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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第二章
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不自然な自殺

 赤城は風呂場に向かった。そこには確かに中川の遺体がある。首には紐が巻いてあり、紐の先を両手で強く握っていた状態で発見された。

所持品を調べると意外な物が出てきた。

「自殺の可能性が高い。遺書がある」

 赤城は遺書を読んだ。

「三浦と平井を殺してしまった。この罪を償うために自殺します」

 この遺書に刑事たちは沈黙した。その後三浦の家の庭から靴が発見された。赤城は一応この家に出入りした人物を特定するために玄関のドアの指紋を調べるよう鑑識に指示した。

 それから十分後鑑識は赤城に報告した。その事実に赤城は驚く。

「玄関のドアの指紋からは中川の指紋は検出されなかった。住人の三浦以外の指紋は三つある。田辺彩花と宮川黄介の指紋だ。もう一つ指紋が検出されたのだがそれが誰なのかは特定できない。」


 赤城はこのことを喜田に報告した。

『中川さんが犯人ですか』

「遺書も見つかりました。物的証拠が見つかれば被疑者死亡で送検します。事件とは関係ないと思いますが田辺彩花と宮川黄介の指紋が玄関のドアから検出されました。これから二人に話を聞きます。」

『物的証拠が見つかりましたか』

「まだです」

『ではまた報告を待っています』


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