スタンガンVS拳銃 3
喜田はこの者たちの行動に呆れた。
「待ってください。どういうことですか。なぜ暗殺をしない。あの電話があるまで暗殺をするき満々だったでしょう」
ウリエルはさらりと答えた。
「ここで死にたかったのですか。少しは感謝してください。寿命が延びたのだから。その代り次会った時は必ず殺します。覚悟してください」
逆に寿命が縮まったと喜田は思った。喜田は彼女を呼び止める。
「まだ話が終わっていません。警察だとは言いましたがまだあなたの味方だとは一言も言っていません」
「味方」
ウリエルはそう呟くと喜田は証拠を見せた。よく見るクレジットカードだがこれは違う。クレジットカード型会員証だ。このカードはクレジットカードとしても利用可能だが、会員証としても使用可能なのだ。
「君。パソコンを貸してくれませんか」
黒服の男達の一人はウリエルにパソコンを渡す。パソコンを起動させると喜田の持っているカードナンバーを入力する。そしてウリエルは驚愕の事実を知る。
『検索結果。アズラエル。ランクA』
「嘘でしょう」
黒服の男達はパソコンに表示された結果を覗き込む。黒服の男達は溜息を吐く。
「よかった。暗殺未遂で」
「こんなに弱そうな奴がランクAな訳がないでしょう」
黒服の男達の一人の暴言に周りにいた仲間は銃口を向ける。
「これ以上言ったら殺す」




