表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第二章
26/37

心中事件の関係者

 喜田はこの報告を研究所の中で受けた。研究所で起きたガス爆発の現場検証をするためだ。研究所はまだガスや薬品の匂いがする。研究所を見て回ると防火金庫があった。数字のパスワードで開けることが出来るものだ。喜田は身元不明の遺体が発見された場所を思い出した。その場所はこの金庫のある部屋の隣だ。その部屋には紙が貼ってあったと調書には書いてある。その紙は焦げているため解読不能だった。

研究所を後にすると宮川がいた。

「宮川さん。ここで何をしているのですか」

「お供えにきました。十年前の心中事件で弟子が被害に遭いましたから」

 喜田は宮川の言葉に驚く

「お弟子さんですか」

「馬場家の次女。馬場美紀です。彼女にバイオリンを教えていました。彼女は才能があったので残念です」

 喜田はさらに質問を重ねる。

「他に心中事件の関係者にご存じはありますか」

「長女の馬場麻衣と田辺彩花は親友です。父親の馬場大輔と平井青兵衛は幼馴染です。後は馬場家の生き残り。馬場茜は事件後塚本八重子と暮らしていました。今は東京で仕事をしているそうですが」

喜田は人差し指を立てて聞いた。

「十時三浦さんの遺体が発見されました。死亡推定時刻は六時頃だそうです。最後に六時頃あなたは何をしていましたか」

「神社で太鼓の修理をしていましたよ。証人は塚本八重子や他の巫女さんです」

「ありがとうございます」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ