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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第二章
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身分を偽った人の証言

旅館に戻る道中再び黒服の男達に出会った。男達は喜田を見つけると敬礼を始めた。男達の意外な行動に喜田は驚いた。

「ウリエルは何処にいますか」

「別行動です。私たちは東京に帰ります。目的の映像が撮れたので」

「DVDの撮影は冗談だと思いましたよ。それに東京には帰れません。この村で殺人事件が起きました。犯人はこの村の中に潜伏していると思い群馬県警は検問をしているらしいです。事件が解決するまではこの村から一歩も出ることはできません」

男達は驚いた。

「本当ですか」

「はい」

「どのような事件なのかは知りませんが気になることがあります。三浦辰夫さんと交渉しようと探しているのですが何処にも彼の姿がいません」

「それはいつごろの話ですか」

「十八時三十分頃でした」

この証言は重要ではないかと喜田は思った。そのため彼は男達にある提案をする。

「その証言を捜査活動に使用します。それと提案ですがあなたたちは三浦辰夫に商談に来たただの会社員ということでいいですね」

 怪しい男たちの証言より商談に来た会社員の方が説得力のある証言ができるということだろう。身分を偽った人の証言に説得力がるのかは分からないが彼の提案に男達は首を縦に振る。


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