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백은소녀전기 〜戰姬亂舞 〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†
95/32667

『94』 ムカデ討伐完了





 ____キィンキィンキィンキィンキィンキィンキィンキィンキィンキィン!!ブォン!!ガキンッ!!_____




『ぶへぁっ………!!私が……小娘ごときに……………』






 _____ズドンッ………パキッ……パキッ…………_____






「はぁ……………はぁ………………勝った………のかな?」



 見事にゲームの大技、32回の高速連続斬りをムカデに決める事ができた。

 ムカデは、体がボロボロになって地面に倒れた。そこからはピクリとも動かなくなっていた。私は、おそるおそる動かないムカデに近付いてみた。そして、体を剣をそっと突いてみた。


 うん、本当に動かないみたいだね。てことは………死んじゃってるってことでいいのかな?これだけ体がボロボロなんだ。死んじゃっていてもおかしくないよね。

 

 やっと終わった………剣をしまって、静かにゆっくりと息を深く吸って吐いた。そして、その安心から全身の力が抜けて地面に座り込んだ。後、さっきの必殺技のせいで腕がプルプルと小刻みに震えていた。

 だいぶ無茶しちゃった………痛みとかは無いんだけど、小刻みに震えている。これは多分、そのうち無くなるでしょ。


 はぁ~、凄い強かった。こんな調子で進んでいったら体力が持たない気がする。始まってちょっとでこれって…………不安しか無いよ。ゲームでの流れで考えるなら、このお城を登っていくたびに敵が強くなっていくシステムだと思う。


 ラスボス的なのもいると思う。果たして、そんなラスボスキャラに勝てるのか?かなりキツいと思われます。



「アヤヒ!!おい!!アヤヒ!!」


「ラークさん………?ようやく、勝てたよ。あっ、ベテランさん」


「すまない………君みたいな女の子に、あんな敵の相手を任せるなんて。それどころか、仲間を2人も死なせてしまった。俺にはもう、この攻略の指揮を執る資格が_____」


「こうなること………いつかは来るって分かっていました。何も情報が無い、そんな場所で誰かが死ぬ………あってほしくないけど、それでも起きちゃうんですよ………でも、2人がやられたのを無駄にしちゃいけないと思います。2人のぶんも頑張って皆で生きて攻略しましょう。ベテランさんだって、入る前に自分も言っていたのを思いだしてください」


「アヤヒちゃん…………ごめん。自分が言い出したことから逃げそうになったよ。だけど、そんなの許されないよね。ここで逃げたら、2人の死を無駄にすることになる…………覚悟を決めろ、そう言ったのは自分じゃないか」


「皆で頑張りましょう!!」


「アヤテト…………アイツのことを心の底から凄ぇ奴だと思えるよ」


「良い奴と出会えたな。アヤヒじゃなかったら、ここまで尊敬するって思いは無かっただろうな」


「うぅ………うぐっ……!!アヤヒちゃん……!!」


「な、泣かないでくださいよ!?」



 うぇぇ~、こんなところで泣かないでくださいよ。

 これから、2人を天国にちゃんといけるようにしてあげなくちゃいけないのに。2人が安心していけるように、泣いているんじゃなくて元気そうな感じで見送ってあげないと。


 その方が2人も安心すると思う。2人だって、泣いて悲しんでいる仲間のことなんて見たくないだろうから。


 パーカーのポケットに入れておいたハンカチをベテランさんに渡して、それで涙を拭くように勧めた。ベテランさんがハンカチを受け取って、泣くのも止めようとしながら涙を拭いていた。

 

 これから先も、こういうことが起きるかもしれない………起きる可能性の方が高い。しかも、それは皆平等にそうなることがあるっていうこと。

 私だって、いつやられてもおかしくはない。たまたま、生きているってだけだから。たまたま、無茶しても生きているっていうだけだから。


 これからは、しなくていい無茶はしないようにしよう。皆に余計な心配をかけさせないようにしなきゃね。

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