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今日の日と、また明日と  作者: 相馬新芽
1/1

第一話 私

1話

いつも、誰とも話したくなかった。

教室の外を眺め、毎日、通う意味を考えながら

なんとかの定理だとか、なんとかの法則だ。

いつ使うかもわからない、そんな、授業を聞き流していた。

誰とも話したくなかったけど、学校に拘束されていることは

嫌いではなかった。


最近の流行ダンス、そんな刹那な、流行に乗ろうと

動画を取ってるやつの、失敗してるところとか、

好きなこととか、最近のニュースとか

その話の中の矛盾とか、世の中に溢れた間違いを

心で笑うのが、好きだった。


友達は、必要なかった。

誰も必要としていなかったし、その均衡のなかで

平衡が保たれていたし、グループを作るときは

偽善者みたいな、そんな偽善の塊のグループにいれてもらえば

その場は、なんなくしのげた。

優しさを振りまく人は、可哀相だとか、そんな目線を送っていたのかもしれないが、気を使いまくっていたのは

そっちの方で、私自身は何も感じてなかった。


もしかしたら、その空間の人間とは全く違う知性の中で

この世界を、楽しんでいたのかもしれない。




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