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最弱イケメン~ボスの前に立つLv1~  作者: おじいちゃん
1/5

Lv1

初めての投稿ですので、誤字、脱字などがあるかもしれませんが、よろしくお願いします!

始まりは良かった…はず




 とある村に太田一成おおた かずなりという青年がいた。




 彼は裕福とまではいかないが、優しい両親と共に楽しい日々を過ごしてきた。将来は両親に楽な生活をさせるため、家事を積極的に手伝い、一生懸命な勉強は毎回1位を記録し、近所のおじいさんの世話をしていた結果、体力も力もついて、なかなかスリムな体型を維持し続けた。顔立ちも良く、これらのことからも、彼は家族にも友達にも、それこそ村の人達全員から好かれる人物だ。




 そんな彼も18歳になり、成人として認められ、ステータスカードが渡される日がきた。

ステータスカードとは、直接攻撃力、直接攻撃からの防御力、魔法攻撃力、魔法攻撃からの防御力、スピード、器用さを表している。しかし、魔法を使えるのは魔法師を雇える貴族くらいで、それ以外で魔法を使えるのは、よほどの才能と運がない限り使えないのだ。


「これからステータスカードを配ります。呼ばれた方は私がいる部屋に入ってきて下さい。」


 村の役所で働いている村長の呼び掛けに、一人、また一人と人が入っては出てくる。様子を見るとジャンプして喜びを表すものや、肩をおとしてガックリしている人など、反応は様々だ。その中に友人の翔を見つけて、声をかける。


「よぉ!翔。Lvは全員1からってなってるからともかく、ステータスはどうだった?」

「ん?あぁ、かっちゃんか。平均より少~し高いくらいだったよ。魔法攻撃力以外はな。魔法関係は貴族じゃないから使えるわけじゃね~し。それよりステータスカードにさ~、『スキル』とかあるんだけど、これなに?」

「それを知らないのはお前が授業を寝てるからだ。普段からやってることで、一定の基準を超えたら『スキル』として登録されるんだよ。一般的なのはたしか…家事とか料理とかだな。お前のはなんかあったのか?」

「口で言うと疲れるし、ほい、カード」



名前  村上 翔

所属ギルド  なし


直接攻撃力 86 魔法攻撃力 0


直接防御力 77 魔法防御力 65


スピード  102 器用さ   139


スキル

なし




(たしか、魔法攻撃力はともかく、直接攻撃力と直接防御力と魔法防御力はそれぞれ平均は50ぐらいだったから、これ、けっこう凄くね?スピードは平均100だから、スピードは少しだけど、器用さは平均70くらいだったよな?…あれ?こいつけっこう恵まれてね?)


「お前…寝てばっかなのに、けっこう恵まれてね?」

「これが才能というものか…持ってる男はツラいぜ(ニヤリ)」

「にやけながら言うなよ、まったく。」

「次!太田一成様!」

「あ、呼ばれたし行ってくる」

「行ってら~」



村長の部屋に行く途中は、他の人達の様子を見ていたが、やはり人それぞれというものを表すように反応が多かった。




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