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成長型魔法使いと死神の飼い猫  作者: 稲狭などか
日常の中に見る君編
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プロローグ

日常回です(嘘だ!全て嘘だ!)


 俺は学園の机の上でとあるチラシを見ていた。


「運動祭!?」


 俺は目の前で腕を組んでいる美樹に叫ぶ。

 彼女はふん、と鼻を鳴らすと得意気に話始める。


「この祭は魔法の才能を存分に発揮できる良い機会よ? 闘技場、今はライヴ会場になっているけど、私が一年の頃はあそこで試合が組まれていたわ。今回は海の上に特設で会場が造られるからどんなに暴れても平気よ?」

「何をするんだ? 劣等クラスは全く観られないからわからないぞ?」

「大規模なトーナメント形式で競技をしていくの、最後は成績優秀者同士の決闘」


 戦い好きな奴らだ。

 

「あんたも、今年から優等クラスよね? 覚悟して起きなさい、プライド掛かってるから誰も手加減なんかしないわよ?」


 美樹は俺の隣の席に座る真紀にそう言うと転移魔法で自分の学年へと戻って行った。

 まぁ、学校行事だ。久しぶりに日常を楽しめるのは良いことだな。


「運動会みたいなものかな? お姉ちゃんはどんなことしても勝てって言ってたけど」

「真紀、正明はお兄ちゃんだろ? 俺前では誤魔化さなくていい」

「クセになってるだけだよ」


 笑ってそう言う真紀を眺めながら俺は平和な休み時間を堪能した。



 劣等クラスの運動祭は普通のスポーツ競技と本命のライヴパフォーマンスだ。と言っても体育館で行われる小さなライヴだ。

 正明は机に突っ伏して優等クラスのネクタイをカッターナイフでズタズタにしていた。妹を連れていかれたからだ。


「アイツらを憎しみで殺す」


 そんな正明にクラスの男子が何かの張り紙を正明へと引っ付けた。それはライヴパフォーマンスの求人だった。

 その参加者欄には名前が殆ど無い。


「正明! ライヴやってくれ!」

「ヤダ」


 即答して正明はネクタイをゴミ箱へと叩きつける様に投げた。


「頼む! ビジュアルでお前はドストライクなんだ! 俺達の代わりに出てくれ!」

「・・・・・・代わりに?」

「実はオーディションと日時が被ってよ、ライヴにはでられねーんだ。プロに慣れるか慣れないかのオーディションなんだ! 頼む、お前ならやれる!」


 正明は少し悩むような仕草をする。

 ケンプファーとした約束の日時は祭の翌日。正明らは参加しないつもりだったが、ライヴくらいなら大丈夫そうだ。


「わかった。でも、報酬はもらうよ?」

「助かる! じゃ、そう言う事で!」


 そう言うとバンドメンバーの生徒は何処かへ言ってしまった。


「ふふっ、どうせなら優等クラスのイベント顔負けにしてやるか」


 正明はそう言うと、デバイスを放り投げて特設の優等クラスが使う施設の地図を出す。

 その光景に周りの生徒は珍しいモノ見たさに注目する。


「今回のライブ・・・・・・優等クラスへのゲリラライヴにしてあげようよ。度肝を抜いてやろう、弱い連中からの有難迷惑で感動させてやる」


 正明の言葉に周りの劣等生達は喰いついた。


「いいね、この前の放送で飼い猫が言っていた事みたいに、少しでも変えて行こうぜ! 何で優等クラスと劣等クラスで分かれなきゃいけないんだ?」

「面白そう、で、伊達ちゃんってなんでそんなハイテクなの持ってんの? すっごく高そう」


 クラスの女子の言葉に正明はニッと笑うと一言。


「株に成功してね」


 正明は特設ステージの各所に正明は満面の笑みで仕込みの目星をつけ始めた。

あれは暑い夏の夜だった

俺の目の前に白い鎧が立った

奴はいとも簡単に犯罪者どもを倒した

一撃?背中の紅い翼

その光は魔力だった


紅い英雄、おとぎ話かと思ってたよ

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