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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第三章
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群馬県警上層部の結論

 その後喜田は旅館に帰った。旅館には赤城がいた。

「報告です。田辺彩花は六時編集長と電話をしていたそうです。目撃者が多数います」

「鉄壁のアリバイですか。こちらは馬場家の玄関前で宮川黄介に会いました。彼は神社で太鼓の修理をしていたそうです。証人は塚本八重子や他の巫女です」

「どちらにも鉄壁のアリバイがあります」

「中川にはアリバイがないので彼が犯人の可能性が高いでしょう。それと中川は自殺だと特定できました。彼の首に巻いてあった紐からは彼の指紋しか検出されませんでした。さらに平井村長が殺された第一の事件の現場で発見された犯人の物と思われる足跡は彼の物であると断定されました。三浦辰夫が殺された第二の事件についてはまだ捜査中ですが遺書も発見されたことから被疑者死亡で送検します」

 喜田には本当に被疑者死亡で片づけることが正しいのかが疑問だった。

「なんでしょう。何か違和感があります。彼にも犯行は可能でしょう。本当にこれが真相なのか分かりません。」

「上層部の結論は被疑者死亡です。警視庁上層部のあなたが何を言おうとこれは変わりません。」

赤城は感謝の意を示すとすぐに旅館を出た


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