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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
Musical in ABYSS

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8356/30554

☣⚣︎༆::::::❮❴❪百八十四❫❵❯::::::༆⚣︎☣

「よっ」








_____ガシャァァァァンッ!!_____










「……………特に、防犯の設備もされているわけじゃないんだな」



ここまでセキュリティがガバガバの状態で、明らかに聖遺物って思われるものをガラスケースに入れておくだけって………ちと管理が杜撰過ぎやしないかい?


多分、レプリカっていうわけじゃないだろうし。



ちなみち、ガラスケースの中に入っていたのは黒い布だった。大体平均的な掛け布団くらいの大きさのあるくらいの布だった。触り心地は…………ボロボロになったタオルケットくらいに固い生地だった。


というか、ボロボロになった黒いタオルケットじゃないの?コレ。



私は壊したガラスケースの中からタオルケットを取り出す。ただのタオルケットをこんな風に聖母マリアの銅像に目立たないようにしてガラスケースに入れて保管するなんて事はしないはず………


それに、何か不思議な力を感じる。


結構な年月が立っているはずのに、洗濯したばかりのような……柔軟剤の良い香りがする。柔軟剤の香りがするのに、布の質感はガチガチに硬いのは何故だろう?


何にせよ、本物の聖遺物であることは間違いな____








_____シュルルルルルルル……………____










「あ、おっ?」



端の方を掴んで持ち上げてみたら、思ったよりも大きかったわ。タオルケットくらいの大きさかと思ったら、普通に六畳一間の部屋くらいなら余裕で埋まりそうなくらいの大きさがあってビビってわ。


後、意外と重いんだな。これだけの大きさがあれば普通か。


引っ張った時に折り畳まれていた部分が床に落ちてしまったので、それも急いで回収する。


何となく、汚しちゃいけないようなものな気がしたから。


布を両手で抱き抱えるようにして立入禁止のエリア外に出て、その状態で再び礼拝堂の中を散策する。死角になっているところに何か置かれているのかもしれない。


見ようとしなかれば見えないところに重要そうな物を置いておく……………狙って置いてるんだよな、きっと。


何の意味があって置いてるのかは知らん。



(布…………良い香りなんだけど、布地がチクチク皮膚に刺さってて痛いな………)



この状態で敵に攻められたら、確実に一発食らうよな。


これ、カルテナさんのところに送っちゃうか。


多元時空錬成術式でカルテナさんのところに送ろうとしたら、何故か布が転移出来なかった。多元時空錬成術式は確実に発動していたのに、転送が出来なかった。


………………この布に、多元時空錬成術式が打ち消されたのか?


詠唱していないから、術式の効力は弱くなっているけども………両手で抱えられるくらいの布を転移出来ないなんて事は有り得ない。人間だって何十人何百人………何千何万っていう単位で飛ばせるくらいなんだから、こんな布一枚が任意の場所に送ることが出来ないっていうのは有り得ない。



ちょっと、術式を強めに組み込んで転送させた方がいいのかな?



後、気のせい………じゃないな。


布の質感が変わったんだよ。さっきまでボロボロでチクチクと皮膚に刺さるような質感だったのに、今は柔らかいフワフワとした薄地の掛け布団のような感触になってる。


えっ、なんで?どゆことすか?

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