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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ローファーと卵焼き

作者: 温 泉

前書きはない。

カツカツ、コッツンコ、ピンピン。

今日も私のローファーは元気いっぱいのプリティーシューズ。怪しく黒光りしたこいつはまさしく相棒。母親に渇望。片時も離すことはなく、寝るときさえ一緒だ。


ちなみに名前はバビロ。(ちなみに私はバビロンって呼んでるよ!みんなよろしく頼んだ。)(あいよ!)


「トントン!今日も機嫌がいいね!」

「ありがとう…バビロンのおかげだよ!」

というのも元来小生は身体がか弱く、小さな白熱電球が暖かく照らす陰湿な病室で過ごす日々を送っていた。そこから解放してくれたのがローファーのバビロだった。


身体を悪くしていた頃は節々が痛み、四肢が震え卵焼きを作ることもできなかった。


「バベルン、今日のお弁当は卵焼きだけ弁当だよ」

「まーた卵焼きだけかーい!そろそろ別のものつくれーっ(笑)」


キーンコーンカーン


私のローファーが吠える。お昼の時間である。

「おいトントン!おかず交換しようぜ!」

とパワワップ君が呼ぶ。小生とは親しい間柄である。

というのも元来パワワップ君も身体がか弱く、小さな白熱電球が暖かく照らす陰湿な病室で私と共に過ごす日々を送っていた。


身体を悪くしていた頃は節々が痛み、四肢が震え卵焼きを作ることもできなかったそうだ。


「小生は卵焼きを捧げるでごわす、そちは?」

「俺も卵焼きをあげるよ!これで"トントン"だね」


「お前も卵焼きだけかーい!交換する意味ーっ(笑)」


今日もバビロンとその他との楽しい日常が始まる予感がする…


無論、後書きもない。

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