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評価・PV・ブクマ。あなたが書く理由とは?


 はいこんにちは~。

 このところ、こういう独立した考察系エッセイが増えてきたなあ。

 今回は「あなたはなぜ書くのか?」について考えてみたいです。

 よろしかったらお付き合いくださいませ~。


 さて本題。


「私(俺)の作品、読まれない。PVもブクマも少ない。もう作品も削除して筆を折ろうかな……」


 SNSにいると非常によく目にする物書きさんの嘆き・ぼやきのひとつですわね。

 ほとんど毎日のように見るかもしれへん、これ。

 べつに小説に限りませんけども、なにかしら創作活動をしようかという人には常について回る悩みのひとつかもしれません。


 私はこちら「小説家になろう」に(「ムーンライトノベルズ」も含めて)7年半ほどお世話になってきましたが、その中でお知り合いになった書き手さんの中にも同じ悩みをずっと抱えている人を何人も見てまいりました。そしてそういう方の多くが次第に小説を発表しなくなっていきました。


 え、私自身にそういう悩みはあらへんのかって?

 いや、そらありますよ。

 やっぱりせっかく書いたもん、だ~れにも見られへんのんって虚しくなりますやん。ごく自然であたりまえの感情やと思いますよ、それは。


 でも、ですよ。

 私はやっぱり、そこで皆さんにいちばん最初の「初心」を思い出してみたらどうかな~って思うわけです。

 まあもちろん、小さな子どもが絵を描いたり歌を歌ったり、踊ったりして、一番身近な人に見せるのはやっぱり「すごいね!」って言われたいからやと思うので、原初の衝動は「だれか(自分の好きな人・尊敬できる人から)褒められたいから」やったかもしらんねんけどね。


 でも、ほんまにそれだけやろか?

 本当に絵が好きな人、小説を書くことが好きな人、歌や踊りが好きな人って、無人島やとか、もしかして全人類が滅んだ世界にたったひとり残されたとして、それで表現することをやめてしまうもんかしらん。


 私はそうやないんちゃう? と考える派です。

 もちろんその場合は「ロビンソン・クルーソー」みたいに今日を生きるために必死で、それどころやないってことの方が多いやろうけどもさ。でもそのロビンソンかって、「今日はこんな作業をした。つらいねん、苦しいねん、さびしいねん」って日誌に書きまくってたっちゅうお話しやしね、あれも。


 ああ、なんや早速話がそれとる。ロビンソンとかどうでもええねんて。

 ええと、なんやっけ。そうそう。

 「自分がなんで書きたいのんか」を、他人からの反応の如何(いかん)にゆだねないほうが幸せになれるんとちゃう? っちゅうこと。

 だってみんな、自分が(そして読者が)幸せになるために書いてるんよね?


 そら、読者さんからPVが毎日たくさんもらえたり、ポイントやご感想やレビューやファンアートを頂けるのってめっちゃ嬉しいよ? そういう読者のみなさんのことは心から愛してるよ?(笑)

 でもそれはたぶん、「ボーナス」やねん。めっちゃ有難い、そして珍しい、神からの祝福みたいなもんやわ。そう思っときましょうや。

 たとえそれがなくても、ちゃあんとメンタルが「生活」していけるだけのもんをベースに持っとかんとあかんねんな、たぶん。


 せやから。

 自分が書くことの意味や理由は、ちゃーんと「自分の中にきっちりと」持っておきましょう。

 あくまでも、他人軸で動いたらあかん。

 どこまでも自分軸。大事なんはこれや。


 自分自身もそうやけど他人も人間やん?

 リアルな人生にはいろんなことがあるし、いつもいつも書き手を応援できる状況にあるとも限らへん。変な話、自分と同じように、いつ病気になるかも、最悪亡くなるかもわからへん。いつもいつも、同じコンディションで書き手を応援したり支えたりできるはずがない。

 そういう中で作品を推してくださるみなさんには感謝こそすれ、「推してもらえないこと」「褒めてもらえないこと」を理由に作品を削除してしまったり、ましてや筆を折るやなんて、もったいないことはせんでええと思う。結局、自分が損するだけやし。


 せやから。

 常に自分軸でいきましょう。

 「これは私が書きたいから書いている」でええ。

 PVとか評価とか、できるだけ気にしないように努める。SNSではしょっちゅうほかの人の「こんなにPV・ポイントもらえました~」とか「書籍化しました~」とかいう情報に触れてしまうので、それがしんどかったらちょっとSNSから離れるのも手やし。


 とにかくシンプルに考えよ?

 その方が書き手さんかって幸せになれるんちゃうかな。少なくとも、自由で幸せな気持ちで執筆がでけるんとちゃう?

「人さまからの評価は結果としてついてくるものであって、感謝はするし嬉しいけれど、それがないからといって断筆などする必要はない」

 これです。


 ちなみに短編はともかく、長編ならある程度の文字数にならないと読者がつかないっていうのはよくあることのようです。

 私なんかでも、十万字越えると見に来てくださる方が増える感じがするし。

 あとは、完結させること。マイページに完結作が多い人の作品は、たとえ連載途中でも見に来てくださる方が増えると思われます。要するに信頼度が高いんやね。「この人なら途中で投げ出さへんやろうな」っていう。


 ああそれと。

 今回は特に全体的に「趣味で書いている人」のことを念頭に書きました。

 これがプロになりたい人、現にプロである人であれば、結果を出すこと、数字を出すことは非常に大事なわけなので、単純に「自分が楽しく書ければええ」なんてことで済む話やないっちゅうのは理解しているつもりです。

 そこは間違わんとってほしいかな。

 もちろんプロはもっともっと「自分がなぜ書くのか」をきっちり見極めて内省し、客観視もした上で、日々戦うてはると思いますけどもね。


 今回はこんなとこかなあ。

 まあ、ともかく。

 お互いこれからも、日々、執筆頑張っていきましょ~。

 あくまでも「自分軸で!」


 ちゃんちゃん。


2023.1.14.Sat.

お読みいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] うん。 エッセイの論旨は、これも賛同ですねぇ。 [一言] だけど・・・あたしには全く、刺さりませんでした(苦笑) うん、当たり前。 あたしはそもそも、『書きたいから書いた』のではなく、『…
[一言] 刺さりました。 楽しいから好きな話を書いていると言いながらも自分が何に迷い込んでいたのか分かった気がします。 初心。書き始めた時の気持ちを改めて思い出しました。 突然失礼いたしました。 …
[一言] 色々考えさせられます とりあえずブクマしておきました これからも意欲的な切り口でお願いします
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