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最弱イケメン~ボスの前に立つLv1~  作者: おじいちゃん
2/5

Lv2



 みんなの反応を見ながら、村長のいる部屋に向かう。

 村長は、この村で魔物や動物などで苦しめられていた人達を救った、元冒険者だ。今は引退しているが、そこら辺にいる冒険者よりはまだ強いと思う。一度どんな戦い方をするのか見てみたいな、などと考えているうちに、村長の部屋についた。




「村長!太田一成です!」

「入っていいよ~」

「失礼します」


この村長はなんだか考えや態度が軽いのだ。だから、みんなとも仲が良く、慕われている。



「カズ坊か~、成長したなぁ~。前まであんなに小さかったのに」

「前って、いったいいつの話ですか?」

「ん~、…10年くらい前かな」

「昔過ぎる!」

「まぁ、そんなことはいいとして、俺も早く仕事終わらせて酒飲みたいんだよ。だから、はい、ステータスカード」

「…村長がそんなこと言っていいんですか?」

「仕事は疲れるし、嫌じゃん。早く楽しいことしたい。そして、酒を飲みたい」

「軽っ!」

「じゃ、次の人呼ぶから。また今度な」

「あ、はい」



 村長…軽いなぁ…と考えつつ、自分のステータスカードを見る。


名前  太田一成

所属ギルド   なし

直接攻撃力 52 魔法攻撃力 0


直接防御力 53 魔法防御力 50


スピード 100 器用さ     302


スキル

『家事』『料理』『裁縫』『経験値譲渡』



 (ほとんど平均と変わらないな、器用さだけが凄く高いけど…スキルはこんなのがあるって習っただけで、スキルの能力はだいたいスキルの名前の通りって習っただけだし。

 それにしても、翔のステータスを見て、自分のステータスももう少しあると思ったが…期待しすぎたかな)



 スキルの詳細をもっと知りたいときは村から出て、王都の中心に行って少なくないお金を払わないといけない。



 この国、いや、世界に国と呼べるのはこの王都と呼ばれるものだけである。だからこそ、王都と呼ぶだけで名前はつけられていない。

 王都に暮らすのは主に貴族や、その護衛の魔法師、そして王様とその側近達である。


 王都に行くのも、薬を買ったり、商売をするためだったりと、余程のことがない限り、生きてるうちに王都に行かない人も少なくない。


 村では、基本的に物々交換であるため、余り物を売るために王都に行く人もいる。しかし、売って得たお金も基本的にはあまり使わないのだ。


 村でのお金の使い道は、薬を買ったり、食料を十分に収穫できなかったときぐらいだが、基本的に十分な収穫を得られない年もなかなかない。

 薬に関しても、病が出ても2~3日安静にしてるだけで直るので、お金を持っていても、使わない人が多い。

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