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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第二章
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遺体とは無縁の仕事

 喜田と一緒に村長を捜索していたのは宮川黄介。塚本八重子。中川宏一。の三人だ。

「後はお任せします」

 喜田のこの一言に一同は驚愕した。全員が事情聴取に付き合うものだと思っていたからだ。赤城はこの言葉の意味が分からなかった。

「どういうことですか。喜田さん」

「その通りの意味です。デスクワーク生活が長いせいか捜査が出来なくなってしまいました。どうも机の上で推理する方が私には向いています。それに久しぶりに遺体というものを生で見てしまいまして今にも失神しそうな状態なのです」

 参事官は現場で捜査をすることはない。主にデスクワークがメインの仕事なのだ。そのため長年遺体を生で見たことがない。これは新人刑事と同じと言える。

喜田は一言言うとこの場を去った。

「事情聴取の報告は口頭でお願いします。現場検証の結果は写真で構いません」

 赤城は佐藤に命令した。

「喜田さんに着いていけ。この森の道案内をしろということだ」

「はい」

 佐藤は喜田の後を追った。

「すみません。旅館まで送りますよ」

喜田はこの一言に振りかえる。

「よろしくお願いします」

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