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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第一章
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行方不明

 それから一時間が経った二十時。アクシデントが発生した。送り火祭りの実行委員会の一人が塚本に話しかけた。

「村長の姿がありません」

「いないだと。家にもいないのか」

「はい。家にも村役場にもいません」

「なにかあったのかも」

 塚本はある決断をした。その決断を実行委員会に伝えた。そして司会は彼女の決断を発表する。

「最後に村長が挨拶をする予定でしたが諸事情により省略します。」

 このアナウンスに喜田は違和感を覚えた。彼は実行委員長に質問する。

「警察です。平井村長は行方不明になったのではありませんか」

「はい。村長がここにいないのです。何か事故にあったのかもしれません」

 喜田の脳裏に最悪なケースが浮かんだ。そして彼は実行委員長に指示を出した。

「村人総出で捜索した方がいいでしょう」

「すぐ有線放送で村人に呼びかけます」

 五分後その有線放送は流れた。

『平井青兵衛村長が行方不明になりました。村長を目撃した人は交番に来てください。協力出来る方は一緒に村長を捜索しましょう』

 この呼びかけに多くの村民は賛同した。村民たちは村中を捜索した。しかし彼の姿はどこにもなかった。


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