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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†
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『79』 連携プレー?

 2人がドラゴンのことを煽りながら、一生懸命自分達に振り向かせようとしていた。子供っぽい煽り方をしていたけど、この際、隙をちゃんと作れるようにしてくれたら何でもいい。

 


「ドラゴンさぁ~ん、貴方の相手はこの私ですのよ~?」


「はいっ!!はいっ!!はいっ!!はいっ!!」


『ちょこまかと………鬱陶しいぞ!!』





 ____ブォン!!ズドォン!!_____ 





「どぅぅへへへっ~」


「ひゃっほい!!ひゃっほい!!」



 2人とも、相変わらず変なノリをしているのには変わりは無いけど、ちゃんとやることはやってくれている。意外と2人の煽りに乗っかってくれるドラゴン。割と冷静に対応されるかと思ったけど。

 まぁ、あんなハイテンションな煽りをされたら、誰だってイライラするよね。私だってイライラするもん。煽りの天才だよ、あの2人は。

 煽られてイライラしているせいか、攻撃が雑になっている。もともと怒っているせいで、威力はあるけど攻撃が結構雑だったのもあったから、攻撃自体は少しかわしやすくなっているのかもしれない。


 ドラゴンは、2人の相手に集中している。今なら、攻撃を仕掛けても決まるかもしれない。


 2人が同時にドラゴンに攻撃を仕掛ける構えをして、ドラゴンがそれを受けようとする動きを見て、狙いから私が外れたと思って、瞬間移動をしてドラゴンの頭の近くに飛んだ。

 そして、両方の剣に炎を纏ってドラゴンの頭に叩き込もうとした。






 ____ゴォォォォ!!!!_____







「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


『………………………………遅いな』


「えっ………………?」






 ____シュン!!____






「……………ッ!?お、おい!!消えちまったぞ!?」


「まさか………閃光スキルだと!?あのスキルをドラゴンが扱うなんて………!!どうなっていやがるんだ!!」




 


 ____キィィン!!バキッ!!____






「うぅ………!!げほっ…………!!」


『白い人間。私が貴様から狙いを外したと思ったか?そんなわけ無いだろう。この2人の相手をしているとき、常に貴様のことを見ていたぞ』


(ヤバい…………モロに攻撃食らっちゃった………まさか、グーパンチで攻撃してくるなんて………)



 攻撃が決まるかと思ったら、寸前のところで瞬間移動をされてかわされてしまった。それどころか、後ろに回られて背中にグーパンチを食らった。

 あの筋肉の塊のような大きな体から放たれたグーパンチは、相当な威力と重さで、無意識に体を守ろうとして出てきたと思われる灰色の方のスキルが無かったら、全身の骨が粉々になっていたところだった。


 地面にも叩き付けられた衝撃も相当なものだった。普通の人間だったら死んでるよ。あんなの食らって、思い切り地面に叩き付けられて、生きている方がおかしいくらいだよ。


 

「それにしても………瞬間移動をするなんて、全然予想していなかった。あんなに大きな体を見て、そんなことをするなんて思わないよ………」

 

「アヤテト………大丈夫か?」


「なんとか、ね………ちょっと口の中が血の味がするし、体のところどころが痛むけど」


「女の子が口から血を吐いてドラゴンに向かっていくなんて………そんなことするの、お前くらいだぞ?」


「ですよね…………イテテテ………」



 いくら攻撃を和らげたって言っても、あんな威力のすこぶる高い攻撃を食らったんだ。体が痛くないわけがない。変な痛みを受けたせいで、指先とか感覚が無くなってきているし。

 でも、動くには動くから大して気にしていない。時間が経てば治ると思うし、そんなことをいちいち気にしていたら、絶対に勝てない。


 さて、どうやって倒したものか。常に私を見られているとなると………不意打ちは無理って事になる。それならもう……正面からぶつかってやる!!

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