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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第三章
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放浪

 答えを探して喜田は村を歩いた。すると三度喜田の前に黒服の男達と宮本栞が現れた。宮本は明るい声で聞いた。

「どうしましたか。暗い顔をして」

 宮本はかつてあの男と正義を掛けて戦ったことがある。そのようなことを思い出し喜田は宮本に聞いた。

「ウリエル。一か月前の通り魔事件であなたは負けました。その時あなたはどう思いましたか。」

「正義について改めて考えました。彼の正義は正しかったのかは分かりませんが、彼は強かったです。どんな権力にも組織にも彼は負けないでしょう」

「そうですか。ではどのようにしたら彼のようになれますか」

 喜田の問いに宮本はうれしそうだった。

「彼の正義を支持する方が上層部にもいたのですね。まずは自分の正義を支持する仲間を持つことでしょうか。でも彼はあの事件以来行方不明。噂では新メンバーを一緒に特命捜査をしているそうです。自分の正義を突き通すためにはそれなりの覚悟が必要です」

 喜田は宮本のこの言葉からあることを連想した。

「ありがとうございます。おかげで一つ謎が解けました」

 宮本は聞き返す。

「つまり東京に帰る日も近いということでしょうか」

「はい。明日には帰ることができるでしょう。もっとも謎はまだありますが」

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