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作者: あんちゃん

どれほど強く思ってても君がいなきゃ始まらない。

誰もが自分を超えられるんだ。

最後までウソついて他人を傷つける。

何もかも嫌になる前に先に行こうよ。

隠してないで。

いつか失ってしまうから。

お金じゃ愛は買えないんだよ?

知ってる?

お金もらえるから付き合ってる。

なんてどこの馬鹿の考えだよ。

お金なんていらない。

隣でいてくれるだけで幸せなんだ。

それが恋ってもんでしょ?

年とって何が何だかわかんなくなっても

最後まで愛し続ける。

どれほど手を強く握っても離れていってしまう。

それは人間が生涯を終わろうとする時だけ。

それ以外はなにがあっても離すな。

命に代えて守り続けろ。

守れないんならその恋終わりにしなきゃだよ。

大富豪は君を幸せにできるはず。

でもなにも持ってない私はどうしたらいいの?

君を愛し続けるしか出来ないんだよ。

それでも幸せなのかな。


言葉にすればするほど

違う物が出てくる。

一番悲しませたくない人を傷つけてしまう。

本当の自分だって隠しちゃう。


それだったら離れた方が良いって思っちゃう。

悲しいよ。

つらいよ。

寂しいよ。


なんて言えたらこんな事考えなくていいんだよね。

でもやっぱ不安は消えなくて

逆に増していく気がして。

それが怖くて素直になれない。

涙しか出なくなった瞳。

匂いやしぐさ

忘れたいのに忘れられない。

こんなに苦しい恋なんてしらないよ。

本気で悩んだの初めて。

本気で人を愛したの初めて。


10年目の記念日呼び出された。

別れ話だと思って泣きながら行ったら

指に冷たい感覚が。

指を見た瞬間私は夢だと思った。

指輪がつけられたのだった。


「まだ俺未熟でお前を泣かせる事しかできねーけど

 もうちょいしたら迎えに行くから

 そん時は俺のもんになれよ!」


涙しか出なくて彼を困らせた。


それから1年。


こんな悲劇に合うとは誰も思わなかったはずだ。


彼が事故にあって他界したのだ。

つらくて悲しくてまたあの時の記憶が戻った。


ツイッターである人にフォローされた。

その人とはすぐ仲良くなった。

すごく息があったからであった。

だがコメントに

「俺はいつまでもお前の事愛してるからな。

 その指輪ぜってーはずすなよ?

 必ずお前を迎えに行く。

 愛し続ける自信あるから。

 結婚しよ。」

すぐ彼だと分かった。

そのツイートを最後にふぉろわーから消されて

存在を消したのだった。


こんな最後まで愛してもらって

どれほど幸せか。


それから少しして私も他界した。

天国で彼と結ばれた。

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