騏驥と未婚の貴族の令嬢たちから、とても人気がある。
五変騎の一頭である"始源の黒"レイ=ジンを愛騏としている。