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第 1 話 魔法(1)

完全趣味で書きました、、、

付き合ってくれると嬉しい限りです。



「ん?ふえ??ふぁーもうあさ?」


 星々が眠り、太陽が昇り始めた朝。私は重い体をやっとの思いで起こし、寝癖のついた髪の毛をむしりながら急いで洗面台へ移動する。朝というのはどうしても苦手だ。


 櫛で髪をとかし、寝癖を治した。やはりいつ見ても何度見ても自分の可愛さには惚れ惚れしてしまう。はぁーなんで可愛いのかしら。なに?どうしてこんなナルシストみたいなことをするかだって?それはだねぇー、、おっとそんなことを言っているうちに出る(出勤)時間になってしまった。

 

 私は慣れた手つきで魔法を唱え、早着替えをする。そしてプレゼントでもらった杖とお気に入りの魔導書を抱え、身なりを整えた。そして鳥みたいに空へ飛び立つ。今日も楽しい1日が始まる!ドキドキワクワクな1日が……そんな一日があればどれほど良かった、、かなぁ……そんな妄想をしながら勤務場所まで向かう。


 ここは星魔王国クロエス。魔法が使える世界で最も権力を有している国家だ。この世界は実力が全てを決める実力主義の世界。強き者が上に行き、弱き者ほど上にはいけない、そんな残酷な世界だ。そんな中で私はこの国トップの学園教授をしている。まだまだ生徒たちは弱いが、それでも日々勉強に勤しんでいる。私もそんな生徒たちを見習なければならないと学園に来て学んだよ。

 なに?、どうしてこんなところで教授をやっているかだって?それは数日前に遡る。


 街中から外れた山奥。。あたりには家の1つもなく、大自然に囲まれている。もちろん田んぼもなければ畑もないそんな僻地だ。そんな場所なのだろうか天の川を綺麗に眺めることができる。そして辺りからはほんのり暖かい風がたなびいていた。それにつられて木々の葉や花々は歌うかのように揺れている。


 そんな中とある少女と老人は魔法を使い、戦闘をしている。その影響は凄まじく、あたりには大穴ができ、地形が凸凹している。悲惨な光景だ。


 「これを避けないと!しぬ!」

 目の前にはマンホールくらいの火球が迫ってきた。私はその火球を華麗によける。

 「ほらほらおぬしならまだまだいけるじゃろ?」

 師匠様は笑いながらいい、追加でさっきよりも大きい火球を無数に放ってきた。


 (こんなところで諦める訳には……って?!魔法が打てない!)


 私は魔法が使えないという予想外の展開に慌てふためきながら師匠様に訴えた。


「師匠様!マナが底をついたので一旦休ませてください」


 マナが切れた私は諦めて降参をした。それを察した師匠様は呆れながら放った火球を空中で爆発させた。私は疲労がとてもたまっているため高原の草むらで大の字となり寝そべった。

(ああ、今日も星は綺麗だ〜)


 今更だが自己紹介をしようと思う。私の名前はアリエス・アプリリス。史上最年少で星座と契約した16歳の人間だ。ここに来るまではかなりの時間と努力が必要だった。時には誰かと比較され、自分の才能を恨んだ時もある。しかしそんな中私を育て、鍛え上げてくれたのが今の師匠様だ。師匠様がいなければここまでこれなかっただろう。


「マナ切れとは情けない。それでよく星座と契約することができたな。」


「私だって思ってもいなかったです!それに、師匠様と比べたら私なんて足元にも……」


 私は地面の草をむしりながらそういう。


「確かにわしより劣ってはおる。それでもお前は星座と契約することができた。わしよりかは弱いかもしれぬが、そんじょそこらの魔法使いよりかは何倍も、何万倍も強い。星座契約者として、そこに誇りを持つんだ」


 そんな師匠様の励ましで泣きそうになってしまう。私は目をこすりながら、


「はい!師匠様!私も師匠様みたいな、みんなに輝ける星みたいになりたいです!」


 私はにっこりと笑いながら師匠様に言った。


「ふん、楽しみにしてるぞ」


 師匠はほんのり笑いながら言った。その笑いはいつにも増してとても暖かい気がした。そして私もいつしかみんなの希望の星みたいに人々を救える存在になりたい。そんな夢を叶えるために私は最強の魔法使いになったのだ。


気に入ってくれたら嬉しい限りです!

次回話はいつになるかわかりませんが読んでくれると嬉しいです

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