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徒然超短編集

選挙公約(二百文字小説)

作者: 神村 律子

 立会演説会に行ってみた。


「我が党が政権を獲った暁にはデフレを脱却し、雇用不安を払拭し、外交問題を解決致します」


 ここでも奇麗事だ。選挙が終わればなかった事になるのは目に見えている。


「よろしくお願いします」


 出口でミニスカートの女性達がビラ配りをしていた。


 鼻の下を伸ばして受け取っているオヤジ達。


 隙を見てスカートを覗こうとして若い男が警備員に取り押さえられた。


 この国の行く末を暗示しているようで悲しかった。

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― 新着の感想 ―
[一言] たったの200字で、ここまでオチをはっきりさせて風刺をきかせられるその技術に脱帽しました。
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